【感想・ネタバレ】ナイフをひねればのレビュー

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Posted by ブクログ

〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズ4作目。いま最も刊行が楽しみなシリーズの一つである。

本書の魅力は、何といっても、現実と虚構がごちゃまぜになったメタ性にある。作者のホロヴィッツが探偵ホーソンのワトソン役で登場し、ホロヴィッツの周囲の人物や出来事がことごとく実名で描かれるのである。

お世辞にも良好な関係性を築けているとはいえないホーソンとホロヴィッツだが、今作ではホロヴィッツがホーソンに契約の打ち切りを宣言するところから物語が始まる。しかし、このシリーズでは毎回悲劇に見舞われるホロヴィッツ。今回はなんと殺人事件の犯人に仕立て上げられてしまうのだ。こうなっては頼れるのは、あの男しかいない。そうホーソンだ。

ミステリのお手本のようなレッドへリングの数々。解決編では何度も「おお、あれはそういう意味だったのか」と思わされた。翻訳も軽快で読みやすい。ますます円熟味を増している本シリーズだが、ホーソンの秘密も小出しにされつつある。まだまだ続刊の予定のようで、今後が楽しみだ。

ちなみに、本作は現実の出来事も織り込んでいるので、私はホロヴィッツのお顔をネットで確認し、脳内で補って読んでいる。架空の人物であるホーソンの顔については、英国の俳優ゲイリー・オールドマンを当てはめているがいかがだろう。

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2024年05月12日

Posted by ブクログ

ホーソーン&ホロヴィッツシリーズ第4弾。安定の読みやすさと面白さだった。今回は他でもない、語り手のホロヴィッツが序盤から大ピンチに陥って、ホーソーンの助けが必要になるという、これまでとはちょっと違う展開だった。
このシリーズは実在の場所も多くて楽しい。事件の舞台になるボードヴィル劇場(Vaudeville Theatre)も検索すると出てくるし、ホロヴィッツが犬を連れて散歩するセント・ジョンズ・ガーデン(Saint John’s Gardens)もGoogle Mapで発見! ロンドンに行きたくなるなあ。

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2024年04月07日

Posted by ブクログ

毎度面白さが更新してるの本当にすごい…
解説の三橋氏が詳細に書いてくれているのだがワトソン役をしているのが作者自身で書かれてる経歴や作家としての仁義も事実なのに完全フィクションの探偵役、殺人が調和しているのに毎度詠嘆。。。

随所にイギリスのどこからどこへ向かってとか電車が遅れててとかテムズ川近くの低層マンションの最上階などなど英国の風景が臨場感(ワトソン役が追い詰められ続けて、こちらも前のめりに読んでるのもあるが)を持って伝わって来る。翻訳の人も本当にプロだな…と思う。この間イギリスに旅行したので本当に風景が目に浮かんできた…。本当に素晴らしい翻訳。

今回のワトソンは劇は公演中止、殺人容疑で留置所に拘束、寝ず食わずで調査とシリーズ随一で運がなく、還暦過ぎてるのに心身に全く容赦なくて笑った。作家自身だから問題ないね!(笑)※本の中では還暦近くだったっけな…

ともあれ、今回の本はそこまでカササギ殺人事件のような多量の伏線が貼られているわけではないが最後のホーソーンの言葉に自分の中のバイアスを指摘させる…という ハッとするどんでん返しがとても素晴らしい…。控えめに評価しても☆5です。

次の本「close to death」の翻訳も楽しみ…!がんばって英語でも読んでみようかしら…

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2023年12月16日

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ホロヴィッツが書いた脚本による劇を酷評した劇評家が殺され、ホロヴィッツが疑われるハメに。前半では劇団関係の人を中心に描かれ、後半では被害者がそのほかの事案で恨まれていた事実について明らかになる。険悪ムードになっていた友人のホーソーンがなんだかんだ助けになってくれて、仲がいいんだか悪いんだか。とはいえ、ちっちゃな痕跡も推理に組み込む様はさすがだ。

