作品一覧
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ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレジョーピケットサーガも17作目になるのか。2作目(電子のみ)以外全部読んでいるが、ずっと安定したレベルを維持しているのが素晴らしい。
ジョーと家族が危機に瀕して、苦悩して、最後にその危機を(ネイトがやってきて)乗り越えるカタルシス…マンネリっちゃマンネリなんだが、そのマンネリを何度も味わいたいって気持ちをもつ俺としては、このシリーズは期待を満たしてくれる安定供給源の一つとして非常に重宝している。
家族の危機、ネイトの強さ、ミッシーのヴィランっぷりと本作でもその良きマンネリ要素は満たされるのだが、州知事の交代や娘たちの成長など、要素は少しずつ変わってきてて、そこもまた次作以降に期待する要素だ -
Posted by ブクログ
毎年、一作楽しみに待ち焦がれるシリーズ新作が今年も順調に登場。現代の西部劇。最近、海外旅行に出たり、Liveとその練習に時間や気持ちが優先されて(←言い訳)、こんなに愛読しているシリーズ作品を、今頃読んでいる。さて本シリーズは、そもそも単独完結作品として書き継がれてきたように思うが、時には複数作品を通して連続感のあるストーリーも増えてきていると思う。
初期の頃は「荒野のディック・フランシス」などと呼ばれて、読者としてもなるほどいいキャッチコピーだと納得していたものの、やはりフランシスのように毎作異なる主人公・異なる設定ではない。フランシスは設定を変えても、すべて同じハイ・レベルでのハード -
Posted by ブクログ
シリーズ作品の難しい事は、毎回キャストを総動員しないといけないことだろう。
個性豊かなキャラが増えるごとに、読者は新作でお気に入りのキャラの登場を期待する。それを裏切らずに見せ場を作りつつ新作を書くのは並大抵のことではないだろう。
特にシリーズの魅力の一つが、雄大なオレゴンの自然の風景(そしてそこで熟成された人々の生き方・価値観)であるだけに舞台も変えにくいだろうし…。
そういった制限がありながらも、本作は見事にいくつかのエピソードを束ね、お馴染みのキャストを配置しラストまで一気に楽しめる仕上がりになっている。
キャストが年を取り(成長し)、すこしずつ言動が変わる辺りもリアルで、こちらも感 -
Posted by ブクログ
講談社文庫はルーロン知事のように任期が切れ、創元推理文庫はネイトロマノフスキのように寡黙で語らない。
日本での最新刊を読み終えた今、次作が出るまで途方に暮れているしかないのか?
日本語訳ピケットシリーズは一年に一回しか出版されていない。
ピケットファンの皆さん、これでいいと思いますか?
アメリカでは既にこの作品以降5作も出版されているんですよ。(Wikipediaによる)
今回のシェリダンは大学生なのに、アメリカの最新刊では30歳に近くなっているはずなんです。
どうかどうか一刻も早くアメリカに追いついてください。
水源のない荒野で喉が渇いたエルク状態です。
いや、風雪に晒されるヤマヨモギの気分 -
Posted by ブクログ
猟区管理官ジョー・ピケット・シリーズ、13作目。(電子書籍を別にすると12作目)
「鷹の王」に続く作品。
今作から版元が創元推理文庫に代わって、引き続き発行されてます。
ジョー・ピケットは広大なワイオミング州で、国立公園を管理する仕事を愛し、大自然に日夜触れている男。
一見ごく普通の善良な人物だが、小さな兆候も目に留め、どんな難題にも愚直なまでに対処し、逃げることなく突き進む。
その結果、豪放な知事には信頼されているが、与えられた車両は何度も大破、堅苦しい上司とは反りが合わない。
環境保護局から、裁定指令を持ってやってきた役人二人がいた。ジョーの知人のブッチの所へ。彼らはなぜか、武器を所持