アンソニー・ホロヴィッツのレビュー一覧

  • マーブル館殺人事件 下

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    シリーズ久々の新作 
    もったいないから少しづつ読み進めて でももう読み終わっちゃった

    2重構造のミステリが今回も見事に成立しててどっちの話も面白くて あぁっもうっ ってなる

    作中の重要なパーツである「ちっちゃくっても」シリーズの話もあぁさもありなんでよかったし
    アティカス・ピュントの章をアランの遺作じゃなく新人が続編を書くって展開もなるほどって感じ
    この手を使えば無限に話ができそうですよね
    巻末の解説に実際次の話も鋭意執筆中ってあったからね
    まあパワフルな主人公スーザンも社長になっちゃったし御歳も召してこられたから
    でもそれならそれで新展開もできそうだし

    読み終わった瞬間から次回作が楽し

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    2025年11月09日
  • マーブル館殺人事件 下

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    毎回
    の作品に飽きたという声がきこえないのが不思議だったが、気持ちわかる。読んでいて、つい自分もアリバイを考えてみたりとか、全く作品の中の出来事に入り込んでる。それが今作の強みかな、ずっとシリーズを読みたいな。

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    2025年11月04日
  • ヨルガオ殺人事件 下

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    ネタバレ

    イギリスの作家、言わずと知れたアンソニー・ホロヴィッツのアティカス・ピュントシリーズ第二弾。まさかの『カササギ殺人事件』の続編。

    このシリーズは順番に読むことを強くお勧め。
    『カササギ殺人事件』が未読なら、あらすじも読まない方が良い。それくらい何も言えない作品。

    なのでまさかの続篇にも驚いたが、一度で二度美味しい前作同様の仕掛けが、どのタイミングで入ってくるか楽しみにしながら読めた。

    これまで読んだホロヴィッツ作品では、驚き度やミステリとしての良さは他作品の方が上かもしれないが、総合的にはこの『ヨルガオ殺人事件』が一番。高品質という言葉がこれほどまでに合う作品はないかなぁと。三作目の『マ

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    2025年11月02日
  • マーブル館殺人事件 上

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    ホーソーン&ホロヴィッツシリーズよりこっちのほうが好き 
    ここ数年こっちは出てなかったから待望の一冊

    アティカス・ピュントの続編を主人公が因縁浅からぬ新人作家が書くって展開で一冊で2つの物語が楽しめる
    本作のタイトルとかにも本編とは関係ないわかる人だけに分かる遊びが仕込んであるんだろうなぁ ミステリマニアじゃないから多分一生わからないけど

    下巻が楽しみ さあ今から読むぞ

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    2025年11月02日
  • ナイフをひねれば

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    ホーソーンシリーズ4巻目!
    今のところ、これが1番おもしろかったです。
    あらすじを読んだときから期待していましたが、期待を上回るストーリーでした。
    最初から最後まで、ページをめくる手が止まりませんでした。

    今回は、現代社会の「今」を感じる場面が印象的でした。読者に訴えかけるような内容になっているのも、とても良かったです。
    また、アンソニーとホーソーンの関係がどんどん掘り下げられていく感じがあり、
    ますます目が離せなくなったな!と思いました。

    次巻、そしてこれから出版されるであろうシリーズも、とても楽しみです。

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    2025年11月01日
  • マーブル館殺人事件 下

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     今作はアティカス・ピュントシリーズを別の作家が書き継ぐという趣向が新しい。抜擢されたのはちっちゃな家族シリーズで世界的人気を誇る児童文学作家ミリアム・クレイスの孫のエリオット・クレイスだ。スーザンは彼の「ピュント最後の事件」の原稿をもらうのだが、そこにはクレイス家の人間を戯画化したようなキャラクターたちが描かれていた。過去にアランがシリーズの中に隠していた悪趣味な秘密を思い出したスーザンは、すぐにエリオットに家族のことを問いただす。すると、彼の口から語られるのはミリアムと「ちっちゃな家族」に支配された哀れな家族の姿だった。さらにはミリアムの死についても秘密があることを仄めかすエリオットは、あ

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    2025年10月30日
  • ヨルガオ殺人事件 上

