アンソニー・ホロヴィッツのレビュー一覧

  • その裁きは死
    ホロヴィッツらしい作品。殺人が起こり、疑わしい人々の言動、嘘や謎の行動などなど、場面の些細な描写やセリフが最後に明かされる犯人への伏線回収となるので気が抜けない。が、最終的にあれはなんだったのか?という、この本には必要のないくだりがあるが、それはきっと今後へとつながるのかと思うと、何も無駄に見過ごせ...続きを読む
  • 殺しへのライン
    最初から最後まで無駄なく張り巡らされている伏線が回収されていく快感。よいミステリを読んだ!という爽快な読後感。
  • モリアーティ
    カササギ殺人事件を読んだあとにこの作品を知りました。
    騙されたの一言。読んでてよくわからないところがあるな、と思ったのはそこに結びつくのか!と納得しました。
    最後は割とショックですが、この後どうなるの?!と引き込まれるお話でした。
  • その裁きは死
    「メインテーマは殺人」を読み終えてそのまま手にしたシリーズ第2弾、やはり期待を裏切らない作品でした。

    当然の如く、ホーソーンの答え合わせまで凡人である私には犯人はわからなかった訳で...

    これぞ醍醐味って感じですね。

    殺害現場の壁に犯人が残した「182」の数字の意味なんて└( ̄▽ ̄;)┘

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  • 殺しへのライン
    ホーソーン&ホロヴィッツももう3作目?最後の最後まで真相を引っ張る感じ、そろそろパターン化してきている気もするけど、やっぱりおもしろかった。ホーソーンの過去が気になってくる〜。次も楽しみ。
  • 殺しへのライン
    ミステリーに馴染んでいる人ならば、この人はにおうぞ、という人が、やはり、ということになっている。
    動機の部分は謎解きとのところまで、全然わからなかった。クラシックな語り口なのだけど、意外と現代的な社会問題が背景なのであった。
    そして、続編へ向けての種は撒かれた…
  • その裁きは死
    意外な犯人であろうとは推測していたし、ホロビッツの推理はきっと間違っていることも予想通り。
    二人のコンビネーションの息があってきているようで、次作も楽しみ。
  • その裁きは死
    ホーソーンの過去がチラリと見えかけたものの、結局お預けされてしまう第二巻。
    10冊か11冊続く予定と知ってヒェーと思ったものの、ホーソーンの過去が気になって結局読んでしまうような気がする。

    相変わらず面白かったものの、前回の作品の方が「スカッと騙された」感じがあったかな。感覚的だけど。
  • ヨルガオ殺人事件 下
    「愚行の代償」を読み始めてからはイッキ読み。
    愚行を読むと犯人が判る設定でも、うっすらしか分からず。
  • カササギ殺人事件 下
    読み始めた瞬間に「中巻を読み飛ばした?!」と思うような構成に驚嘆。
    誰が犯人かついに分かると意気込んで繰ったページの先では編集者のスーザンも同じように失われた結末部分に頭を抱えており、そこに筆者アラン・コンウェイの自殺のニュースが舞い込む…

    「カササギ殺人事件」の続きが気になる状況で読み続けなけれ...続きを読む
  • ヨルガオ殺人事件 下
    種明かしが終わったのに最後の最後に怒涛の種明かしが追加され、1番最後はホントにやられた、ギャーって声がでました。なんて事でしょう!なんて仕掛け!
    スーザンが解き明かす謎に加えてピュントが解き明かす謎も3つもあるし、贅沢なストーリーだけど、ポイントはそこじゃないという。
    ちょっとダラダラ長いなーって読...続きを読む
  • ヨルガオ殺人事件 下
    めちゃくちゃ長い。けど長いのには意味がある。
    本当は『カササギ殺人事件』の方を先に読むべきだったんだろうけど、訳あってこっちから先に。でも十分楽しめた。
    登場人物が携わった『愚行の代償』という推理小説が、本編の殺人事件の犯人を暴くキーになるのだけど、その作品がまるまる収録されている。なので登場人物も...続きを読む
  • ホロヴィッツ ホラー
    主人公は全員10代というYA文学のホラー。大人向けのホラーは怖すぎたりグロいのもあって苦手なんだけど、こちらは面白く読めた。
    ちょっとしたことから平穏な生活がガラリと変わってしまう恐怖。10代向けとは言え結末はゾクゾクとしてしまう物語ばかりだった。
    最後の話の『猿の耳』は有名な『猿の手』がモチーフ。...続きを読む
  • ヨルガオ殺人事件 下
    アティカスピュントの物語とヨルガオ殺実事件の本筋の物語と2つのミステリーを楽しめる作品。2つの作品がリンクしているところ、アナグラム、隠されたメッセージの謎が後から解けた瞬間が、とっても快感である。物語の登場人物もリアルで引き込まれる。アンソニーホロヴィッツの作品は読みやすく、街、食事、人々の関わり...続きを読む
  • ヨルガオ殺人事件 下
    『カササギ殺人事件』が面白かったので読みました。期待に違わず、面白かったです。登場人物の多さ(本編と作中作と‼︎)にも少し慣れてきました。よくまぁ、こんなたくさんの人物を動かして、動線の整合性が取れるもんだ。そして、やっぱりカササギをもう一度読みたくなります。
  • ホロヴィッツ ホラー
    アンソニー・ホロヴィッツというと、「刑事フォイル」の重厚なミステリ、『メインテーマは殺人』などの作品を思い浮かべる。
    だから、そこからスタートしているので、こんな10代向けの本も書くんだ、なんて思っていた。
    いや待て待て。
    元々は中高生向けの本からスタートした作家だ(2023年春に代表作の海外ドラマ...続きを読む
  • モリアーティ
    おもしろい。
    そして、してやられた感。

    あくまでコナン・ドイル調と思って読んでいたら、きちんとアンソニー・ホロヴィッツだった。
  • モリアーティ
    ホームズかモリアーティかどっちかがどっちかだろう、と思いながら読み進めてたんだけど、追い詰められたシーンでは、おや、第三者か!?と思わされた。

    読みとしては当たってたし、その点では想定内だったけど、スリリングな展開で楽しめた

    2023.1.15
    9
  • ヨルガオ殺人事件 上
    カササギ殺人事件の続編として書かれた作品。
    前作で、人生のターニングポイントを迎えていたスーザンが、事件を深掘りしたことから最悪な結幕になり、自分の意思に関係なく選択せざるを得なかった現実の生活に悶々としている状況から始まる。自分の居場所はここじゃない感を抱いていた時にまた、過去の担当作家に関わる事...続きを読む
  • ヨルガオ殺人事件 下
    まさにこれぞ読みたいミステリーというべき作品。作中作の愚行の代償も犯人当てミステリの醍醐味だし、現在時間の事件も見事な伏線回収で現代のミステリーシーンを牽引する作品。