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2023年12月12日

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非常にテンポよく話が進みます。
これまでのホロビィツのシリーズの中でスピード感があって、1番好きかも。
話が順序よく進んでいくので、ストーリーに乗って読み進められます。
しかし、ホーソーンの過去について、語り手のホロビィツが気になるのはわかるけど、あんまり嗅ぎ回るのは下品だわぁとちょっとツッコミをいれたくなりました。

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2023年11月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ4作目
相変わらず自虐ネタ満載の作品
ついに著者が殺人容疑者に

ミステリーとしては、ちょっとパワーダウンかな
良くも悪くも古臭さを感じる展開
容疑者を一堂に会して犯人が明かされますが、後でホーソーンがその意図を・・・

少年犯罪に関しては国の違いを感じるも、どこの国も課題を抱えているものですね

著者がまた一歩、ホーソーンの謎に迫るのは期待が膨らみます
謝辞までに、虚実が織り交ぜられるとは

後書きによれば、次作は新たな展開になるようですね

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2024年03月29日

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ネタバレ

ホーソーン&ホロヴィッツシリーズ4作目。今回も王道な感じでおもしろかった!
アンソニーと同じく、少しずつホーソーンについてわかっていける感じがシリーズ読んでる〜!て嬉しくなる。

毎回気の毒な目に遭うアンソニー。今回はまさかの殺人犯として逮捕される。
ほんと毎回自分をよくこんな可哀想な目に遭わせられるな…笑
そしてポンコツ具合がやばい。ホーソーンの文句ばかりなくせして困った時はホーソーン!
そしてホーソーンが嫌がってるのにぐいぐいホーソーンの生い立ちやらを知ろうとする。本人に聞くだけでなく周りにも聞いちゃうしカマもかけちゃう。
口うるさい相棒すぎる。
そういえば後半のファンレターが人違いだった話はなんのフォローもなくただの恥のワンシーンだったな、そんなところは哀れでかわいいアンソニー。

今回の被害者ハリエットはよくこいついままで生きてたな?!てな嫌な奴だった。
グランショー警部も相変わらず鼻持ちならない奴だし…
そして最後真犯人に対して特にフォローもなかったのが切なかった…彼はどうしてたらよかったんだろう

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2024年03月29日

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子供の頃にシャーロック・ホームズを読んで育ったので、この現代版シャーロックはいいね。まだまだなぞに包まれてるので今後も楽しみだ。

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2024年03月26日

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ネタバレ

・あらすじ
ホーソーン&ホロヴィッツシリーズ第4弾

ホロヴィッツ作の舞台をこき下ろした評論家が殺害された。数ある証拠はホロヴィッツ関与を示しており逮捕されるのも時間の問題…
ホーソーンに依頼し真犯人を見つけ出す!

・感想
相変わらずの2人のやり取りが面白かった!
ホロヴィッツのコミカルな場面ではきちんと作者の意図通りに笑ったし、ホロヴィッツの信念というか昨今問題にあげられる事柄へのスタンスが書かれていて興味深かった。
謝辞まで含めての本編なので、そこがまたメタ的にみると面白い。
早く続き読みたいー。

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2024年02月25日

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ネタバレ

ホロヴィッツの念願叶い、自身が脚本を手掛けた「マインドゲーム」がロンドンのヴォードヴィル劇場で公演されることに。
ところが、初日の公演後程なくして絶大なる影響力を誇る劇評家ハリエットの酷評記事を目にすることになる。
関係者達は初公演後の気の高ぶりにより劇場の休憩室で内輪パーティを催していたところだったが、冷水を浴びせられた形になり散会。
そしてお決まりごとかの如く翌日発見されるハリエットの遺体。

第一容疑者は酷評を呼んだ張本人でもあり、記事の中で責任を負う者と名指しされたホロヴィッツ。
凶器はおろか動機、遺留品、監視カメラの映像までもの不利な証拠が揃っており、やや強引にではあるが留置所で一晩明かすはめに。
そこへ現れる救世主、物語冒頭で4作目以降の執筆契約を巡り仲違いしたはずのホーソーン。

