アンソニー・ホロヴィッツのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ3作目。
文芸フェスのためにオルダニー島を訪れた、ホーソーンとホロヴィッツ。
フェスが開催される中、関係者が殺された。
ホーソーンの謎解きが始まる。
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第二次世界大戦の遺構がある暗い印象の島に、一癖も二癖もある登場人物たち。
あちこちに散りばめられた、意味があるのかないのかの事象。
それらがあとから一直線にスッとつながる爽快感が素晴らしい。
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今回、オルダニー島という場所を初めて知った。
物語の中では、景勝の美しさや島民たちの気質などが描かれていて、冒頭にあるように、ホロヴィッツのこの地への愛情が感じ取れる。
素晴らしい景観の島の中、人間的魅力に満ちた登場人物たちがパーティをした -
Posted by ブクログ
本屋大賞翻訳小説部門第1位、年末ミステリランキングすべてで第1位、翻訳ミステリー大賞&読者賞受賞 などなど高い評価と読者支持を受けている本作。読まない手はありません。
1995年、英国の田舎にあるお屋敷の家政婦が掃除機のコードに足を取られ階段から転落し死亡します。そしてその後にある人物が殺害されることで話は大きく展開していきます。
田舎ならではの濃くて複雑な人間関係、過去のある人々、秘密のある人々、憎しみを持つ人々‥殺害された人に対する容疑者が多すぎる複雑な事件を、アティカス・ピュントという名探偵が推理していきます。日本で言えば、横溝正史の書いた金田一耕助のように‥。
しかし、他のミス