アンソニー・ホロヴィッツのレビュー一覧

  • カササギ殺人事件 上

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    上下併せて。
    元々大作は好きだし、作中作自体も読み応えがある入れ子構造となった本書は、私のような向きにとっては贅沢とかゴージャスとかいった形容がふさわしい小説かもしれない。
    随所で言及もされているが、コナン・ドイルやアガサ・クリスティなどのいわゆる英国古典ミステリーを彷彿させる空気にも満ちていて、嬉しくなる。
    「絹の家」を物している著者だから当然ではあるけれど。
    発見された作中作の最終章で、ピュント氏が推論のみをベースにしながら、ズドンと断じきるところも、いかにも、”らしい”(笑)。
    途中で正直、中だるみするところもあるので、ヴォリュームはもう少し絞り込めたとは思うし、本編・作中作ともに物語の

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    2026年03月11日
  • マーブル館殺人事件 上

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    またしても、読む順番を間違えてしまったらしい。

    本来ならば、「カササギ殺人事件」→「ヨルガオ殺人事件」→「マーブル館殺人事件」と読むのが筋らしいけど、まあ、いいかと思いながら読んでみる。

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    2026年07月28日
  • ヨルガオ殺人事件 上

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    (上下一緒の感想)
     再読して感じることは、この作品は作中作も含めて、いくつもの予備知識がいることである。伏線が張られていても、その予備知識がないと参考材料にはならない。従って、主人公だけが、推理の材料をつなげることができることになる。前作『カササギ』は、最後の方で出てくる伏線で、犯人は推測可能であるが、この作品では読者が推理するのはかなり困難であろう。ミスディレクションのための記述が多く、物語としては面白く、訳者のおかげで最後まで楽しめるとは思う。翻訳はとても読みやすく、この訳者の文章力はとても優れていると思う。

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    2026年07月24日
  • ヨルガオ殺人事件 下

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    (上下一緒の感想)
     再読して感じることは、この作品は作中作も含めて、いくつもの予備知識がいることである。伏線が張られていても、その予備知識がないと参考材料にはならない。従って、主人公だけが、推理の材料をつなげることができることになる。前作『カササギ』は、最後の方で出てくる伏線で、犯人は推測可能であるが、この作品では読者が推理するのはかなり困難であろう。ミスディレクションのための記述が多く、物語としては面白く、訳者のおかげで最後まで楽しめるとは思う。翻訳はとても読みやすく、この訳者の文章力はとても優れていると思う。

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    2026年07月24日
  • 殺しへのライン

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    読んでも読んでも人が死なないので、誰かが殺されるのを待ち侘びながら読んだ。登場人物それぞれの素性や背景が明かされていく過程は面白かった。

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    2026年07月21日
  • カササギ殺人事件 上

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    これだけ大絶賛されていなければ上巻は読み切れなかったと思うほど、ごく平凡なミステリー。
    下巻でどう展開されるのか期待。

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    2026年07月14日
  • カササギ殺人事件 上

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    編集者スーザンが、人気作家のアラン・コンウェイの最新作である『カササギ殺人事件』の原稿を
    読み始めるところから始まる。

    『カササギ殺人事件』
    1950年代のイギリスの架空の田舎町で
    起こった、パイ屋敷の家政婦メアリの
    事故死と、パイ屋敷の主人、マグナスの
    殺害事件。村人の全員に動機があり、複雑に
    絡み合った人間関係の中から、真相解明に挑むのは、名探偵アティカス・ピュント

    アガサ・クリスティへのオマージュ、
    上巻で、色々と伏線を張っているんだろうと
    思いながら読んでいると、最後の辺りから
    だんだんと面白くなってきた。

    正直、上巻は「無の境地」で読まなければ
    頭に入って来ない。
    登場人物が多

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    2026年07月10日
  • マーブル館殺人事件 下

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    ネタバレ

    ずっと読みたかったけどやっと読めたー。
    シリーズの中ではあまり自分の中で盛り上がらなかったかも?
    終盤になって一気に色々動き出した感じでそこはよかった。
    スーザンとイアンはなんだか相性が良さそう。
    このままうまくいくといいなあ。

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    2026年06月26日
  • ナイフをひねれば

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    シリーズ第4作。
    なんというか、ここへきて作品の方向性が変わってきたように思える。
    全員から話を聞くというアガサ・クリスティ的スタイルはこれまでと変わらないが、全体として物理的要素より「動機」つまり「心理」を重視した作風に変化しているように思える。
    この変化の仕方は、エラリー・クイーンを思い起こさせる。

    犯人に関しては「え!なるほど!」となったし、過去の事件云々のくだりも良いと思うが、物理的な面での描写や事実関係の描写が若干雑なように感じられる。
    例えばタバコの件は「そんなもんわかるかい!w」となったし、桜も「まあそう言われればそうだけど」、ナイフも「もうちょっと何かほしかった」という感じで

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    2026年06月10日
  • 殺しへのライン

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    う~ん微妙。
    シリーズ第2作『その裁きは死』があまりにも神だったため、どうしてもそれと比較してしまった、というのもある。

