アンソニー・ホロヴィッツのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ・作中作と実際に起きた殺人事件とのリンクを探していく、という主人公スーザンの追体験を楽しめる作品であり、これは探偵役がいわゆる「素人探偵」である作品の特権であると感じた。本作が読者に対して「フェア」に手がかりを配置する上でも重要な役割を果たしている。
作中作で、本物のミステリ小説よろしく表紙、帯にあるような煽り文、献辞等も挿入されていることを新鮮に感じたが、それが謎解きに一役買っていてかつ手がかりが巧みにカモフラージュされていることに感嘆した。ミステリにおけるセオリーである「『違和感』が気のせいである』ことなんてない」という感覚を自身で体験できたのも嬉しい。全て謎が解かれた今、改めて『愚者の代 -
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ネタバレ『カササギ殺人事件』のアンソニー・ホロヴィッツは、ホロヴィッツ本人が出てくるシリーズもあるということで読んでみました。
資産家の老婦人ダイアナ・クーパーは葬儀社を訪ねて「わたし自身の葬儀の手配をお願いしたいの」と依頼した。葬儀社にとってこのような依頼は決して珍しくはない。契約は滞り無く行われた。だがその6時間後、ダイアナ・クーパーは殺された。
自分の葬儀手配の当日に?彼女は自分の身の上の危険を察していたのだろうか?
…という話を脚本家で作家のアンソニー・ホロヴィッツに知らせたのは、彼が担当する警察ドラマのアドバイザーのダニエル・ホーソーンだ。彼は元刑事で、なんかやらかして辞職したらしいけ -
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Posted by ブクログ
ここ最近読んだミステリーの中では、「靴に棲む老婆」以来の満足度である。絹の家とは何なのか、どこにあるのか、何のための場所なのか、という極めてシンプルかつ闇の深い謎に挑む物語となっており、純粋な真相の面白さ以前に設定・雰囲気が個人的にどストライクであった。
海外ミステリー作家の中で正直アンソニー・ホロヴィッツの作品はあまり好みではないのだが、この「絹の家」に関しては非常に面白かったし、何より物語の展開は古き良きミステリーの魅力に溢れていた。やはり多くのミステリーを読めば読むほどホームズ、クイーン、ポー、etcなどの凄さが改めて理解されられる。作風としてのホロヴィッツは好みではないが、やはり期待 -
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Posted by ブクログ
常にウェルメイドな現代本格ミステリで楽しませてくれる、安心・安定・信頼の作家ホロヴィッツのホーソーンシリーズ5作目。
今回は趣向を変えて、過去の事件を扱っている。
高級住宅地の嫌われ者が殺され、住人たち全員に動機があるという設定から、地道なアリバイ崩しが展開されるのかと思いきや、現在と過去を行き来しながら、あまりに早々と明かされる犯人、謎の有能な相棒、怪しい組織など、かなり盛り沢山の内容になっている。
そしてシリーズ随一のトリッキーな真相の後の、今後にも影を落としそうな苦い結末。
素晴らしい作品だが、おそらく次作は更にこれを超えてきそうな予感。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレホーソーン&ホロヴィッツシリーズの4作目。
相変わらず、文中に隠されているヒントをきちんと組み込めば、犯人も動機もしっかり判明するはずなのに、最後の伏線回収で圧倒される。俺みたいなヒネてないミステリー読者ってコスパ良いわぁ。
ホロヴィッツ作品なので本格ミステリーの醍醐味は言わずもがな。この作品の面白みは、イギリス好みのちょとヒネ(くれ)ったユーモアが満載されていること。ホロヴィッツ(ややこしいけど登場人物の方)のダメっぷり、被害者になる演劇評論家のクソっぷり、コケにされる警察官のイヤみっぷりとやり返されるカタルシス。
シニカルなオモロい描写に引き込まれているうちに、重要な手がかりを読まされ