熱砂の果て

熱砂の果て

小説・文芸
1,400円 (税込)

7pt

ワイオミング州猟区管理官ジョー・ピケットの盟友ネイトのもとへ、連邦政府の秘密組織の男たちが人質を取って現れた。彼らは政府に追われているネイトの容疑を抹消することと引き換えに、ある任務を依頼した。州南部の砂漠地帯で大規模テロを計画している可能性がある、駐米サウジアラビア大使の息子の動静を探れ、と。ネイトは引き受けざるを得なかったが、この件には何か裏がありそうで……。一方のジョーも、ネイトが失踪したという情報を受けて、砂漠地帯へと向かう。不毛の荒地を舞台に、大迫力のアクションが繰り広げられる冒険サスペンス!/解説=堂場瞬一

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外ミステリー
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    創元推理文庫
  • タイトル
    :
    猟区管理官ジョー・ピケット・シリーズ
  • タイトルID
    :
    1357101
  • ページ数
    :
    466ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年06月19日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

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熱砂の果て のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    C.J.ボックスの猟区管理官ジョー・ピケットのシリーズ。

    「越境者」「嵐の地平」に続く、16作目。(2作目の電子書籍と翻訳されていない短編集?が間に入ってますが)
    原著は2016年。デビュー作発行は2001年なので、だいぶ経ってますね~。
    日本での発行は1作目2004年、本作が2023年。
    登場人物は、ちゃんと年を取っていくスタイルですが~
    発行年よりはゆっくり進んでます。

    ジョー・ピケットは、家族と仕事を愛する、善良で真面目な男。
    中背で引き締まった体つきで、特にたくましくはないが、愚直に問題に取り組むうちに、何故か危険の真っただ中に入り込む運命にある(笑)
    ワイオミングの広大な自然の中で、密猟やさまざまな悪だくみに遭遇しては、解決していきます。

    今回は珍しく、担当区域を離れて、州南部の砂漠地帯へ。
    それというのも、盟友ネイトが姿をくらましたから。
    ネイト・ロマノウスキは鷹匠だが、元は特殊部隊工作員の凄腕。長身で手足が長く金髪を後ろで結んでいる。
    グレーゾーンで生きているため、日頃は山中で身を隠すように独りで暮らしています。

    そんなネイトの元へ政府関係者がやってきて、大規模なテロを起こす疑いのある男達を調査するよう要求してきた。ネイトの記録を抹消するという条件だったが、人質を取られて、要求を呑むしかなかった。
    ネイトを探すために行動するジョー。
    ここへさらに、ジョーの長女で大学生のシェリダンが、友達のバイトに付き合って、同じ地域に滞在しているという。まさかそんな危険な場所とは知らずに‥!

    だがネイトとジョーが来ると知っていたら、悪者こそ逃げた方がよかったかも(笑)
    大がかりだが、ある意味シンプルなアクションものとなってます。
    家族愛が絡むのが、さすがこのシリーズというところも。
    利発だった女の子シェリダン、すくすく育ってますねえ。
    自然が好きで鷹匠になりたがっていたぐらい、ネイトとも親しかった。
    大人になりかけて、ちょっと距離は開いたけれど。
    まだまだシリーズが続いているのが、嬉しい限り☆

    0
    2026年03月09日

    Posted by ブクログ

    講談社文庫はルーロン知事のように任期が切れ、創元推理文庫はネイトロマノフスキのように寡黙で語らない。
    日本での最新刊を読み終えた今、次作が出るまで途方に暮れているしかないのか?
    日本語訳ピケットシリーズは一年に一回しか出版されていない。
    ピケットファンの皆さん、これでいいと思いますか?
    アメリカでは既にこの作品以降5作も出版されているんですよ。(Wikipediaによる)
    今回のシェリダンは大学生なのに、アメリカの最新刊では30歳に近くなっているはずなんです。
    どうかどうか一刻も早くアメリカに追いついてください。
    水源のない荒野で喉が渇いたエルク状態です。
    いや、風雪に晒されるヤマヨモギの気分です。

