アンソニー・ホロヴィッツのレビュー一覧

  • ヨルガオ殺人事件 上

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     8年前にとあるホテルで起きた殺人事件と一冊のミステリー小説の事件、この二つの類似性に気づいた女性の失踪事件など、前作から面白さはそのままで新しいアプローチが展開されていて終始続きが気になってしまった。詳しい感想は下巻で。

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    2025年10月10日
  • マーブル館殺人事件 上

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    下巻未読。
    このシリーズは作中作がとても面白い。作中作単体でも面白いのがすごいしこの構成が面白くてとても楽しく読める。
    まだ疑惑止まりで、事件らしい事件は起きてないが、エリオットが何を企んでるのか?クレイス一族にどんな秘密があるのか?気になる展開になっている。
    最初に注意書きもある通りカササギ殺人事件からの流れもかなりあるため、読み直してからの方が良かったかなとも思うが、未読でさえなければ問題はなさそう。

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    2025年10月07日
  • マーブル館殺人事件 上

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    ネタバレ

    クレタ島からロンドンへ戻ってきたスーザン。
    アンドレアスとお別れしちゃったのはちょっと残念。
    復縁の可能性は残されてるのかなぁ?とミステリと共にそちらも気になる。
    今作ではアランの後を引き継いでエリオットという若手作家がアテュカス・ピュントの新作を書くことに。
    エリオットの親族やエレインの登場でスーザンの周りにも不穏な空気が漂ってる気がする。
    スーザンの物語もピュントの物語も下巻でどうなっていくのかとっても楽しみ

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    2025年10月01日
  • モリアーティ

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    アンソニー•ホロヴィッツ が書いた、シャーロック・ホームズ小説第二弾

    コナン・ドイルへのリスペクトを感じるし、雰囲気も当時のままで、でも「え〜そういう事!」と言いたくなる様などんでん返しも有り、最後まで満足できる物語でした。

    何重にも凄いな

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    2025年09月28日
  • シャーロック・ホームズ 絹の家

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    ここ最近読んだミステリーの中では、「靴に棲む老婆」以来の満足度である。絹の家とは何なのか、どこにあるのか、何のための場所なのか、という極めてシンプルかつ闇の深い謎に挑む物語となっており、純粋な真相の面白さ以前に設定・雰囲気が個人的にどストライクであった。

    海外ミステリー作家の中で正直アンソニー・ホロヴィッツの作品はあまり好みではないのだが、この「絹の家」に関しては非常に面白かったし、何より物語の展開は古き良きミステリーの魅力に溢れていた。やはり多くのミステリーを読めば読むほどホームズ、クイーン、ポー、etcなどの凄さが改めて理解されられる。作風としてのホロヴィッツは好みではないが、やはり期待

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    2025年09月22日
  • モリアーティ

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    パロディは元ネタを知ってないと完全に味わい尽くせない。
    ホームズ正典を全部読んで、満を持して挑んで正解でした。

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    2025年09月17日
  • シャーロック・ホームズ 絹の家

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    シャーロック・ホームズのパスティーシュ作品だけれど、展開のスピード感やホームズとワトソンの立ち回りがすごく正典らしく、さすがコナン・ドイル財団公認の作品。
    登場人物や過去作品の振り返りなどホームズファンをにやりとさせるサービスが随所に散りばめられていた。何より語りの構造自体がホームズファンの胸を打つ形になってて最高。
    内容はもちろん、原作らしい雰囲気をしっかり残してくれた訳にも大満足。
    ただ真相のあまりの悍ましさには呆然とした。

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    2025年09月05日
  • 死はすぐそばに

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    常にウェルメイドな現代本格ミステリで楽しませてくれる、安心・安定・信頼の作家ホロヴィッツのホーソーンシリーズ5作目。
    今回は趣向を変えて、過去の事件を扱っている。

    高級住宅地の嫌われ者が殺され、住人たち全員に動機があるという設定から、地道なアリバイ崩しが展開されるのかと思いきや、現在と過去を行き来しながら、あまりに早々と明かされる犯人、謎の有能な相棒、怪しい組織など、かなり盛り沢山の内容になっている。

    そしてシリーズ随一のトリッキーな真相の後の、今後にも影を落としそうな苦い結末。
    素晴らしい作品だが、おそらく次作は更にこれを超えてきそうな予感。

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    2025年08月27日
  • ヨルガオ殺人事件 下

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    ピュントは冷静で好人物。時代設定も私的に好みなのでこの探偵の小説、読みたいなあ。

    全体的に散りばめられたこまかな伏線が、うまく作用していてなるほどと思った。スーザンが超人的な記憶力を持ってたから良かったものの、これらの伏線から解答を導くのはなかなか難しい。
    妹の方の謎も途中混ぜられて、姉妹関係のの対比が良き。
    かなり読み応えのある作品。
    ただただステファンが気の毒…。ロック警視正は気持ちを入れ替えてくれる事を祈るばかり。

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    2025年08月23日
  • ヨルガオ殺人事件 上

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    前作「カサザキ殺人事件」からだいぶ経っていたから、人間関係があまり思い出せなかったが、全く問題なくのめり込めた。
    一作品で二作の推理小説が読めるとは!こな作者の才能に感服。
    作中作品の方が気になる!!

