アンソニー・ホロヴィッツのレビュー一覧
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ホーソンもの5作目。安定感と意外性の両方をこのクオリティで維持出来てるのがすごいなあと毎回感心。
しかしながら、なぜホーソンが犯人逮捕迄持ち込まず、敢えて違う解決策を取ったのか、が理解及ばず。証拠不十分を恐れたのか? でも木の根本を掘り返しさえすれば証拠は出てきただろうしなあ。
自分の推理力に関しては、冒頭の登場人物一覧をよく見たら同じ苗字のひとがいるのを見落としたり、そもそもその姻戚関係は目眩しで特段トリックとは関係なかったり、別の場所での転落事故との関連を全く読めなかったり、といいように弄ばれた。それがカタルシスではあるけれど、少しくらいはかすってみたい。
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Posted by ブクログ
葬儀に向かう人々の様々な思いとそれぞれの秘密。ある場所に集まる人々の内面を描きながら、人物紹介と謎を仕込む。クリスティー作品ではおなじみの秀逸な物語の導入手法をこの小説は踏襲している。しかも舞台は1950年代のイギリスの田舎。作者が偉大な先達にオマージュしているのはすぐに感じられた。特に『葬儀を終えて』と『象は忘れない』を私に思い出させた。それとは別にこの作品の特徴は上巻だけでも普通のミステリーの2、3倍の謎と伏線を仕込んでも話が破綻せず理解しやすいところだ。これは作者がものまねではなく実力のある作家である証拠だ。そして上巻最後に語られる探偵の衝撃の一言。サービスたっぷりの上巻を読み終えて、下
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Posted by ブクログ
ネタバレホーソーンが関わった過去の事件。
高級住宅地リヴァービュー・クロース内の新参者ケンワージー一家はいわゆる″最悪の隣人″だった。
深夜に大音響のカーステレオを鳴り響かせて帰ってくる。共有の私道に車を乗りつけ他の車の通路を塞ぐ。子ども達は制御が効かず中庭で暴れ放題。そうかと思うと他人のペットの立ち振る舞いには苦情をわめき散らす。
何とか穏便に和解しようと話し合いの場を持とうとしてもドタキャンにより不成立。
これじゃあ埒があかないと思っていた矢先、一家の主ジャイルズがクロスボウで喉を射抜かれ死体で発見される。
クロスボウの持ち主はリヴァービュー・クロース内の住人の一人のものだが、他の住人も持ち出 -
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Posted by ブクログ
イギリスの作家アンソニー・ホロヴィッツの長篇ミステリ作品『ヨルガオ殺人事件〈上〉〈下〉(原題:Moonflower Murders)』を読みました。
アンソニー・ホロヴィッツの作品は4年前に読んだ『モリアーティ』以来なので久し振りですね。
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*第1位『このミステリーがすごい! 2022年版』海外編
*第1位〈週刊文春〉2021ミステリーベスト10 海外部門
*第1位『2022本格ミステリ・ベスト10』海外篇
*第2位〈ハヤカワ・ミステリマガジン〉ミステリが読みたい! 海外篇
〈上〉
『カササギ殺人事件』から2年。
クレタ島で暮らす元編集者のわ