    0
    2024年02月25日

    Posted by ブクログ

    スケール上がりましたね!007かミッションインポッシブルか、ってくらいです。もう猟区管理官の枠を越えてますよ。聞き及ぶあの方々のやり方の凄さには震撼させられます。そして、ネイトがカッコよすぎ。ルーロン知事の「おれの州」というセリフはいつも響きます。「わたしの◯◯」って胸張って言える対象を持ちたいものです。彼がいなくなるの、寂しい、、。そして、またまた波乱ありそうなラスト。全く、ジョーは休まる暇ありませんね。
    #夏の読書感想文

    0
    2023年09月01日

    Posted by ブクログ

     前作では、病院のベッドに身を横たえていたネイト・ロマノウスキーが、本作では熱砂の砂漠で銃を構えて登場する。迫りくる敵。空を旋回するネイトの鷹たち。砂塵を巻き上げて迫る脅威。そんな緊迫したシーンにスタートする本書は、全編この手のアクション満載の読み逃せない一作だ。本作ではネイトと本編主人公であるジョー・ピケットとのそれぞれのドラマが、ラスト近くで交錯する。言わば、二つの冒険小説を楽しめるばかりか、それらの合体するラストシーンの豪華さを味わうことができるのだ。

     ぼくは、インターネットが普及する前に、パソコン通信Nifty-Serveで冒険小説&ハードボイルドフォーラムのSysop(SystemOperatorの略です)をやっていた。当時は内藤珍著『読まずに死ねるか』の時代で、まさしく書店の軒先には世界の冒険小説が並んでいた。マクリーン、フォーサイス、カッスラー、ラドラム、ヒギンズ、マレル、バグリィ、クィネルetc.etc...スパイ・戦争などのスケール感のある冒険小説ばかりではなく、ハードボイルド系の小世界的ではあるが心にぐっと響いてくる冒険小説作家も台頭する。D・フランシス、ライアル、ウィンズロウ、ロス・トーマス等々。しかしいつしか、冒険小説もハードボイルドも鳴りを潜め、地下に潜る。冒険小説のそうした長い暗闇の時代を越えて、このジャンルの正統派後継者として男の生き様や孤独や戦いを描くのがあまりに上手いのが本シリーズのC・J・ボックスである。

     そしてそのことを証明して見せるのがこの驚くべき新作であると思う。タイトルとなる熱砂の果てに起こるものは何であるのか? 熱砂の果てからやってくる敵はどういう者たちなのか? もはやダブル主人公とも言えるジョーとネイトの物語は、それぞれに並走して語られる。二人の運命はどこでクロスするのか? 熱砂の果てに本当に起ころうとしていることは、何であるのか?

     読み始めから、読者は本シリーズの魔力に酔わされることだろう。ネイトの現在が描かれる。死の床から蘇ったネイトは不意の謎の男たちの訪問を受ける。世界規模のディジタル・テロを狙う勢力があり、それに対抗する国家的秘密組織があり、後者の側がネイトを訪れたのだそうだが、彼らは胡散臭い政治の世界からの使者であり、ネイトは彼らの要請を受けるでもなくこの国(USA)に起ころうとしている危機の真偽を確認する必要性に駆られ、砂漠へと旅立つ。ネイトの家族である猛禽たちとともに。

     一方で、本シリーズの主人公である森林監視官ジョー・ピケットは、退任が迫るルーロン知事の依頼で行方不明のネイトの捜索に取り掛かる。砂漠の異なる方向から、ネイトとジョーは熱砂の果てに待ち受ける謎めいた場所にそれぞれのトレイルを描いてゆくのだ。それらはどう見ても一筋縄ではゆかないトレイルであり、その果てには凶悪なグループが待ち受けているというのだ。

     これだけでも十分冒険小説的要素は満載なのだが、ジョーのシリーズは家族の物語でもある。もちろんこのきな臭い荒野に向かう二人の先に家族の一員が巻き込まれているなんて全く知らない。敵は何ものなのか? 味方に見えるネイトへの依頼人たちもどうも胡散臭い。情報戦と肉弾戦の二重の戦いが待ち受ける荒野に、二人のストレンジャーのトレイルと硝煙が遺される。

     西部劇というより、もはや戦争に近い砂漠の闘いでありながら、家族再生の物語を組み入れるという、いつもながらのポロック魔術にのめり込むこと必至のアクション大作である。