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    ネタバレ

    詳細な感想は下巻で。

    四年近くぶりにこのシリーズを読んだが、ホーソーンシリーズより好きかもしれない。非常に良い。
    そして、ここでくるか!というね笑

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    2025年10月28日
  • ヨルガオ殺人事件 下

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    本編の中に入れ子となる小説があり、その中に前日譚となる小説がある。それぞれが本格的なミステリとなっていて、非常に盛りだくさん。

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    2025年10月26日
  • マーブル館殺人事件 下

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    下巻もすごかった!
    特にクリスティ好きな自分には、もうたまらない体験だった。

    最終章で大広間に一族が全員揃う、この古典的なシチュエーションには、なぜこんなにもワクワクしてしまうんだろう。
    私も一族の一人になって物語に潜入して、じっくり、ゆっくり楽しんだ。
    そして今回はなんと!……書きたいけど、これは読んでからのお楽しみで( ・×・)チャック

    スーザンについては、もう……学習能力ゼロすぎて笑うしかない。
    「どうしていつも望んでもいない場所に送りこまれるはめになるのだろう?」
    いやいや、いつも自分から前のめりで行ってるじゃない!笑
    「いつになったら私は学ぶのだろうか?」
    一応反省はしてるみたい

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    2025年10月20日
  • マーブル館殺人事件 下

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    ネタバレ

    「ちっちゃな家族」心温まる大人気のベストセラー児童書シリーズ。
    その著者が自分の家族にはとても酷い仕打ちをしていた事実。
    様々な辛さを抱えていたエリオットの死は切なかったし、今作でピュントの事件が最後となっているのもやっぱり切ない。
    ピュントとヴォルテールの間に生まれた絆が最高に良かったなー。
    アンドレアスとの別れはちょっと悲しかったけどブレイク二ーとの出会いはスーザンにとって必要だったと思う。
    やっぱりクレタ島でのホテル経営より編集者のスーザンの方が何倍も輝いてる✨
    続編があるみたいで楽しみ⸜(*˙꒳˙*)⸝

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    2025年10月19日
  • マーブル館殺人事件 上

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    現実の人物をモデルに、小説の登場人物を描いているので、人物像が交錯し、家族の証言を聴き進めるほど謎が深まります。ミステリーの中にミステリーがあるの、ホントに贅沢です。編集者のスーザンがエリオットの作品にケチをつけるところが、編集者って大変、著者もひとつの作品を作るのって大変と感じました。

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    2025年10月19日
  • マーブル館殺人事件 上

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    贅沢だ――!こんなに上質で極上なミステリーが読めるなんて幸せ。
    今回も作中作になっているため、一冊で二つの物語を味わえる。

    お寿司と焼肉を交互に食べているような感覚。「このウニ、美味しい〜」と感動していたら、次に“最高の厚切り牛タン塩”が出てくるような。そして、その二つが絶妙に絡み合って、何倍にも美味しくなるみたいな!?いや違うかな?
    とにかく贅沢で幸せなのは間違いない。

    前作の終わり方から、どうやって続編を作るのかと思っていたけど、なるほど、この手があったか!

    作中作ピュントシリーズは、クリスティのような世界観で一気に惹き込まれる。
    今回は「館」で起きる一族の揉め事という、まさに私の大

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    2025年10月19日
  • マーブル館殺人事件 下

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    いやー 最高です

    下巻
    小説の中に隠されているかも知れない殺人事件を元の起こる殺人事件は、とんでも無くスリリングに展開し行くし、シリーズ1の「カササギ殺人事件」から続く事でもあり頭がクラクラしそうだが一気に読み終えてしまった。
    終わり近くでまた、来るよ来るよ危ないよ!と言う感じも読み飽きない部分です。

    今から読まれる方は是非、「カササギ殺人事件」「ヨルガオ殺人事件」の順に読むことをおすすめします。
    数年先にはシリーズ4も有るらしいですよ。

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    2025年10月18日
  • マーブル館殺人事件 下

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    「また会う日まで、わが友よ(オー・ルヴオワール モ・ナミ)」

    はい、一粒で二度美味しいでお馴染みの『アスティカス・ピュントシリーズ』です
    いや、二度どころじゃないから!百八十度(三角形の内角の総和)くらい美味しいから!

