アンソニー・ホロヴィッツのレビュー一覧

  • ナイフをひねれば

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     少し前に、アンソニー・ホロヴィッツの作品を初めて読みました。彼の代表作として評価の高い「カササギ殺人事件」ですが、正直、私にはあまり響きませんでした。とはいえ、ホロヴィッツはともかく当代の人気作家ですから、私ごときが一冊読んだだけでどうこう言うのはあまりに烏滸がましいということで、改めて手に取ってみたのがこの作品です。
     ネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、確かに、こういった「犯人当て」にフォーカスしたコンセプトのミステリーも面白いですね。

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    2024年09月22日
  • モリアーティ

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    ホームズの物語に登場していたジョーンズ警部は、ワトソンによって語られていたほど間抜けではなく、熱心なホームズの信奉者で、ホームズ亡き後は、彼が乗り移ったかのように冴えた推理を披露している。モリアーティに代わりイギリスに勢力を伸ばそうとしている悪人デヴァルーを捕らえるため、イギリスに来たピンカートン探偵社のチェイスは、ジョーンズ警部と一緒にデヴァルーを追い詰めていく…という設定で物語は進みます。お約束のどんでん返しを楽しんでください!

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    2024年08月28日
  • ヨルガオ殺人事件 上

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    ネタバレ

    文庫本2冊分…長かった。
    1つのストーリーの中に1冊の本の話が丸ごと載ってるからね…。
    スーザンが頼まれた依頼をこなし犯人を見つけたのに、なんだか報われないラストになってしまった。

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    2024年08月08日
  • その裁きは死

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    ダニエル・ホーソーン&アンソニー・ホロヴィッツシリーズ第2作。登場人物の紹介、作品の形の提示に頁を割いた前作『メインテーマは殺人』に比べて、かなり読みやすく、面白さを感じやすくなった印象。ド派手な仕掛けや突拍子もない状況設定など用いずとも、現代でもこれだけ面白いものを書けるのか。ただ、古典的な仕掛けの裏にある、探偵とワトスン役の斬新な関係にこそ、本書の核があるとかないとか。

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    2024年07月10日
  • シャーロック・ホームズ 絹の家

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    過去のホームズ作品に関連する人物や事件が出てきて、今までの続きとして読むことができて、コナン・ドイルが書いたものと錯覚しそう。面白かった。

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    2024年06月11日
  • シャーロック・ホームズ 絹の家

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    欧米ではこういう趣向が好まれるんだね。
    コナンドイル財団公認の、61篇目のホームズ作品なんだそうな。ま、パスティーシュなんだけどよくできてる。
    人気作品を永遠に愉しんでいくための手法としてのパスティーシュなのでしょうね。007シリーズもそうだし、スターウォーズだってそうだ。
    自分はよく知らないけど、日本の作品でも楽しみたいね。

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    2024年06月08日
  • 殺しへのライン

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    相変わらずバディが信用し合ってない探偵とワトソン。
    今回は孤島でのブックフェスでわりとワクワクするシチュエーション。しかも現実にある島なのでGoogleマップで確認できて面白い。
    ホーソーンの因縁の相手の元に乗り込む時、割と腹を割って話すシーンがあるんだけど、そこにあるのはバディへの信頼や忠義ではなく、仕事のパートナーとしての責任感についてが争点なので、やはり信頼関係はない。これまでいっしょに事件解決してきてるのに、歩み寄らないねー。。。
    主人公の性格もあんまり好きになれないので、この作家さんで好きな部分は純粋にミステリかな、と。
    ラストの真犯人はわからなかったので驚いた。全体的に主人公の主観

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    2024年05月22日
  • 殺しへのライン

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    シリーズ3作目となるこの話は、今までと違って殺人事件から始まらない。
    不愛想で秘密主義の元刑事のダニエル・ホーソーンと事件を元にホーソーンを主人公とした小説を書いている作家のアンソニー・ホロヴィッツは、3ヶ月後に発売を控えた『メインテーマは殺人』のプロモーションの一環として、オルダニー島で開催される文芸フェスに参加することになった。
    あまり気が進まないホロヴィッツとは対照的に、ホーソーンは何故か行く気満々だ。
    フェスに参加するひと癖ありそうな作家たちと空港で合流し、飛行機で島へ向かう。
    この時点で既に奇妙なことがいくつか起こっているが、それが後々起こるであろう殺人事件と関係があるかは定かではな

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    2024年05月17日
  • 殺しへのライン

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    1作目『メインテーマは殺人』2作目『その裁きは死』に続いて、『殺しへのライン』も読破!!
    ホーソーンとホロヴィッツシリーズの特徴として、常に王道の犯人当てミステリーになっていて、今回も非常に楽しめました!!

