災厄の街〔新訳版〕

災厄の街〔新訳版〕

3年前に失踪したジムがライツヴィルの町に戻ってきた。彼の帰りを待っていたノーラと式を挙げ、幸福な日々が始まったかに見えたが、ある日ノーラは夫の持ち物から妻の死を知らせる手紙を見つけた……奇怪な毒殺事件の真相にエラリイが見出した苦い結末とは? 巨匠の最高傑作が、新訳で登場!

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災厄の街〔新訳版〕 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     最初は正直これがそんなに評判なのか?と思うような展開だった。
     しかし、あらゆる要素によって犯人がただ1人しかありえないという分かりきった状況が続く中、物語が終わりに近づくにつれてその驚愕の真相と隠れた真の悲劇がその姿を見せていったのには見事に騙されて言葉が出なかった。
     これから読むという人に言

    0
    2024年09月04日

    Posted by ブクログ

    96点:「ぼくならできました」

    エラリイクイーンが単なる外部の観察者ではなく、事件の当事者として裁判で証言をする。名探偵というものと行動の不自然さ、一般常識とミステリロジックの衝突、世間からみた探偵のいかがわしさが裁判の中であきらかになり、ただそういったものをロジックで突破するところは大きな爽快感

    0
    2023年09月11日

    Posted by ブクログ

    国名シリーズを読み終えてからの、災厄の町。
    キレッキレのエラリーに馴染んでいたので、しがらみに埋もれてなかなか動けないエラリーが、風采が上がらないように見えて、もどかしい。。

    ただ、背後に不穏な音楽がずっと流れているようでざわざわしながら、先へ先へとページを送りました。
    排他的な集団の結束や、親し

    0
    2023年04月21日

    Posted by ブクログ

    こ、これは面白い!
    ライツヴィルという町を舞台にしたシリーズの第一作目。田舎の空気と、名家の人たちのあれやこれやから、事件が起こり、エラリィは隣人として関わっていきます。
    お父さんがいないのが寂しい…ですが、エラリィの客観的立場の観察と、時々入れ込んでしまうところとか、絶妙な感じです。
    真相もよく練

    0
    2023年03月11日

    Posted by ブクログ

    エラリー クイーン作品のなかでも話の展開が大きくてスピード感がありリズムよく読める一冊だった。
    トリック・犯人共に最後までわからなくて焦らしに焦らされた。なんとなく国名シリーズ内のエラリークイーンよりもアクティブな印象を受けた。ちょっと恋愛要素が強めだったのが意外。

    0
    2021年10月09日

    Posted by ブクログ

    ライツヴィルの名士の家で起こった毒殺事件。夫が資産家の妻を殺そうとしたという実に単純な、しかし考えてみれば奇怪な事件にエラリイ・クイーンが挑むミステリ。
    事件が起こって以降のライツヴィルが本当に嫌です。まあミステリではありがちなんですがこういう閉鎖的な村だとか町だとか。疎外されてしまうほうからすれば

    0
    2020年12月30日

    Posted by ブクログ

    エラリー・クイーンなんて、いつぶりに読んだか分からないくらい。

    今回新訳版が書店の平積みになっていたので、衝動買い。

    日本で「配達されない三通の手紙」という題名で映画化されているらしい。
    (映画は愛憎ドロドロらしい)

    で、本書は正統派ミステリー。
    エラリー・クイーンが本人役で全編登場する。(他

    0
    2024年07月05日

    Posted by ブクログ

    ライツヴィルものの第1作。
    謎解きももちろん素晴らしいのだけど、今回読んでみてそれ以上に感心したのが、ライツヴィルの街そのもの。
    無責任で、人の不幸を待ち望み、煽るためなら嘘も厭わない街の人たち。これって現代と何らかわらない。ことにネットではなおさらで、人の本質ってものはこういうものかと納得してしま

    0
    2023年04月29日

    Posted by ブクログ

    国名シリーズとはまた違ったエラリイが見られた。人間模様がまじまじと描かれており、また結末もなんとも儚げなものであった。

    0
    2022年07月24日

    Posted by ブクログ

     読み了えてみれば、犯人はこの人しかいないだろうと思えるのに、そのこの人が解らない。今回もしてやられた。
     なかなか事件が起こらず、ページを繰る手が進まない。「クイーンの最高傑作」というお墨付きを信じて読む。
     エラリイ、モテモテである。ニッキーやポーラはどうなったのだろう?
     1940年といえば太

    0
    2022年07月22日

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