アンソニー・ホロヴィッツのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ホーソーン&ホロヴィッツシリーズ第三巻。
最初の事件を扱った「メインテーマは殺人」の出版を目前にした二人。プロモーションのためにブックフェスへ参加することになる。場所はチャンネル諸島(イギリス海峡にあるが、位置的には限りなくフランスに近い。シェルブールの近く)のオルダニー島。小さな島は、海底ケーブル事業を巡る賛否で対立が起きていた。そしてブックフェスのスポンサーが死体で発見されて…。
昔からよくある"隔絶された孤島で起きた殺人事件を、偶然居合わせた探偵が推理する"というパターンを堂々とやっている。しかし、前巻までの流れでブックフェスに参加しているのだから&quo -
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Posted by ブクログ
「メインテーマは殺人」に続くホーソーン&ホロヴィッツシリーズ第ニ巻。本作も古典的な"フーダニット"ものとして完成度が高い。面白い。
離婚専門の弁護士が殺され、壁には謎の数字が書き残されていた…って辺りから既にホームズっぽさ満載。事件を追うホーソーンと著者本人が、見るからにホームズ&ワトソン。二人が事情を聴く関係者は一人残らず怪しいし、捜査を担当する警部も癖のある人物。よくこれだけ多くの人物を登場させて、複雑に絡み合わせることができるものだと感心します。
そして、最大の謎なのは主人公の探偵役であるホーソーンその人。ここまでの2冊で、何やら不可思議な私生活の -
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Posted by ブクログ
ネタバレコナン・ドイル財団初の公認シャーロック・ホームズの続編。
あまりにも酷い事件でこれまでワトソンが書いていなかったものの晩年になりその事件も書き記す事にしたところから話が始まる。
最初の事件が中途半端に終わったかと思うとその事件を切欠に別の事件に発展していく。一見どう繋がるか定かではない手掛かりをひとつひとつ追っていくため、ある程度まとまった時間を取れるタイミングで読まないとついていくのが大変かもしれない。
個人的には巨悪としての絹の家に対してモリアーティが不快感を示しており、ワトソンを使ってホームズを助けようとするところにモリアーティなりの犯罪に対するスタンスが見え隠れして良かった。
また -
Posted by ブクログ
「カササギ殺人事件」の続編。編集者を引退したスーザンは、クレタ島に移住してホテル経営に勤しんでいた。そこへイギリス人夫婦がやって来てある依頼をされる。夫婦の娘が失踪した。8年前に起きた殺人事件の真相に、娘がある本を読んでいて気付いたことが原因だというのだ。その本とはアラン•コンウェイ著"アティカス•ピュント"シリーズ第三段「愚行の代償」。スーザンが編集者として世に送り出した本だった…。
前作に引き続き入子状態の作中作。上巻途中からは「愚行の代償」の表紙から再度物語が始まる感じになる。しかもこちらの人物紹介も22人の大所帯。(本編はもっと多くて28人)なかなか読み出がありま -