相変わらず本心の見えない独特の間合いをもつホーソーンと、終始そわそわ落ち着きのないホロヴィッツのコンビ。
この2人の掛け合いが楽しくて、読み心地抜群。

関係者の一人一人を追っていく過程は意外と直線的ではあるが、明かされる断片的な情報だけでは、ぼんくらな自分では全くもって全貌を構成出来ない。
大団円にて明らかになった一連の「何事も見かけ通りではない」的複雑な結びつきに、なるほどー。
冷静に考えると、偶然に偶然が重なるくらいの結びつきのようにも思えるのだが、まぁいいんです。
そんな突っ込みを入れるのは野暮ってもので、ただただ受け身にその展開とツイストに流されていくのがこのシリーズの楽しみ方。

ちょっとずつ明らかになっていくホーソーンのいわくありげな過去と現在も、この先に向けての良い誘い水。
いゃあ、安定だわ。

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2024年02月24日

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このシリーズ、ずっと鉄板に面白い。凄い。

ごく真っ当に、奇抜な手段を使わずにシンプルな謎解きミステリをやっているだけなのに、ぐいぐい読ませるし、驚かされるし、無駄なく洗練されたプロットに感動する。毎回こうなのだから、ブラボーというしかありあません。

今回は探偵役のホロヴィッツが犯人に疑われるという、これもまたミステリの王道なパターンを行くわけですが、どこかふてぶてしいホロヴィッツ氏のキャラクタもあって、悲愴さよりもさてどうこの窮地から逆転していくのかな、というワクワク感のが募りました。ぎくしゃくしているホーソーン氏との「相棒」関係もまた楽しめました。この辺の人間関係のリアリティが良いなと思います。

作中では事件の端緒となる劇評や、実在の事件をネタにして作られた本といった、実際の人物を題材として私益を得ようとする「仕事」に対しての、きっと作者自らの警鐘・問題提起が含まれていて、ただの事件解決物としない苦味があり、とても読み応えがありました。

次作も期待を充分にしつつ待ちたいと思います。

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2024年02月18日

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同時並行できない不器用な自分はある試験勉強が終わったので、やっと読書ができるようになり積読してたこれを読みました。
やはりアンソニー・ホロヴィッツの推理小説は安定した面白さだね。
ホーソーンが何者かまた少し見えてきました。
まだまだシリーズは続くようで楽しみです。

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2024年02月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ホーソーンシリーズ四作目。相変わらず面白い。

現実と虚構をうまく噛み合わせて読者の興味をぐいぐい引きつつ、過去の殺人とか色々てんこ盛りなのに作中時間は短い。スピード感すごい。

ホロヴィッツがグランショー警部にいじめられてるところとか読んでいてちょっとダレちゃったんだけど、締めはとても良かった。文化盗用や少年犯罪など…現代を生きる作家なんだなぁと妙に実感した。

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2024年01月29日

Posted by ブクログ

安定の面白さ!
間違いないし、多分今後も間違わないシリーズ。
作中のホロヴィッツは若干頼りない奴に描かれているけれど、実際の作家としては実力充分の技巧派だ。

ただ、不謹慎ながら今回の被害者には全くもって100%同情の余地を感じなかった。
大概、冒頭から嫌なヤツって、話が進むにつれて『実は!』みたいに…異なった一面が見られるのが王道だったりするものが、コイツはただただ終始嫌な女のままだった。

一時期、『ワンピース』など人気の漫画を考察した攻略本的なモノが結構出回っていたが、何でも商売になるんだなぁと思うと同時に、他人様が心血注いで作った作品をはたが好き勝手言う事で自分の懐を潤そうなんざ、やってることは寄生虫と変わらないんじゃないかと思った。

本に限らず、今作のように舞台や音楽、絵画など、兎角表現を批評し、それを生業とする者達には、その内容を斟酌したり改竄する必要性は皆無だけれど、そのお陰様で飯が食えるのだと言う敬意はあって然るべきだとも思う。

何せ批判や揶揄なんて簡単で誰にでも出来る割に俯瞰で物を見られている様な神様的錯覚に陥りがちで、けれどもその実、自分は何も生み出してはいないのだから。

とまぁ、ここまで綴って考えたのは、
今これを記している自分も、これでお金を頂くでもなく、あくまで読書感想文ではあるものの、あんまり辛辣に書いていると、いつかナイフをひねられかねない…のでは?