    探偵が関係者を集めての謎解きをする
    この探偵小説のオールドファンが涙にむせびながら咆哮する名場面が二度も堪能できるわけです
    しかもどちらもとんでもない傑作
    もう2億円くらいあげて下さい
    頼みますこれはもうお頼みします
    あ、ユーロか?いやイギリスEU離脱したからポンドか…1ポンドは今200円くらいだから…ってもういいわ!金の話はもういいわ!

    そして本作最大の見どころは、主人

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    2025年10月18日
  • マーブル館殺人事件 上

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    はい、今年も来ましたアンソニー・ホロヴィッツの新作
    創元社が各種ミステリー賞狙いでこの時期にぶつけてきやがるのよね

    そして、今作もエグい
    まずはほんとその手があったか!の作中作『アスティカス・ピュント』シリーズを亡くなった作者に代わって、新人作家に引き継がせるっていう
    言われてみたら、ありなんだけど、サクッとしれっとやってくる

    また、構成も凄いのよ
    マジどこぞの敏腕ディレクターか!っての
    CMに入るところの切り方が絶妙なのよ
    もう一瞬たりともチャンネルを変えさせないぞ!っていう
    CM明けちょっとでも見逃したくない!ってところで場面転換ね
    上手すぎだよホロヴィッツ!
    ほんと目が離せないのよ

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    2025年10月16日
  • ヨルガオ殺人事件 下

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    ネタバレ

    ・作中作と実際に起きた殺人事件とのリンクを探していく、という主人公スーザンの追体験を楽しめる作品であり、これは探偵役がいわゆる「素人探偵」である作品の特権であると感じた。本作が読者に対して「フェア」に手がかりを配置する上でも重要な役割を果たしている。
    作中作で、本物のミステリ小説よろしく表紙、帯にあるような煽り文、献辞等も挿入されていることを新鮮に感じたが、それが謎解きに一役買っていてかつ手がかりが巧みにカモフラージュされていることに感嘆した。ミステリにおけるセオリーである「『違和感』が気のせいである』ことなんてない」という感覚を自身で体験できたのも嬉しい。全て謎が解かれた今、改めて『愚者の代

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    2025年10月16日
  • マーブル館殺人事件 上

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    上巻まで

    なるほど、読み始めはフワッと、そしてまたどこまでが事実なのか物語なのか不明な気分を味わうのだが、これも物語
    上巻終わり近くイライラさせて、早く下巻を、続きを読みたくさせる。

    うまいな〜ハマってしまうな〜

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    2025年10月16日
  • メインテーマは殺人

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    ネタバレ

    『カササギ殺人事件』のアンソニー・ホロヴィッツは、ホロヴィッツ本人が出てくるシリーズもあるということで読んでみました。


    資産家の老婦人ダイアナ・クーパーは葬儀社を訪ねて「わたし自身の葬儀の手配をお願いしたいの」と依頼した。葬儀社にとってこのような依頼は決して珍しくはない。契約は滞り無く行われた。だがその6時間後、ダイアナ・クーパーは殺された。
    自分の葬儀手配の当日に?彼女は自分の身の上の危険を察していたのだろうか?

    …という話を脚本家で作家のアンソニー・ホロヴィッツに知らせたのは、彼が担当する警察ドラマのアドバイザーのダニエル・ホーソーンだ。彼は元刑事で、なんかやらかして辞職したらしいけ

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    2025年10月13日
  • ヨルガオ殺人事件 下

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     本編と作中作のフーダニットだけでも面白いのに複雑に絡み合った人間関係と巧妙に仕組まれたミッシングリンク、果ては冤罪疑惑を晴らすための主人公の奔走まで本格ミステリー、エンタメとして最高だった。帯通り『アガサ・クリスティーへの完璧なオマージュ』だった。

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    2025年10月11日
  • マーブル館殺人事件 下

    Posted by ブクログ

    相変わらず素晴らしい。
    編集者が作家から預かった原稿の中の事件と、その編集者が現実世界で巻き込まれる事件が複雑に絡む、一作で二度美味しい作品の第三弾。その分登場人物も二倍になるから巻頭の登場人物一覧を何度か見直す必要があるけど。
    アティカス・ピュントシリーズの新たな書き手も見つかったので、今後のシリーズ展開が非常に楽しみ。

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    2025年10月11日