清水俊二の作品一覧
「清水俊二」の「映画字幕五十年」「映画字幕の作り方教えます」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「清水俊二」の「映画字幕五十年」「映画字幕の作り方教えます」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
本書はレイモンドチャンドラーによる長編小説の二作目である。『大いなる眠り』を書き上げ、一定の地位を築き上げた著者による次回作ということで、野心的であった処女作以上に気合が入っていたであろうチャンドラーは、敬愛するダシールハメットに再度頼りつつも、その影響下から脱却しようと試行錯誤していたであろう点が随所で伺える。
まずフィリップマーロウの性格だ。前作において皮肉を交えつつも一定の静けさを保っていた彼は今作では本当によく喋る。しかもその発言の隅々にまで皮肉を張り巡らせている。必要以上に相手を煽り小馬鹿にするような発言が目立ち、口を開けば捻くれた言葉を吐くような次第でその本意がいまいちつかめない
Posted by ブクログ
本というものには読むタイミングが存在すると思う。
同じ本でも、読む人間に合う年齢、季節がそれぞれの読者で違う気がしている。
「長いお別れ」は、自宅にあったのでずっと昔に読んだことは確かだけど、全く内容を覚えていなかったので再読した。きっと以前に読んだ時はただ字を追っていただけで中身が入ってきていなかったのだと思う。読むタイミングが合っていなかったんだろうなぁ。
ほかの方の感想を読んでも、歳を重ねて読んだらよく読めたと書いている方が多くいるようだった。
今回再読して改めて、なんて渋くて面白い話なんだ…と思った。
マーロウの男っぷりといい、脇キャラも個性的で良い。ハンサムでお洒落でどことなく危険