    0
    2023年08月06日

    Posted by ブクログ

    ジョーがネイトと出会って10年経過してることに衝撃…

    容疑を抹消することと引き換えに州南部の砂漠地帯でテロ計画の潜入捜査を開始したネイト。ジョーは失踪したネイトを捜索する。
    当然面白い。
    ジョーの娘のシェリダンが巻き込まれてしまうことに最初違和感があったが、友達想いでトラブルに巻き込まれる点は父親譲りなのか…

    シェリダンが事件に絡んでくる流れに違和感をもって、何故そうなるのだろうかと引っかかっていた。
    鷹匠のネイトと姉弟関係にあると同時にジョーと同じく"鷹"のように自由に飛び回るネイトが立ち戻る場所としての存在していることがわかる展開に納得した。
    夢で始まり、夢のように終わる展開も良い。

    0
    2023年07月25日

    Posted by ブクログ

    2024年の2作目は、ワイオミング州猟区管理官ジョー・ピケットのシリーズです。相変わらずの面白さです。
    今回の舞台は、州南部の砂漠地帯レッド・デザートです。物語は、ジョーの盟友ネイト・ロマノウスキが、予知夢を見る事から始まります。それは、砂漠の真ん中で、3台のピックアップ・トラックに乗ったイスラム系戦士が自分に向かって来るという夢でした。そして、予知夢通りの結末に至る訳ですが、それにジョーが、どう関わって来るのか?最後は、正に西部劇の対決シーンの様です。そして、いつものようにジョーの家族が巻き込まれます(笑)。今回巻き込まれてしまうのは、長女のシェリダンです。
    今回描かれているようなテロ計画は、9.11以降のアメリカでは、きっと現実に起きている事と思ってしまいました。荒唐無稽でなく、十分にリアリティを感じます。
    ☆4.5

    0
    2024年02月28日

    Posted by ブクログ

    猟区管理官ジョー・ピケットの盟友ネイトのもとへ、政府の男たちが人質を取って現れた。彼らはネイトの容疑を抹消することと引き換えに、州南部の砂漠地帯で大規模テロを計画している可能性がある男の動向を探り出せと要請した。ネイトは引き受けざるを得なかったが、この件に裏がないはずがなかった。一方のジョーは、ネイトが失踪したと情報を得て砂漠地帯へ向かう。シリーズ屈指の大迫力アクションが展開される冒険サスペンス!

    年に一冊のお楽しみ。シリーズ第16作もアクション満載。

    0
    2023年07月23日

    Posted by ブクログ

    〈ジョー・ピケット〉シリーズ。今作の中心にはネイトがいて、シリーズの中でそういう時は特に面白くなる。政府の人間がネイトにある人物の動きを探って欲しいと取引を持ちかけてくる。ジョーはネイトを探しに砂漠に入っていく。徐々に明らかになっていく政府の人間の計画と、それを知ったネイトの反応や行動と守るべきものがハッキリしてからの強さ。ジョーとネイトの間にある信頼関係と、ジョー一家との繋がりもこのシリーズの肝になっていて今作も面白い。

    0
    2023年06月30日

    Posted by ブクログ

    これまでにないシンプルなストーリー。そして、ネイトが主役と言ってもいいくらい。アメリカ中西部のローカルでディープな政治や宗教や民族のことなど、いつも知らない世界を見せてくれるシリーズだけど、今回は少しそのあたりが浅かったかな。3.2

    0
    2024年09月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    猟区管理官ジョーピケットシリーズ現時点最新作。いよいよネイトとのバディものになってきたなぁ。物語も前作にもましてインフレ化、国際政治的な陰謀が背景にあって、狩猟規則はもはやきっかけとか味付けにすぎない感じ。

    ネイトがメインの話だから、そうなるのは必然で、それはそれでオモロいんだが、いったん基本に立ち返って、牧場荒らすヤッカイなヤツとか地方政治の利権悪徳政治家とかそういうの相手に大自然の中で立ち回ってほしいなぁと思うファンのワガママ心理。

    ところで、ネイトとメアリーベスの予知夢という話のきっかけは、剣客商売で美冬が男の夢を見たのが大治郎、という話を思い出し、何やら不穏な符合を感じたが気のせい?

    0
    2023年10月20日

熱砂の果て の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外ミステリー
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    創元推理文庫
  • タイトル
    :
    猟区管理官ジョー・ピケット・シリーズ
  • タイトルID
    :
    1357101
  • ページ数
    :
    466ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年06月19日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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