クソ面白い
もちろんクソ原文ではshitですわな
クソ作中クソ700回くらいクソクソ言う(ほんとはそんなには言わない)
ショーンが目出し帽の男とその仲間たちに森の中を歩かされて、自分を埋めるための穴を掘らされた上に、拳銃を向けられる絶体絶命のピンチを迎えるプロローグから物語はスタート
しかし、
...続きを読むギャリックファーガス署の管内で発生したのは麻薬の密売人が殺されるという北アイルランドでは特段珍しくない事件(それはそれでどうかと)
唯一珍しいのは兇器がボウガンというところ
「薬の売人が背中を矢で撃たれて殺された」
「犯人は地元の法執行機関の手をさんざんに煩わせてる、シャーウッドの森のあの悪党か?」
クラビーとショーンのこんなのんきなやり取り
緊迫の場面から一転していつもの二人いや新米刑事のローソンを加えていつもの三人
事件の捜査はなかなか進展せず、ショーンの恋人ベスと娘エマの日常が描かれていく
あれれ?このスローペースから、どうやってあの場面に?と思わせながら物語はあくまでのんびり進みます
でもこののんびりのところもぜんぜん退屈じゃなくてすんごい面白いのよ
そして、もちろんこののんびりペースは作者の手の内で後々効いてくることばっかり、良く出来てるの
一気にペースが上がる後半から最後までハラハラさせての、いい感じのラスト
すんばらしい大傑作でした!
ショーン・ダフィシリーズ
もっと読まれてもいいと思うんだけどなぁ〜
ノワールはやっぱり一般受けしないのかなぁ〜
★5じゃクソ足りない!