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2024年01月23日

Posted by ブクログ

どちらかというと「ホーソーン&ホロヴィッツシリーズ」よりも「アティカス・ピュントシリーズ」の方が好みなのですが、今回は大変楽しめました。
ホロヴィッツの独白・語りがストーリを進めていくのは毎回のことですが、今回は自身が容疑者となり逮捕までされてしまうので、ますます絶好調というか愉快です。書いてる本人も楽しいだろうなあ。
ホロビッツを毎回読み終わるとシェークスピアをちゃんと読んでおかないと、演劇を勉強しなうといけないなと思います。

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2024年01月07日

Posted by ブクログ

ホーソーンとホロビッツのコンビ話だが、今回は納得の面白さ。これまでの作品は何となく良く出来すぎていたが(面白かったが、ちょっと切れすぎという感じ)、この作品は謎解きも面白く楽しめた。やはり話がとても上手いのは間違いない。今回はホロビッツ自身が被疑者になるというアイデア勝ちか。

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2024年01月03日

Posted by ブクログ

安定の面白さ。
今回はホロヴィッツが殺人の容疑をかけられ、ホーソーンを頼るというもの。
複雑すぎずわかりやすいし、ホロヴィッツが逮捕されるかもしれないという緊迫感もあり面白かった。

義理の兄ローランドと対面したり、謎の男モートンが切り回しているらしい組織など、ホーソーンについても少しずつ明かされてきていて今後の展開も気になる。

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2023年12月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ホーソーン&ホロヴィッツシリーズの最新刊。
今回はいつにも増して不運なアンソニー(トニー)が殺人容疑でされる。そこでホーソーンに助けをもとめる。再逮捕までの限られた時間の中真犯人を見つけられるのか?!

いつもながらというかいつも通りというか。おもしろかったです。ただこれまではそれなりにひどい目にあって同情もやむなしではあったトニーですが、今回はなんかあんまり同情する気にならなかったな。絶望の誤認逮捕こそ気の毒ではああったけど、なんだかんだ(法を一部犯してまで)助けてくれたホーソーンにもっと感謝してもいいんじゃないかと思ったり。そのわりにホーソーンが隠したいであろうプライベートを、善意で泊めてもらったにもかかわらず、漁ろうとする様はあんまり気持ちのいいものじゃなかったかな。まあシリーズでだんだんとホーソーンの過去を小出しにっていうのがあるからなんだろうけど、もうちょっとやり方ってものがなあ。
今作は「ホーソーンが頭が切れるけどちょっと嫌な奴でトニーが不運ではあるけど気のいい男」みたいな印象が逆転してるように思いました。

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2023年12月15日

Posted by ブクログ

ええっ!ホロヴィッツがホーソーンと袂を分かつ??
そんな時にホロヴィッツを襲う悪夢のような事態!!
さて どうなっていくのか……
あぁ 面白かった。。

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2023年12月13日

Posted by ブクログ

今回は劇作家としてのホロヴィッツが殺人犯として逮捕されという出だし.ホーソーンが活躍するのはいつものことだが,少しずつホーソーンの背景がわかってくるのが楽しみだ

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2023年12月13日

Posted by ブクログ

今回はアンソニー・ホロヴィッツが逮捕されてしまう!
続きの本を書くことを断ったのに、無実を証明して欲しいとホーソーンに頼むあたりが、ホロヴィッツらしい?
最初はあんまり仲良くなかったのに、結構息があったいいコンビになったなー。
ホーソーンの秘密もこれから徐々に明らかになるのかな、楽しみ。

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2023年12月11日

Posted by ブクログ

手を出す時が来たか!ホロブィッツシリーズは今の所全部読んでいます。新作が出るのがたのしみでしたが、前作が自分の中では今一つで気乗りしませんでした。読み始めるとホーソーンと何やら仲違いしてるし。殺人犯に仕立てられるし。なにやら面白そう。ホーソーンの過去も段々分かる箇所も出てきて。また晋作が待ち遠しくなってしまいました。

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2023年12月26日

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ネタバレ

サクッと読めた。
面白かったが、設定や推理パートは陳腐でこれまでの作品のようなワクワクする面白さはなく、その裁きは死と似たような読後感。
チリアンのように一度過ちを犯した人間が社会復帰するには相当な努力と運が必要なのだと思う。どの国でもこれは重要な課題だなぁ、としみじみ思う。
どうでも良いけど、これも社会派ミステリーと呼ぶのだろうか…

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2024年04月23日

Posted by ブクログ

王道で楽しく読めた。
劇場に戻り、一つずつ解明されていく場面は、やはり気持ちよく驚かされる!
それにしても、こうやって自分を殺人犯とする証拠が次々出てきて反論できなかったら…と思うと怖い。私には"ホーソーン"はいないし笑 

ホロヴィッツが紹介してくれる舞台、見たい!

