作品一覧

  • シークレット・エージェント
    3.0
    1巻1,518円 (税込)
    ロンドンの片隅で雑貨店を営むヴァーロックは、某国大使館に長年雇われたシークレット・エージェントである。彼はその怠惰を雇い主に咎められ、グリニッジ天文台の爆破事件を起こすよう命じられるのだが……陰鬱な社会とアナキストたちをめぐる人間模様を皮肉な筆致で描いた小説。
  • 闇の奥
    3.9
    1巻704円 (税込)
    船乗りマーロウはかつて、象牙交易で絶大な権力を握る人物クルツを救出するため、アフリカの奥地へ河を遡る旅に出た。募るクルツへの興味、森に潜む黒人たちとの遭遇、底知れぬ力を秘め沈黙する密林。ついに対面したクルツの最期の言葉と、そこでマーロウが発見した真実とは? 著者自身の強烈なコンゴ体験をもとにアフリカの奥地への苛烈な旅を描き、文明社会の価値観を問うた20世紀最大の問題作を、リーダブルな新訳で!
  • 闇の奥
    3.7
    1巻792円 (税込)
    アフリカの奥地に象牙採集をする人々の上に起こった事件を作者自身の体験にもとづいて書いた作品。『颱風』『青春』と共にコンラッドの中短篇の代表作であるが、作品の芸術的根強さにおいて他の二つを凌ぐ。ここには作者の原始に対する驚異と文明に対する呪詛とが熱病のような激しさであらわされている。

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  • 青春・台風
    -
    1巻550円 (税込)
    コンラッドの海洋中編の代表作2編を、田中西二郎のみごとな翻訳でおさめる。「青春」は、東洋航路のボロ帆船に乗り組んだ青春真っ盛りの船員が、辛苦のはてに憧れの東洋にたどりつくまでを回想形式で語る……海と青春への限りない愛惜をこめて語られる珠玉の名作。「台風」は南シナ海で台風に遭遇した蒸気船のなかでの、二百余人のクーリーたちと老練な船長との壮絶なやりとりを描く。

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  • 闇の奥
    5.0
    1巻550円 (税込)
    作者は船員時代にコンゴ川流域に出かけたが、そのときの経験が元になって書かれた作品。「闇の奥」とはアフリカ奥地の闇をさすが、同時に人の心の闇、文明の闇をも象徴していると思われる。コンラッドの代表作。

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  • 密偵
    -
    1巻770円 (税込)
    南仏のホテルに滞在する語学教師が、とつぜん身におぼえのないスパイの嫌疑をかけられる。持参のカメラに、いつのまにかツーロン軍港を撮影した写真がおさめられていたのである。みずから真犯人をつきとめなければ、彼には国外追放が待っている…第二次世界大戦直前の緊迫した情勢をバックにした、巨匠の記念碑的作品。

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ユーザーレビュー

  • 闇の奥

    Posted by ブクログ

    ポーランド生まれのイギリス人作家コンラッドの作品。自身が1890年ごろコンゴ自由国を訪問した経験に基づき書かれている。当時のヨーロッパから見たアフリカがどのような印象であったかがよくわかる。

    0
    2025年07月19日
  • 闇の奥

    Posted by ブクログ

    中学生くらいのときに、地獄の黙示録の原作を読みたくて300円で買った本。懐かしい駸々堂のブックカバーのまま、40年寝かせて今頃読んだ。
    主人公マーローが、アフリカの奥地にいるクルツを連れ戻すように会社に命令され、地獄のような光景を見ながらコンゴー川を遡って行く。
    地獄の黙示録が好きな人ならきっと気にいると思う。

    0
    2021年07月22日
  • 闇の奥

    Posted by ブクログ

    英国の作家ジョセフ・コンラッドによって書かれた中編小説。20世紀における英語文学の傑作として知られる。仏国の貿易会社に雇われた船乗りマーロウが、アフリカの出張所を訪れるためにコンゴ川を遡行し、やがてクルツという名の代理人を求めて大陸の奥深くへ足を踏み入れるが……というストーリー。背景には当時のベルギー国王によるコンゴ自由国に対する苛烈な植民地支配が存在し、本作にはコンラッドの船員時代の経験が反映されている。

    本作では語り手マーロウの出航から帰還までが作中作の形で展開し、プロットを辿れば物語の全体像は把握できるものの、作品を包み込む重厚なーーあたかも倫敦を覆う陰鬱な闇のような雰囲気が、テクスト

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    2019年09月10日
  • 闇の奥

    Posted by ブクログ

    映画「地獄の黙示録」の原作といわれる作品とのこと。コンゴの奥地への異様に薄暗い旅。真夏に汗だくでもう一回読んでみよう。

    0
    2018年01月08日
  • 闇の奥

    Posted by ブクログ

    さすがに古典的名作と呼ばれる作品は、ものが違う。かならずしも整っているわけでは無さそうなのに、展開の巧みさ、テーマの奥深さによって、一読、忘れられない内容である。

    0
    2018年10月14日

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