アンソニー・ホロヴィッツのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作中作、今回はいらなかったなあ〜なんて、
思ったけれど、失踪したセシリーが、
『愚行の代償』を読んで、犯人が分かったと
言っていたなら仕方ないか。まさか、
『愚行の代償』の最初の献辞に、全ての謎を
解く鍵があったとは思いもしなかった。
アンソニー・ホロヴィッツは、嫌な人間を描くのが天才的に上手い。犯人はあの人だったが、全く同情出来ず、被害者であるフランク・パリスにも全く
同情出来なかった(元はと言えば、このゲス男が
一番悪い)さらにアラン・コンウェイの性格の
悪さが、これでもかと描かれており、笑ってしまった(あの性格の悪さがミステリーを面白くさせている?)
今回、スーザンは、散々だった。
事件に関連する人物達に、話を聞いてまわるが、
やたらと敵意をもたれ、依頼主の夫妻からは
事件解決後、「あなたはアラン・コンウェイよりも
大きな痛手をわたしたちの人生に残していきました」と恨み言を言われる。それでもめげない彼女のタフさに感心してしまう。
アンドレアス〜! 頼りない男だと思っていたら、スーザンが一番危険な時に、颯爽と現れ、
彼女を助けた、かっこいい!
‥‥それなのに、『マーブル館殺人事件』では、
スーザンと別れてしまうのね‥
BS放送の「ヨルガオ殺人事件」は、8/24に
最終回が放送される。
なんだろう‥⭐︎3になってしまった。
インパクトから言うと、『カササギ殺人事件』の方が上かもしれない。 -
Posted by ブクログ
編集者スーザンが、人気作家のアラン・コンウェイの最新作である『カササギ殺人事件』の原稿を
読み始めるところから始まる。
『カササギ殺人事件』
1950年代のイギリスの架空の田舎町で
起こった、パイ屋敷の家政婦メアリの
事故死と、パイ屋敷の主人、マグナスの
殺害事件。村人の全員に動機があり、複雑に
絡み合った人間関係の中から、真相解明に挑むのは、名探偵アティカス・ピュント
アガサ・クリスティへのオマージュ、
上巻で、色々と伏線を張っているんだろうと
思いながら読んでいると、最後の辺りから
だんだんと面白くなってきた。
正直、上巻は「無の境地」で読まなければ
頭に入って来ない。
登場人物が多すぎる‥
もしかしたら海外ミステリーは、私には
合っていないのだろうか‥などという邪念は
捨て、ひたすら読み進めるべし!
期待を込めて下巻へ -
Posted by ブクログ
シリーズ第4作。
なんというか、ここへきて作品の方向性が変わってきたように思える。
全員から話を聞くというアガサ・クリスティ的スタイルはこれまでと変わらないが、全体として物理的要素より「動機」つまり「心理」を重視した作風に変化しているように思える。
この変化の仕方は、エラリー・クイーンを思い起こさせる。
犯人に関しては「え!なるほど!」となったし、過去の事件云々のくだりも良いと思うが、物理的な面での描写や事実関係の描写が若干雑なように感じられる。
例えばタバコの件は「そんなもんわかるかい!w」となったし、桜も「まあそう言われればそうだけど」、ナイフも「もうちょっと何かほしかった」という感じで、更なる綺麗さ、納得できる描写がほしかったと感じてしまった。
前作を読んだ時と同様、やはり第2作『その裁きは死』が神すぎただけに、どうしても比較してしまっている自分がいる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレカササギ殺人事件のドラマがとても面白かったので
他にも読んでみたいと思って
とは言ってもこれは違うシリーズのよう
著者がそのまま作品内に登場しているという面白い構造
ホーソーンという傍若無人な元警官の探偵に振り回される作家
これはシリーズ第二作のようなので第一作も読んでみたいな
この2人の関係がいまいち掴みきれない
少なくとも作家の方には探偵への興味がある
探偵が作家をどう思っているのか、なぜこの作家を選んだのか、そこが知りたい
事件としては、
なるほど、出てくる情報は全て必要な情報なのだな、とういこと。
ツーカ自殺するなら1人で死ね、と思う。
他人を巻き込むな
正直今更その真実話す必要ある??
アンノさんの感じ悪さがハリネズミ状態だったのだとわかるとちょっとかわいそうにもなる
とはいえ、だからってあの態度はない、ない。
途中、洞窟事件の話が出てきたあたりで、
となると息子が犯人だったりねーーっとかチラリと思ったりもしたんだが、
結局そこに行き着くとは・・・
人気俗物本の著者が実は、というところが一番面白かったかも
こちらのシリーズは全10作予定で
その中でホーソーンの過去もはっきりするらしい
ちょっと気になる -
Posted by ブクログ
ネタバレ上巻がアティカス・ピュントという探偵が主人公の作中作で、下巻はその小説を書いたアランや編集者の周囲を取り巻く事件の話、という作劇には驚かされた。
しかも解決編というべき章がなくなっていて、作者のアランが死んでいるときた。
そもそも作中の犯人は誰だったのか?アランは自殺なのか、他殺なのか?というダブルフーダニットが目玉。
真相に気づくきっかけとなる部分の手紙のトリックはなるほどなと思った。ただ、作中作の犯人に至る推理はだいぶ「こうじゃないと説明がつかない」というような内容で、これなら誰でも犯人にできてしまいそうだけどな……と思った。この人しかいない!というような真相ではなかったな、と思う。
読む前から帯文でかなり期待値を高められてしまったので、真相については「こんなもんか~」という感じだが、作中作を使ったダブルフーダニットという構成は面白いなと思った。
名前のアナグラムは死ぬほどくだらないなと思ったし、それが動機になるほどのことか?と思ったが、そういう物語なのでさもありなんかな……と感じた。