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2024年04月13日

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「われわれの契約は、これで終わりだ」探偵ホーソーンに、彼が主人公のミステリを書くのに耐えかねて、わたし、作家のホロヴィッツはこう告げた。その翌週、ロンドンで脚本を手がけた戯曲の公演が始まる。いきなり酷評する劇評を目にして意気消沈するわたし。ところがその劇評家が殺害されてしまう。凶器はあろうことかわたしの短剣。逮捕されたわたしには分かっていた。自分を救えるのは、あの男だけだと。〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズの新たな傑作登場!

事件を追いかける側だったトニーがまさかの容疑者になってしまい拘留されるという事態に。パニックに陥るトニーは、今回も心配してるんだかしていないんだか、相変わらずのホーソーンに振り回される。いいコンビになりつつあるけれど、本当の意味では自己開示しておらず謎に包まれたままのホーソーンには少し焦れったい気持ちも。謎解き自体は最後までわくわくしながら読みました。過去の事件が関連して遡るというのはクリスティをモチーフにしていたりするのかな?

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2024年02月22日

Posted by ブクログ

このシリーズはもはや、殺人事件の概要よりもホーソンの過去・人物像がどう明かされていくのか、ホロヴィッツの推理と色々ついてなかったり残念なところの描写(笑)が楽しみになってきている。まだシリーズ続く様なので、次の話の展開に期待。

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2024年02月20日

Posted by ブクログ

大好きなホーソーン&ホロヴィッツシリーズの4作目。ホロヴィッツが殺人の疑いで逮捕される、という衝撃はあったものの、事件そのものは複雑なものではなく、ホーソーンの捜査の過程はそれなりに楽しめた一方で、真相に意外性を感じなかった(犯人が分かっていた訳ではないけども)のと、真相解明後が少し物足りなく感じたので今回は星3つ。今まで謎の多かったホーソーンのことをまた少し知ることができたのは良かった。まだまだシリーズは続くようなので、次作も楽しみ。

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2024年01月29日

Posted by ブクログ

とうとうホロヴィッツが容疑者に!
自分が容疑者ということで、今までで一番ホーソーンが自分事として推理を本気でしていた気がする。
ただ私の好みの問題だが、今作は最後の犯人明かしの場面以外あまり盛り上がらず、少し退屈だと感じてしまった。

少しずつ少しずつ、ホーソーンの人となりや過去が明かされている途中
ホーソーンとホロヴィッツの間には確実に信頼関係が生まれている。
次の作品ではどうなるのか楽しみ。

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2024年01月22日

Posted by ブクログ

ホロヴィッツとホーソンのシリーズ。とある殺人事件の容疑者にされてしまうホロヴィッツをホーソーンが相変わらずの癖強推理で解決していきます。演劇関係の話題も多く、好きな人にはそこも魅力的かも(自分はそうでもなかったですが)。最後の、ポワロばりの謎解きショーという王道も最高。ホーソーンのプライベートが垣間見れるのも新鮮。

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2023年12月04日

Posted by ブクログ

主人公である語り手が殺人容疑で逮捕されるというミステリー愛好家の期待を高める最高の導入部。
しかし、物語が進んでもイマイチ盛り上がってこない。
う〜〜ん。
けれど終盤、犯人を明らかにしたホーソーンの指摘によって作者はハッキリと犯人に至るヒントを確かに書き記していた。
漫然と流し読みしてたら気づかない伏線の数々。
今回も心地よく驚かされました!
まだまだシリーズは続いていくみたいなので続刊も楽しみに待ってます!

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2023年11月25日

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