    犯人が誰かはともかく、「なぜか」「どうしてそうしたか」についていまいち納得できない、情報として薄すぎる、というのが大きい。
    ホーソーンが提示した「今回の事件はその部分がわかれば全体がわかる」について、もっと綺麗でスッキリとした、それでいて気づかなく、「あ~なるほど!」となるような解法であってほしかった。

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    2026年06月08日
  • その裁きは死

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    ネタバレ

    カササギ殺人事件のドラマがとても面白かったので
    他にも読んでみたいと思って
    とは言ってもこれは違うシリーズのよう
    著者がそのまま作品内に登場しているという面白い構造

    ホーソーンという傍若無人な元警官の探偵に振り回される作家
    これはシリーズ第二作のようなので第一作も読んでみたいな
    この2人の関係がいまいち掴みきれない
    少なくとも作家の方には探偵への興味がある
    探偵が作家をどう思っているのか、なぜこの作家を選んだのか、そこが知りたい

    事件としては、
    なるほど、出てくる情報は全て必要な情報なのだな、とういこと。
    ツーカ自殺するなら1人で死ね、と思う。
    他人を巻き込むな
    正直今更その真実話す必要あ

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    2026年06月03日
  • その裁きは死

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    実名ホロヴィッツ&ホーソーンのシリーズ第二弾。探偵ホーソーンのキャラはやはり鮮烈。とはいえ、第一作ほどの驚きはないかもしれない。

    この作家ならではのミスリードは、やはり巧み。冒頭からぐいぐいと、ユーモラスな語りを交えて、作家かいわいの「あるある」を交えて物語を進めるのも、実に面白い。エンタメとしては申し分ないが、この作家には、もっと高いものを求めてしまう。

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    2026年05月18日
  • ヨルガオ殺人事件 下

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    初めてのアンソニー・ホロヴィッツ。日曜の午後に紅茶を飲みながらミステリー読む時間が至福でした。本格英国ミステリーという趣で、英国の田舎町の高級ホテルという舞台設定が、現代日本人としては遠い異国情緒あって良いし、欲望のにまみれた人間関係のもつれも味わい深い。英国が抱える人種差別や階級制度、貧富の差などが避けて通れない問題として大きくのしかかってくる印象あり。
    装丁はシンプルなイラストなんだけど目を引く!好き!

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    2026年05月17日
  • カササギ殺人事件 下

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    構成がとても特徴的。
    最初からもう一度読み返したらいろいろと気づきがあって初読よりも楽しめるタイプの作品かもしれません。

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    2026年05月16日
  • カササギ殺人事件 上

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    ミステリファンではない人間からすると、なんかうちわでごちゃごちゃしていたな、という印象。
    こういうネタだと哀しみのイレーヌとかがずいぶん面白かった覚えがあるのだが、そういう方面で身内ではなくちゃんと外界にむけてやってほしかったな、と

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    2026年05月09日
  • メインテーマは殺人

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    アンソニーホロヴィッツ、ホーソーンシリーズの第一作目。第一作目と知らずに適当に買っていた。インタビュー形式で容疑者をしらみつぶしに暴いていくストーリー構成だが、登場人物が多く、ワンパターンになりがちで一気読みには向いていないかも。とはいえそのインタビューの中にふんだんに伏線が含まれていることがわかる。謎を暴く以外に作家と元警官の歪なコミュニケーションが展開されるが、ちょっとノイズかなと思ってしまった。それが、話の本筋の小休憩につながっているかといわれると、ホームズワトソンほどの軽快さは感じないので、あまり気分転換になっていない。

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    2026年05月05日
  • カササギ殺人事件 下

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    ネタバレ

    上巻がアティカス・ピュントという探偵が主人公の作中作で、下巻はその小説を書いたアランや編集者の周囲を取り巻く事件の話、という作劇には驚かされた。
    しかも解決編というべき章がなくなっていて、作者のアランが死んでいるときた。
    そもそも作中の犯人は誰だったのか?アランは自殺なのか、他殺なのか?というダブルフーダニットが目玉。
    真相に気づくきっかけとなる部分の手紙のトリックはなるほどなと思った。ただ、作中作の犯人に至る推理はだいぶ「こうじゃないと説明がつかない」というような内容で、これなら誰でも犯人にできてしまいそうだけどな……と思った。この人しかいない!というような真相ではなかったな、と思う。
    読む

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    2026年05月01日
  • その裁きは死

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    分かってんならいい加減、ホーソンはホロヴィッツに犯人教えてやれよw
    そうしないからいつもホロヴィッツ死にそうになるw

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    2026年04月17日
  • メインテーマは殺人

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    ホーソーンに振り回されるアンソニー、不憫で面白い。ホーソーンのキャラクター性が名探偵ってこんな感じの性格だよねを体現していると思った。

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    2026年04月17日
  • カササギ殺人事件 上

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    イギリスの片田舎で起こる事件。

    パートごとに登場人物の境遇や思いが入れ替わり立ち替わり描かれ、視点が変わるたびに少しずつ輪郭が見えてくる。
    絡み合った糸を、名探偵が一つずつ解いていく。

    どこか古き良きミステリーの手触りもあり、その雰囲気は、たしかにアガサ・クリスティを思わせる。

    上巻は結論の手前まで。さて、後半どうくるか。

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    2026年04月16日