    なぜこの文芸フェスの場で殺されたのかであったり、殺害されたときに、体全身を縛られていたのに、右手だけは自由なままだったりと、不自然さ全開の殺害現場でしたが、きちんと全てに理由があり、最後にきちんと回収されるのが気持ち良かったです!!

    ただ、前2作に比べるとラストの展開が少し前の方から読めてしまったこともあり、その部分はちょっと残念でした…!!まぁ、殺害方法や理由などは一切見当がついてい

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    2024年01月27日
  • 殺しへのライン

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    1作目から順番に読んで、ホーソーンシリーズ3作目。1作目から読んでいくと、ホーソーンの推理と同じくらいもしくはそれ以上にアンソニーの推理が楽しみになりつつある笑 ホーソーンの過去・アボットとの関係性が非常に気になる!

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    2024年01月18日
  • 殺しへのライン

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    この作品も相変わらず楽しませてくれる。ただ、読んでいる時は面白いのに、読み終わった後に残っているものがあまりない…。
    どうして、例えば、クリスティのように、いつまで残る読後感がないのだろうか…。

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    2024年01月18日
  • ホロヴィッツ ホラー

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    これは、児童文学作家としてのホロヴィッツが児童向けに書いたホラー短編集である。
    探偵ホーソーンシリーズにハマった私としては、是非ともチェックしておきたい作品だったので、児童作品でもホラーが苦手でも、あえて読んでみた。一言、私には充分怖かった。何度か出てくる日本人が気味悪く描かれているのも、後味の悪さが増した原因だったのかもしれない。やはり私はホラーは苦手であり、ホロヴィッツは何を書かせても上手い、ということを再認識した。

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    2023年10月21日
  • ヨルガオ殺人事件 下

    購入済み

    面白かったです。小説の中に小説が登場するので前作同様に一冊でもう一冊分の小説を読めるかんじ?
    続編もよかったです。

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    2023年10月11日
  • シャーロック・ホームズ 絹の家

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    『モリアーティ』に先行するホロヴィッツ版ホームズ譚も、ほぼ一気読み。ちょっとファンサービスを盛り過ぎの感があり。余りにスキャンダラスな真相だった為に百年の後まで封印されていた、という設定はそれなりに納得だが、この真相を普通に受け入れられるくらい、現代が堕落しているということなのかも知れない。

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    2023年09月03日
  • モリアーティ

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    イギリスの作家「アンソニー・ホロヴィッツ」の長篇ミステリ作品『モリアーティ(原題:Moriarty)』を読みました。
    『シャーロック・ホームズ 絹の家』に続き、「アンソニー・ホロヴィッツ」の作品です。

    -----story-------------
    「コナン・ドイル」財団公認第二弾! 
    読み返したくなる衝撃的ミステリ!
    「コナン・ドイル」財団が初めて公式作品認定をした八十数年ぶりの名探偵「シャーロック・ホームズ」新作『シャーロック・ホームズ 絹の家』に続く第二弾(とはいえ、前作の続きでは無く、独立した物語として楽しめる)。
    「今、一番おもしろいミステリ作家」として名高い「アンソニー・ホロヴィ

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    2023年07月08日
  • モリアーティ

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    絹の家からの第2弾の作品というこです。

    そもそも、なんで題名が「モリアーティ」なのか。モリアーティもホームズも冒頭で死んでるし登場しないではないか。なんて思いながら読んでましたが。。。
    (最後にホームズの短編的なものがありました)
    推理小説は最後の方に種明かしがありますが。なるほどそういうことか。
    でもジョーンズ警部は可哀そうだよ。

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    2023年06月19日
  • ホロヴィッツ ホラー

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    怖すぎる。
    普通に本当に怖い!
    全て怖くて最後にゾゾっとするが、特に、ハリエッタの恐ろしい夢は怖すぎた。
    しばらけ引きずってしまう。。。

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    2023年03月25日
  • シャーロック・ホームズ 絹の家

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    約80年ぶり61話目のホームズ

    ホロビッツやるなぁ。ドイルが生き返ったかのよう。ワトソンとホームズがまさに眼前によみがえる。古き英国の香りを残しながら、ストーリーは現代の味だ。

    面白かった。良かった。再度、ホームズ正典60を読みたくなったぞ。

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    2023年02月16日
  • モリアーティ

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    残忍な事件だが、ホロヴィッツ独特の軽くてスピーディな展開が読みやすい。終盤、どんでん返しがあるが、好みは分かれるだろう。ホームズファンなら読む価値あり。

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    2022年12月29日
  • ホロヴィッツ ホラー

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    9つの短編集。
    主人公はティーンエイジャー。
    古いものに纏わるホラー。
    アンティークだったり中古だったり、古い建物だったり。
    それに関わったことで恐怖のどん底へ。
    色々と戒めもあるような短編集でした。

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    2022年12月03日