アンソニー・ホロヴィッツのレビュー一覧

  • ホロヴィッツ ホラー

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    ネタバレ

    ノリにノってる(当時)アンソニー・ホロヴィッツのYAホラー作品。
    血の影がちらつく不気味なバスタブ、撮ると悲惨な結末が待っているカメラ、勝ち馬の予言が現れるコンピュータなど9編。

    う~ん、どうなんでしょう。
    日本のいわゆる怪談ものとか恐怖の話的なものの中にもこういった筋の話はあるような気がし、あまり新鮮味は感じなかった。
    強いて言うなら舞台が海外なので中高生が読むには国内小説とはちょっと違う雰囲気のホラーが楽しめるかなっていう程度。

    おそらく全編書き下ろしなのだろうけど、トリッキーなわけでもなく、シニカルなユーモアが潜んでいるわけでもなく、ホロヴィッツらしさを全く感じれないのが残念。

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    2022年12月03日
  • ホロヴィッツ ホラー

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    ネタバレ

    恐怖のバスタブ
    殺人カメラ
    スイスイスピーディ
    深夜バス
    ハリエットの恐ろしい夢
    田舎のゲイリー
    コンピューターゲームの仕事
    黄色い顔の男
    猿の耳

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    2022年11月26日
  • ホロヴィッツ ホラー

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    ネタバレ

    ホラー短編集。
    半分は途中でオチが分かってしまったが、それでも自分では絶対体験したくないような話。

    注文の多い料理店を彷彿とさせる話があったけど、嫌な終わり方だったな。夢オチにさせてくれたらよかったのにね。まあ主人公が鼻持ちならない子どもだったので、あ~あ…程度の感想だったが。

    被写体が生を失ってしまうカメラを父親にプレゼントしてしまった少年の話が結構好き。
    迂闊に出処の分からない物を使うべきではないなぁ…。しかし、無生物はどうなの?ラストの後がどうなったのか気になる。

    競馬の記事を書いていた記者が使っていたパソコンを貰い受けた少年の話はただただ、羨ましい。私も欲しい(笑)。
    しかし、欲

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    2022年11月20日
  • モリアーティ

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    ホームズと宿敵モリアーティの「最後の事件」の後、アメリカ探偵とスコットランド・ヤードの警部の2名が米国裏社会の首領へ挑む!

    少し長いかなぁ〜と思った頃にやってくるシリアスで躍動感のある展開!

    終盤で『マジかよーー!』と裏切られた気分を感じるかもしれない。しかし、彼は常に読者に誠実だった。再読必至の大作ミステリ!

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    2022年06月01日
  • カササギ殺人事件 上

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    これは、上巻を読んだ感想です。ネタバレにしたのはこの事件の犯人を推理してみようと思ったからです。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 上巻を読んだ感想は、アガサクリスティのオリエンタル急行の殺人を思い出しました。あの作品は、犯人が○○であることが衝撃でしたが、殺された男の本当の息子以外○○が犯人だと思います。 さて、後半では印象がまるっきり変わるという本作。後半この推理が当たっているでしょうか?

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    2025年12月21日
  • シャーロック・ホームズ 絹の家

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    コナンドイルが如何にすごいかがあらためて思い出させる。正統な続編ということだか、やはり、これは現代の作者の小説

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    2021年11月14日
  • その裁きは死

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    前作よりずっと読みやすく、その分、逆にいろいろはられた伏線が分かりにくく、読み応えがありました。次作が楽しみでありながら、次もホロビッツさんが怪我をしないかなと心配になります…。どんどん程度がひどくなっているような…。

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    2024年12月10日
  • シャーロック・ホームズ 絹の家

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    たぶん「ホームズとワトスン」の原作イメージを超えるのは大変なんだろうな。
    最近の○○jr主演映画でも「ワトスン、違うだろ!」ってツッコミ、ちょっと前のTVドラマでも「ニューヨークじゃあね〜」とつぶやく……。

    この物語でも、余計なことを思ってしまった。

    「シャーロック・ホームズ」の物語はもちろん本格的推理小説の名作であることは疑いようもないが、冒険小説でもあり子供向けも多く出版されている。

    だから、「絹の家」の正体が残念でならない。

    せっかくシャーロック物語に没入していたが、突然の違和感に囚われてしまった。

    ホームズの事件でなかったら、ホロヴィッツ自身が生み出したキャラクターだったら軽

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    2021年06月11日
  • シャーロック・ホームズ 絹の家

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    『メインテーマは殺人』などの複数作品で、ミステリ賞を連続受賞という快挙を達成した、アンソニー・ホロヴィッツが描くシャーロック・ホームズ。

    小学生の頃、図書室で読みまくっていたシャーロックを、大人になってもう一度楽しめる。「辻馬車」「ハドスン夫人のスコーン」とか、昔憧れた懐かしいものたちにまた出会えて嬉しい!