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    2025年08月23日
  • カササギ殺人事件 下

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    ネタバレ

    入れ子式のミステリは何度か読みましたが、こんなに驚いたのは初めてかも。

    まず、上巻を読み終えてすぐに下巻を開いたら「あれ?本を間違えた?カバーはカササギ殺人事件の下巻だけど、中身は別の本?」とカバーを外したこと。
    そして、解説の川出正樹さんも書いていらっしゃるけれど、当に自分も同じ行動を起こして、作者のしてやったりに上手く嵌められたこと。

    次にビックリしたのが、『羅紗の幕が上がるとき』と『死の踊る舞台』を読み比べたとき。
    ホロヴィッツのプロ作家と素人の文章の書き分けもさることながら、翻訳の山田蘭さんが素晴らしい。
    ドナルドの作品は素人の私が読んでも「読みづらい上に荒いなぁ」と思ったほど。

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    2025年08月10日
  • カササギ殺人事件 下

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    ネタバレ

    ここまで心惹かれて一気に読んだ作品はほかにはないかも…。上下巻というボリュームをあっという間に読んでしまった…。小説の中に小説が入ってるなんて、だれが最初に気付けるだろう…。下巻を60ページほど読み返したこと、全然後悔してない!感想を書いている今も、また上巻を開いてしまいそうな気がしている。

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    2025年10月11日
  • 死はすぐそばに

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    たまにドラマで出演者が副音声で解説したりしますが、その小説版。その構成をよく思い付くなぁと思うし、ご近所トラブルをここまで読み応えある物語にできる作者に感服です!

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    2025年07月31日
  • その裁きは死

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    面白かったです!犯人当てをやりたい人にとっては、このホーソーンシリーズはうってつけだと思います。並行して現れる謎、きな臭い過去、理解不能な犯行の証拠などが、上手く回収されて一つの真実に辿り着くのが気持ちいいです。目くらましの回収も巧みで、とにかく完成度が高いです。突飛なトリックやどんでん返しではない、古き良きスタイルです。

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    2025年07月12日
  • ヨルガオ殺人事件 下

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    ネタバレ

    前作同様ハイクオリティな作中作が鍵となる一粒で2度美味しい本格ミステリ。一作目が凄すぎて二作目なんか書けるんかと思ったが納得のクオリティ。
    さすがに一作目ほど複雑な構造は再現されないが、現実の事件の方がパワーアップしてベタな本格ミステリの世界に。ネットやメールなど現代のツールも活かして捜査するが最後はお約束の謎解きショー。これにはピュントもニッコリ。
    でも結局「闇が落ちて」の章だけローマ数字だったのはなんで?本物のミステリオタならわかるんやろか…

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    2025年07月11日
  • モリアーティ

    匿名

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    ホームズもワトスンも不在なんてどうなるんだろう!?と読み始めた頃は驚いたし、思わずホームズ探しをしてしまいましたが、読んでいく内にすっかりストーリーに引き込まれていきました。悪手が多かったので怪しんではいましたが、まさか…。そこは変えないで欲しかった気もしますが、再戦もあるかもという期待もあったり。最後まで楽しませて貰いました。

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    2025年06月30日
  • シャーロック・ホームズ 絹の家

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    違和感が全くない訳ではありませんでしたが、きちんとシャーロック・ホームズの世界観が表現されていて、正典を読んだかのような読了感を味わえます。特にホームズとワトスン、彼ら独特の距離感が素晴らしかったです。最後の最後まで読み手を油断させないストーリーがとても面白かったです。

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    2025年06月30日
  • カササギ殺人事件 下

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    ずっと読みたかったけど、なんだか海外ミステリーには読みにくい先入観があってなかなか手が出なかった。でもそんな食わず嫌いを一気に帳消しにしてしまうくらい面白かった。
    上下巻で構成が違うので少し混乱したけど、最後までわくわくしながら読んだ。
    もっと早くに読むんだったなー。

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    2025年06月27日
  • ナイフをひねれば

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    ホーソーンシリーズ4作目。
    今回はワトソン役のホロヴィッツに殺人容疑がかかり、タイムリミット付きの捜査になる。なかなか面白く読めた。

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    2025年06月21日
  • カササギ殺人事件 下

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    ーーーあらすじーーー
    舞台はイギリスの小さな町。男爵の所有するパイ屋敷で、家政婦が階段から転落し死亡してしまう。鍵のかかったお屋敷でひとり、掃除機のコードに足を引っ掛けたのか、あるいは…。その死は、小さな村の人間関係に少しずつひびを入れていく。余命わずかな名探偵、アティカス•ピュントが謎を解き明かす。
    ーーーーーーーーー
    上巻では、いつものミステリを読む如く、探偵と肩を並べて真相に向かってずいずいと読み進めた。イギリスのジメジメした感じ、これがまたミステリに深みを加えてくれる。満足、まんぞく……

    と思いきや、下巻! 

    真相が明らかにされるかと思いきや、寸止めのまま、現実の物語に引き戻される

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    2025年06月01日