九尾の猫

九尾の猫

605円 (税込)

3pt

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手当たり次第に殺人を犯し、ニューヨーク全市を震撼させた連続絞殺魔〈猫〉の正体は?〈猫〉が通りすぎた後に残るものはただ二つ――死体とその首に巻きついた絹紐だけだった。おそるべき連続殺人をつなぐ鎖の輪を求めて、エラリイと〈猫〉の息づまる頭脳戦が展開される!

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九尾の猫 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    個人的にはクイーンの中で一番好きな作品である。
    推理小説としては正直それほどでもないと感じたのだが、
    後半のエラリーの苦悩、犯人が殺人を犯すまでに至った経緯の描写は圧巻。

    0
    2014年10月18日

    Posted by ブクログ

    後期クイーン作品で最高傑作。
    連続殺人犯は誰か?だけでなく、被害者の共通点は?動機は?など、現代の作品にもひけをとらない作品だと思う。
    しっかり、犯人は憶えているのに、動機などはぜんぜん憶えていな(笑)
    エラリー・クイーン読本に、ニューヨークが主役だと書いてあったので、再読しようと思う。

    0
    2012年12月23日

    Posted by ブクログ

    劇的な終幕を迎えた「十日間の不思議」(1948)に続く1949年発表作。単なる〝思考機械〟から苦悩する探偵へと様相を変え、円熟味を増したエラリイ・クイーン中期を締めくくる傑作だ。

    正体不明の連続殺人鬼にマンハッタンは震撼していた。何れも絞殺で、犯行には絹紬が使われていた。性別や人種、年齢や家庭環境

    0
    2025年06月11日

    Posted by ブクログ

    社会派ミステリ。
    連続殺人犯を追うエラリイ・クイーン。
    全く手掛かりがない状態から、一気に事件が繋がり、容疑者が見つかるシーンがとても印象的。
    大衆の混乱を描いた章も、価値がある名シーン。
    結末にも一捻りあり、最後まで楽しめた。

    0
    2023年01月28日

    Posted by ブクログ

    クイーンファンを自認しながら、本書はその梗概すらすっかり忘れていた・・・・・・。もうほとんど初読のような感じで読んだのだが・・・。

    いやもう、完成度高い。
    パズラーとしてはちょっと薄いけれど、サスペンスとしては超一級。ぐいぐい読ませる。
    もちろん、中盤で「なぜこの順番で殺されていたか」を説明するシ

    0
    2013年11月17日

    Posted by ブクログ

    本格というよりは警察小説の色合いが濃い作品。ミッシング・リンクものなのだが、同時に社会的テーマも扱っていて、既読のクイーン作品とはまるで雰囲気が違う。

    チームで捜査したり、また気の遠くなるような広範囲から犯人を絞り込んでいく様は正に警察小説の展開。でも推理のプロセスはばりばりの本格。エラリイが見つ

    0
    2013年03月31日

    Posted by ブクログ

    エラリイ・クイーンの数ある作品の中でも、自分的には三本指に入る大好きな作品です。謎解きとか、トリックといったものを楽しむというよりは、その「なぜ」の部分を深く問う作品だと思います。
    個人的には後期クイーン作品の中の傑作の一つだと思っています。

    今では「フーダニット」よりも「ホワイダニット」を問う作

    0
    2012年02月29日

    Posted by ブクログ

    クイーン後期作品の中でも人気の一品。ミステリってよりはホラーとかサスペンスってジャンルの方が相応しい気がする。

    0
    2011年11月03日

    Posted by ブクログ

    エラリィ・クィーンシリーズ。
    過去を憂い、連続殺人を解明のため自分の限界を尽くす、エラリィ。

    謎解きよりも、後半に近づくにつれ、濃くなっていく
    精神論、描写に重点が置かれている。

    エラリィの心の中に立ち込める霧は、最後の言葉で晴れるのだろうか。

    0
    2010年09月11日

    Posted by ブクログ

    ニューヨークは《猫》という連続殺人鬼の存在に怯えていた。犯人が現場に残すのは絞殺に使用した凶器の絹紐のみ。被害者達に共通点は見つけられず、新聞の風刺絵の猫には犠牲になった人数の尾が描かれ増えていく。

    0
    2009年10月07日

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