【感想・ネタバレ】ナイフをひねればのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ4作目
相変わらず自虐ネタ満載の作品
ついに著者が殺人容疑者に

ミステリーとしては、ちょっとパワーダウンかな
良くも悪くも古臭さを感じる展開
容疑者を一堂に会して犯人が明かされますが、後でホーソーンがその意図を・・・

少年犯罪に関しては国の違いを感じるも、どこの国も課題を抱えているものですね

著者がまた一歩、ホーソーンの謎に迫るのは期待が膨らみます
謝辞までに、虚実が織り交ぜられるとは

後書きによれば、次作は新たな展開になるようですね

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2024年03月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ホーソーン&ホロヴィッツシリーズ4作目。今回も王道な感じでおもしろかった!
アンソニーと同じく、少しずつホーソーンについてわかっていける感じがシリーズ読んでる〜!て嬉しくなる。

毎回気の毒な目に遭うアンソニー。今回はまさかの殺人犯として逮捕される。
ほんと毎回自分をよくこんな可哀想な目に遭わせられるな…笑
そしてポンコツ具合がやばい。ホーソーンの文句ばかりなくせして困った時はホーソーン!
そしてホーソーンが嫌がってるのにぐいぐいホーソーンの生い立ちやらを知ろうとする。本人に聞くだけでなく周りにも聞いちゃうしカマもかけちゃう。
口うるさい相棒すぎる。
そういえば後半のファンレターが人違いだった話はなんのフォローもなくただの恥のワンシーンだったな、そんなところは哀れでかわいいアンソニー。

今回の被害者ハリエットはよくこいついままで生きてたな?!てな嫌な奴だった。
グランショー警部も相変わらず鼻持ちならない奴だし…
そして最後真犯人に対して特にフォローもなかったのが切なかった…彼はどうしてたらよかったんだろう

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2024年03月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・あらすじ
ホーソーン&ホロヴィッツシリーズ第4弾

ホロヴィッツ作の舞台をこき下ろした評論家が殺害された。数ある証拠はホロヴィッツ関与を示しており逮捕されるのも時間の問題…
ホーソーンに依頼し真犯人を見つけ出す!

・感想
相変わらずの2人のやり取りが面白かった!
ホロヴィッツのコミカルな場面ではきちんと作者の意図通りに笑ったし、ホロヴィッツの信念というか昨今問題にあげられる事柄へのスタンスが書かれていて興味深かった。
謝辞まで含めての本編なので、そこがまたメタ的にみると面白い。
早く続き読みたいー。

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2024年02月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ホロヴィッツの念願叶い、自身が脚本を手掛けた「マインドゲーム」がロンドンのヴォードヴィル劇場で公演されることに。
ところが、初日の公演後程なくして絶大なる影響力を誇る劇評家ハリエットの酷評記事を目にすることになる。
関係者達は初公演後の気の高ぶりにより劇場の休憩室で内輪パーティを催していたところだったが、冷水を浴びせられた形になり散会。
そしてお決まりごとかの如く翌日発見されるハリエットの遺体。

第一容疑者は酷評を呼んだ張本人でもあり、記事の中で責任を負う者と名指しされたホロヴィッツ。
凶器はおろか動機、遺留品、監視カメラの映像までもの不利な証拠が揃っており、やや強引にではあるが留置所で一晩明かすはめに。
そこへ現れる救世主、物語冒頭で4作目以降の執筆契約を巡り仲違いしたはずのホーソーン。

相変わらず本心の見えない独特の間合いをもつホーソーンと、終始そわそわ落ち着きのないホロヴィッツのコンビ。
この2人の掛け合いが楽しくて、読み心地抜群。

関係者の一人一人を追っていく過程は意外と直線的ではあるが、明かされる断片的な情報だけでは、ぼんくらな自分では全くもって全貌を構成出来ない。
大団円にて明らかになった一連の「何事も見かけ通りではない」的複雑な結びつきに、なるほどー。
冷静に考えると、偶然に偶然が重なるくらいの結びつきのようにも思えるのだが、まぁいいんです。
そんな突っ込みを入れるのは野暮ってもので、ただただ受け身にその展開とツイストに流されていくのがこのシリーズの楽しみ方。

ちょっとずつ明らかになっていくホーソーンのいわくありげな過去と現在も、この先に向けての良い誘い水。
いゃあ、安定だわ。

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2024年02月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ホーソーンシリーズ四作目。相変わらず面白い。

現実と虚構をうまく噛み合わせて読者の興味をぐいぐい引きつつ、過去の殺人とか色々てんこ盛りなのに作中時間は短い。スピード感すごい。

ホロヴィッツがグランショー警部にいじめられてるところとか読んでいてちょっとダレちゃったんだけど、締めはとても良かった。文化盗用や少年犯罪など…現代を生きる作家なんだなぁと妙に実感した。

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2024年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ホーソーン&ホロヴィッツシリーズの最新刊。
今回はいつにも増して不運なアンソニー(トニー)が殺人容疑でされる。そこでホーソーンに助けをもとめる。再逮捕までの限られた時間の中真犯人を見つけられるのか?!

いつもながらというかいつも通りというか。おもしろかったです。ただこれまではそれなりにひどい目にあって同情もやむなしではあったトニーですが、今回はなんかあんまり同情する気にならなかったな。絶望の誤認逮捕こそ気の毒ではああったけど、なんだかんだ(法を一部犯してまで)助けてくれたホーソーンにもっと感謝してもいいんじゃないかと思ったり。そのわりにホーソーンが隠したいであろうプライベートを、善意で泊めてもらったにもかかわらず、漁ろうとする様はあんまり気持ちのいいものじゃなかったかな。まあシリーズでだんだんとホーソーンの過去を小出しにっていうのがあるからなんだろうけど、もうちょっとやり方ってものがなあ。
今作は「ホーソーンが頭が切れるけどちょっと嫌な奴でトニーが不運ではあるけど気のいい男」みたいな印象が逆転してるように思いました。

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2023年12月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

サクッと読めた。
面白かったが、設定や推理パートは陳腐でこれまでの作品のようなワクワクする面白さはなく、その裁きは死と似たような読後感。
チリアンのように一度過ちを犯した人間が社会復帰するには相当な努力と運が必要なのだと思う。どの国でもこれは重要な課題だなぁ、としみじみ思う。
どうでも良いけど、これも社会派ミステリーと呼ぶのだろうか…

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2024年04月23日

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