【感想・ネタバレ】ナイフをひねればのレビュー

あらすじ

「われわれの契約は、これで終わりだ」彼が主人公のミステリを書くことに耐えかねて、わたし、作家のアンソニー・ホロヴィッツは探偵ダニエル・ホーソーンにこう告げた。翌週、ロンドンの劇場でわたしの戯曲『マインドゲーム』の公演が始まる。初日の夜、劇評家の酷評を目にして落胆するわたし。翌朝、その劇評家の死体が発見された。凶器はなんとわたしの短剣。かくして逮捕されたわたしにはわかっていた。自分を救ってくれるのは、あの男だけだと。〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズの新たな傑作!/解説=三橋曉

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

ホーソーン&ホロヴィッツシリーズの4作目。
相変わらず、文中に隠されているヒントをきちんと組み込めば、犯人も動機もしっかり判明するはずなのに、最後の伏線回収で圧倒される。俺みたいなヒネてないミステリー読者ってコスパ良いわぁ。

ホロヴィッツ作品なので本格ミステリーの醍醐味は言わずもがな。この作品の面白みは、イギリス好みのちょとヒネ(くれ)ったユーモアが満載されていること。ホロヴィッツ(ややこしいけど登場人物の方)のダメっぷり、被害者になる演劇評論家のクソっぷり、コケにされる警察官のイヤみっぷりとやり返されるカタルシス。

シニカルなオモロい描写に引き込まれているうちに、重要な手がかりを読まされているという…ホロヴィッツ(ややこしいけど書いている方って書くと余計ややこしい)はだから油断ならない。

0
2025年06月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。
アンソニー自身が容疑者ということもあり、緊張感があって最後まで飽きずに読み進められた。
真犯人や動機そのものについてはそこまでの驚きはなかったけど、容疑者たちに話を聞きに行く度に自分に不利な証言などが出てくるアンソニーが気の毒でその焦りやいらだちが共感できて面白かった。

0
2025年03月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回もまた犯人を当てれず…でもこれが楽しい。
5作目も読みたいのだけれど、楽しみなあまり最新刊を読まずにまだ取っておきたいという気持ち。
ホーソーンという人間がわかってきたようで、まだまだ謎だらけ。
ガツガツとホーソーンに踏み込もうとする作中のホロヴィッツに、毎度ヒヤヒヤさせられている。

0
2025年01月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

推理小説としては面白かった。子供の頃にしてしまった、イタズラでの殺人事件が関係していたのだけど、少年のお兄さんと友だちがたまたま同じところにいたのは不自然だと思った。

0
2025年03月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回は、全ての証拠が犯人は作者でもあるホロビッツであることを示している、という状態からスタート。読者はそんなことはありえないと思いつつページを捲ることになる。最後の解決はちょっと盛り過ぎかな。

0
2025年02月17日

「小説」ランキング