アンソニー・ホロヴィッツのレビュー一覧

  • カササギ殺人事件 上
    たくさんの登場人物、たくさんの容疑者。行き交う憎しみや悲しみや妬みの中で、同情したり恨まれても仕方がないかななんて思いながら読む。かわいそうな自分を慰めながら直向きに生きる人、かわいそうな弱いところを踏みにじる人、何も悪いことをしていないのに日陰な人、何も良いことをしていないのに日向な人。4ヶ月余命...続きを読む
  • 殺しへのライン
    ホーソーン&ホロヴィッツシリーズ第3弾。
    今作は好みもあるだろうけど、個人的にはかなり良かった。

    舞台は文芸フェスが行われる島。ただクローズドサークルではなく、事件が起これば普通に警察が介入してくる。
    島の開拓で意見が二つに割れている中、文芸フェスの夜、島随一の資産家が殺される。

    三作目にして、...続きを読む
  • メインテーマは殺人
    資産家の老女が自身の葬儀の手配をしたまさにその日、何者かによって絞殺される。
    作家のアンソニー・ホロヴィッツは事件の捜査をする元刑事ホーソーンから自分の事を小説にしないかと持ちかけられる。

    主に現場の観察と事件関係者への聞き込みによる捜査で事件の手がかりを追うホーソーンとホロヴィッツ。
    被害者の葬...続きを読む
  • メインテーマは殺人
    やられた〜(*」´□`)」
    犯人当てと聞いてめちゃ慎重に読んだのに……
    まんまとやられました笑
    このコンビ好きだわー!
    次も期待(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク
  • シャーロック・ホームズ 絹の家
     シャーロック・ホームズの正統な続編が発表されていた事は知っていたが、当時購入する事はなかった。時間が経ち、まさか著者がホロヴィッツだと気がつくまでに少し時間がかかり、気付いてから一気に興味がうまれ購入した次第だ。読むまでに間があったが、気まぐれで「シャーロックホームズの思い出」をながめ、久しぶりに...続きを読む
  • メインテーマは殺人
    「カササギ殺人事件」を読み終えてから既に2年半、本書を購入してから2年3ヶ月...

    よくもこんなに長期間積読にしてたなぁって、ある意味で自分に感心しました(自分に対する皮肉です)。

    いやぁ~お見事!!

    ここ最近、何故か海外作品を読む率が高く、そろそろ日本の作家さんの作品をと思っていたものの、本...続きを読む
  • その裁きは死
    2023.06.27
    とても良い。
    うらやましいのは、ホーソーン氏の生き方である。言いたいことをいい、生きていきたいと痛切に感じているからか。
    謎解きと人間模様のいずれも堪能できました。
  • その裁きは死
    はー今回もまた見事に騙された。トニーと意見が分かれたので、これはもしかして真相に辿り着けたかも!?と思ったのも束の間、見事にしてやられました。相変わらず巧妙な伏線だらけですぐに二度目を読みたくなる。ホームズ好きなら余計に今回のお話にハマる。
    これから明らかになる(と信じたい)ホーソーン自身についての...続きを読む
  • 殺しへのライン
    探偵ホーソーンを捉えきれない相棒のホロヴィッツ。こちらとしても、まずは事件が起こるまでのすべてを見逃さないように心掛けるんだけれども、語り手が完璧でないようなことも考慮すべきか悩まされたり、色んなものに頭の中が混乱させられる。

    次回作も読みたいんですけど。
  • その裁きは死
    ミステリーは大好きで、小学生くらいからよく分からずに様々な作品を読んでいた。
     中でも、学生時代にはクリスティに傾倒してしまい、古本屋で出版社に拘らず全て買い揃える事が趣味だった。なので思い起こせば、僕の灰色の脳細胞の土台になっているものは、クリスティや、ホームズ、レーン(何故かエラリークイーンで好...続きを読む
  • その裁きは死
    ホーソーン&ホロヴィッツシリーズの2作目。二転三転する展開で面白かった。前作もそうだったけど、ワトスン役に徹することができないホロヴィッツが良い味を出している。ホームズに対するレストレード警部、ポワロに対するジャップ警部の役割を担うのは、警察の人間ではなく、むしろワトスン役のホロヴィッツなのかもしれ...続きを読む
  • シャーロック・ホームズ 絹の家
    コナン・ドイル財団から認定されたホロヴィッツのシャーロック・ホームズ。
    さすがホロヴィッツとしか言いようがない、ちゃんとホームズミステリーであり、スケールの大きい現代の社会風刺ミステリーでもある。最後の「あとがき」にまでどんでん返しがあるのには驚かされた。
  • ヨルガオ殺人事件 下
    下巻も面白かった。上下巻で長いけど一気に読めた。
    伏線はいろいろあったのだけど、特にセシリーの言い残した言葉の意味が分かって「あああああ!」ってなった。作中作「愚行の代償」も良かった。やっぱり王道の名探偵ものはいいなあ。昔の英国の雰囲気も好き。
    どちらかというと現代パートより作中作のアティカス・ピュ...続きを読む
  • ヨルガオ殺人事件 上
    「カササギ殺人事件」が面白かったので、ワクワクと読み始めた続編の「ヨルガオ殺人事件」。上巻を読み終わったところだけど、期待を裏切らない面白さ。
    上巻は現代の事件から始まる。主人公のスーザンが手掛かりを集めていくのだが、舞台が英国の田舎にあるお屋敷、裕福な一族、敷地内に住み込みの従業員たちと、クリステ...続きを読む
  • ヨルガオ殺人事件 下
    下巻は、怒涛の事件解明でテンポも良くかなり楽しくなって面白い。まぁ結果オーライ感はあるけどすべての謎の回収は流石!続編あるのかな?
  • ヨルガオ殺人事件 下
    架空の作家アラン・コンウェイが残した『愚行の代償』と本作のメインストーリーである『ヨルガオ殺人事件』が緻密に重なり合い、実は読者に謎解きのヒントが多数示されているフェアな一作。
    『愚行の代償』の最初の文や、作品全体にメインストーリーの謎解きのヒントが無数に散りばめられており、真相に辿り着いた瞬間に「...続きを読む
  • ヨルガオ殺人事件 上
    『カササギ殺人事件』の続編。元編集者でクレタ島のホテルを経営するスーザンのもとへ、ある裕福な夫妻から失踪した娘の捜索が依頼される。
    スーザンが依頼されたのは、娘が『ホテルで8年前に起きた殺人事件の真相をある本で見つけた』と言っていたからであり、その本の編集を担当していたのが他ならぬスーザンだったから...続きを読む
  • ヨルガオ殺人事件 上
    相変わらずの2重推理もの。本編と、本編中に登場する推理小説の2つがリンクをし、両方の謎解きが楽しめる。上巻では本編中に小説が登場し、その小説の半ばで終わる。どちらも結果が楽しみで下巻をすぐに手に取ることになる。
  • カササギ殺人事件 上

    最高に面白いミステリー

    登場人物たちそれぞれの思いが渦巻く上巻、すぐに読み切ってしまいました。早速下巻を読みたいと思います。
  • ヨルガオ殺人事件 上
    カササギ殺人事件とは展開が反対になっていますね。
    クレタ島でホテルを経営していたスーザンに依頼があり、再びイギリスへ。
    そしてピュントの登場するミステリーを読み始める。
    下巻はそのミステリーの途中からだなぁ。
    楽しみです。