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Posted by ブクログ 2022年01月16日
ノワールの系譜を正当に継ぐのが、このエイドリアン・マッキンティだとぼくは固く信じている。リズミカルに並べられる名詞の山。体言止めで綴られる小気味よい文体。舞台は、ジャック・ヒギンズの作品でもおなじみのテロの嵐吹き荒れる80年代の北アイルランド、ベルファストとその近郊。
主人公は、すっかりお馴染...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月11日
「ショーン・ダフィ」シリーズ第5弾。80年代の北アイルランドの暴動や紛争のなか古城で起きた事件を追うダフィたち。ひとつの事件から大きく広がっていく展開や上手く進まない捜査と警察小説の面白さがたっぷりあるけれど個人的にはダフィの魅力的な造形が一番の楽しみでもある。北アイルランドの情勢、車の下に爆弾がな...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月17日
〈ショーン・ダフィ〉シリーズ第5作。本作は、読書やドラマや映画が好きなら、割と見慣れた背景かもしれない。児童売春の闇である。だが、それと密室ものの融合、さらにダフィの私生活の劇的な移り変わり、相変わらずの殺伐としたアイルランド、こう言った要素が組み合わさり、手垢のついたテーマな割に、既視感なく楽しめ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月25日
ショーン・ダフィシリーズ第5巻
4→3→1→2→5というめちゃくちゃな読み方をしたせいで時系列がめちゃくちゃだ
しかも直前のはずの4巻はうっすら忘れけけている
当たり前だこのヤロウ!
もう二度とシリーズものをこんな読み方しないと誓う
このレビューをご覧になった方にはぜひともこの愚かで哀れな男の行い...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月22日
北アイルランドにある古城の中庭で女性の転落死体が発見された。事件当時の現場は、城門は固く閉ざされ、城壁を乗り越えない限りは中に入ることは出来ない完全な密室状態だった。さらに、事件の捜査に臨むショーン・ダフィの元に警察高官が爆殺されたという連絡が入る。彼はIRAの手によって殺されたというが……。
シ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月28日
今回は、IRAがらみではなく謎のフィンランド人が登場。
キャリックファーガス署の面々が、フィンランド出張したりするところが面白い。
フィンランドのオウル沿岸にある島に行くことになった御一行。そこは、冬の間は海が凍っているのだけれど、本土からそのまま凍った海の上を車で走っていくのだそうだ。しかも真っ暗...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月26日
ショーン・ダフィシリーズ五作目。
車に乗り込むたびに、爆弾を仕掛けられていないことを確認するために、
車の下を覗き込むダフィ。
とうとう、車に爆弾を仕掛けられた。
カウンセリングを受けるように、休みをとらされる。
しかし、IRAの爆弾と、
友だと思っていた男に裏切られるのと、
どちらが精神的ショッ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月14日
『アイル・ビー・ゴーン』から『ガン・ストリート・ガール』を一作飛ばしてのエイドリアン・マッキンティ。
1980年代の北アイルランドを舞台に宗教対立、国内紛争を下地にしつつ、仲間思いで義理深く、それでいて大きな力にも汲みしないショーン・ダフィ警部補を主役に置いたハードボイルド風味の効いた警察もの。
...続きを読む
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