    『007』のときも思ったけど、やっぱりイギリスのことはイギリス人作家だから描けるのかもなー。

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    2021年02月09日
  • モリアーティ

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    ミステリーものでは割とあるあるな感じの終わり方で「絹の家」や「カササギ殺人事件」と比べるとちょっと安直すぎるかな…?というのが読み終わった直後の感想。
    所謂“探偵物“に対するアンチテーゼを描いたのかもしれない、と思うとこの結末にも納得できた。(映画「ファニーゲーム」のような…)
    メインの二人がホームズとワトソンの代役として事件解決に奔走する過程はワクワクするし面白い。

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    2020年07月11日
  • モリアーティ

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    「モリアーティ」(アンソニー・ホロヴィッツ:駒月雅子 訳)を読んだ。
    タイトルに引かれたのと「絹の家」が素晴らしかったこともあって購入。
    が、しかし、ホームズもワトソンも不在の物語ではそんなには盛り上がれなかったよ。
    シャーロキアンであればニヤリとするところはあるんだろうけれど。

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    2020年05月06日
  • モリアーティ

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    初めてアンソニーホロヴィッツの本で低めの評価。話は面白いが、ちょっと全体の作りに疑問。なーんだ、という感じで全体としての面白さに欠けると思う。むしろ最後におまけのように入っていた短編は秀逸。この短編だけでも、シャーロックホームズの新しい話に触れた気がした。

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    2020年04月20日
  • モリアーティ

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    ホームズとモリアーティがライヘンバッハの滝で対決した直後、という設定で書かれた作品。ロンドンに乗り込んできたアメリカの悪党をめぐる事件を追う。

    警部と探偵のコンビをホームズとワトソンに重ねながら、でもなぜタイトルがモリアーティなの、と不思議に思いつつ読み進めていたら、とんでもないことに。予備知識もなく読んだので、ショッキングな展開だった。
    『絹の家』がおもしろかったので続けて手に取った本作、スコットランドヤードの警部たちが登場するなど本典に忠実な面もあるが、ホームズの世界を濃厚に再現した前作とはかなり趣が異なる。
    個人的には、モリアーティは得体の知れない不気味な怖さのままのほうが好き。

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    2019年11月10日
  • モリアーティ

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    ライヘンバッハの滝の事件が起きてから直ぐが物語の舞台。登場人物は原作の他の作品に出てきた人物を使うなど、ホームズがすごく好きな人が世界観を利用して書いた作品であり、ホームズファンとしては設定からワクワクできる。

    ただ、読んでいる最中は結構面白いんだけど、終盤の切れ味が弱く読後感がイマイチという感じ。不満としては、モリアーティという人物が立ってない、という事につきると思う。もう少し魅力があったり、切れ味のある人物になっていれば、オチも違った展開になったと思う。付録の作品も同様で、設定や構成は良いんだけどオチの切れ味が弱い印象。本歌取りをしているのは分かるんだけど、本歌の方が切れ味が鋭いというか

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    2019年06月25日
  • モリアーティ

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    ネタバレ

    解説で有栖川有栖氏も触れているが、いわば"やっつけ"で作られたキャラクターであるモリアーティを「こう肉付けしたか」というのが読後の最大印象。

    「絹の家」や巻末に収められた掌編と違い、本編はいわゆるパスティーシュとは一線を画する。
    ライヘンバッハの滝での戦いの後日談として、ヨーロッパとアメリカを股に掛けた犯罪組織の暗躍を軸に発展させた独自の物語と言える。
    もちろん時代背景を始め、正典のいくつかから引いてきたモチーフ等に、"ホームズものらしさ"は感じられるけれど。

    娯楽小説を書く作家としては無論、優れた技術を持っているのは確かなので、今作も面白く最後まで

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    2019年03月31日