長いお別れ

長いお別れ

1,100円 (税込)

5pt

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私立探偵フィリップ・マーロウは、ふとした友情から見も知らぬ酔漢テリーを二度も救ってやった。そして彼はテリーの殺害容疑を晴らす為に三たび立ち上るのだった! ハードボイルド派の王座を占めるチャンドラーが五年間の沈黙を破り発表した畢生の傑作、一九五四年アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作。

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長いお別れ のユーザーレビュー

男が本作品を読み終えた時、その感想は2つしかない。

1.こういうオトナになりたい(30歳未満)
2.こういうオトナになりたかった(30歳以上)

自らのモラルのみに従い、強く生きる。
まさにハードボイルドの王道ともいえる本作品の魅力は、やはり主人公フィリップ・マーロウのカッコよさにつきるでしょう。ストイックな生き方と、物憂げで感傷的な描写が絶妙にかけあわされ、忘れられないシーンとセリフが目白押しです。

「さよならをいうのはわずかのあいだ死ぬことだ」
「ギムレットには早すぎる」
くーっ、カッコよすぎる。人生で一度くらいは使ってみたいセリフです。

NHKドラマ「ロング・グッドバイ」の放送で今一度注目を集めそうな本作品。
戦後復興時の日本を舞台にフィリップ・マーロウがどう演じられるか、多くの方が興味津々だとは思いますが、個人的にはギムレットの扱いが気になります。
まさか焼酎になったりしないよね。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年03月04日

    ボリューミーな物語とマーロウの格好良さ全開の一冊だった。
    あの名言の元ネタが本書とは…
    自分の無知が恥ずかしいと思った。
    春樹さんが翻訳した版も読んでみたいな~♪

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    Posted by ブクログ 2023年01月18日

    翻訳本の中では、わたしの最も好きな本。

    レイモンドチャンドラーの魅力は、その個性的な登場人物と味わい深い会話。どのページから開いても独特な空気感を味わうことができ、何度読んでも飽きません。
    村上春樹訳も清水俊二訳好きですが、装丁は古くからある清水さんの方が好きです。
    物語終盤の「ギムレットには早す...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年10月17日

    ハードボイルド小説の金字塔的作品。初読は30年以上前ですが、何年か毎に定期的に読んでいる私の愛読書。男の友情の全てがここにあります。

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    Posted by ブクログ 2021年10月01日

    私にとっての初チャンドラー作品だったが、
    渋い。深みが段違い。旨味も凄い。
    10代からの全ての世代が楽しめると思う。
    といっても、10代辺りの人にとっては、少し想像しづらい部分もあるかもしれないから、何度か読んだり、少し経ってから読み直しても良いかもしれない。

    内容について少し触れると、
    フィリッ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月04日

    ちょっとした言い回しの一つ一つに痺れます。
    チャンドラーの本を読んだのはこれが初めてですが、他の作品も読みたくなりました。
    最後の一文まで渋みがあります。

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    Posted by ブクログ 2021年08月23日

    私立探偵フィリップ・マーロウは友の無実を信じて事件の渦中に飛び込んで行く。
    「ギムレットにはまだ早すぎるね」
    かっこいいなぁ。おれ、酒好きじゃないけど、こういうハードボイルド作品は大好物。

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    Posted by ブクログ 2021年07月17日

    映画「あの頃 君を追いかけた」日本版の主演山田裕貴くんが齋藤飛鳥ちゃんの帰省を駅のホームで心待ちにしているときに、読んでた本ということで気になって手に取ってみました、理由が突飛。だけど、知らなかっただけでいわゆるハードボイルドものの超名作だったのね。

    ハードボイルドってなんかキザで男臭い感じがして...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年06月06日

    清水訳にしてよかったと思います、言い回しは年代もあってか古く小難しいですが慣れたらそれすら味があります…。粋な台詞や皮肉がずっしり効いていて素晴らしいです。マーロウの乾いた面とたまに滲む色気のバランスが素敵でした。何より私はロジャーがどうしようもなく愛しく感じてしまいました。それゆえにもう歯痒く悔し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年12月08日

    大筋ではミステリだが
    主人公フィリップ・マーロウの「ハードボイルド」を描くに多いに筆費やされる
    ミステリに対し私立探偵というその立場は
    現在なら「警察ものミステリ」に入るだろう名(超)探偵でない職場ものであるものの
    「ハードボイルド」なので安易に仲間はいない
    君の瞳に乾杯するのも至極慎重
    そういうハ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月15日

    やっぱりこれだよな。最初に読んだときは★★★だったが二度目を読んで、やっぱり★4つでしょう。あまりにクールすぎる文体とクールすぎるマーロウに完全にしびれた。

    再読 19960623
    -----

    先日ロバート・アルトマンの映画バージョンを観てあまりにもあっさりカンタンなストーリーだったので、そうじ...続きを読む

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