果てしない残響

果てしない残響

小説・文芸
3,300円 (税込)

16pt

アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作! ボーシャン警部が特権階級の闇を暴く

テムズ川で溺死体が発見された。ボーシャン警部の捜査により、30年前、企業年金を横領して姿を消したCEOの事件との関連が浮かび上がる。さらに少女失踪事件も抱える彼は、排他的な上流階級に苛立ちながら聞き込みを続ける。エドガー賞最優秀長篇賞受賞作

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果てしない残響 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    英国の上流階級をターゲットにしたミステリー。主人公はロンドン警視庁の警部と帽子屋のキャリー。読み始めてすぐキャリーに好感を覚えた。過去と現在の事件も捜査を緩めない描写も、警部とキャリーの恋愛の描写も比例していて楽しめる。
    前作があるらしいが邦訳されてないらしく、そこは残念。女性ならうなづく場面は多いかなと思う。

    0
    2026年03月06日

    Posted by ブクログ

    アガサ・クリスティな感じ。
    この本は、シリーズ第二作とのこと。
    第一作が翻訳されてないため、前作との繋がる部分の記載については、??になってしまうのが残念。第三作もでているとのことなので、第一作と第三作を邦訳してもらえると嬉しいです。

    0
    2026年07月06日

    Posted by ブクログ

    テムズ川で身元不明の女性の溺死体が発見された。当初は不運な事故だと思われていたがボーシャン警部の捜査によって、30年前の企業年金を横領して姿を消したCEOの事件と死んだ女性の関連が浮かび上がる。英国政府の影の権力者ハンプトン下院議員に事件の調査を依頼されるボーシャンだったが、15年前に発生した少女失踪事件の調査も行うことに。一見すると無関係なふたつの事件。だが思わぬ形でこれらが結びついたとき、イギリス上流階級の暗い闇に呑まれた叫び声が響きだす...。 

    シリーズ第2作ということだが、前作は未訳。次作も含めて紹介されたら、多少印象が変わるかもしれない。

    0
    2026年02月28日

    Posted by ブクログ

    ふたつ事件をロンドン警視庁の刑事たちが追う… 英国の階級社会を風刺したミステリー #果てしない残響

    ■あらすじ
    ロンドン警視庁の刑事カイウスが劇場に訪れたとき、観客が倒れて亡くなってしまう。彼はかつて女学園で起こった失踪事件を調べていたらしく、カイウスは事件の再捜査を考えていた。

    一方、テムズ川で女性の死体が発見される。当初は事故死と思われたが、過去の横領事件との関連性が浮かび上がる。さらにイギリスの下院議員で権力者であるハンプトンから、事件を詳細に調査せよと指示される。関連のなさそうなこの二つの事件、どんな背景があるのか…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    濃厚濃密なイギリスのミステリー、いやーお腹いっぱい、大満足ですね。いわゆる英国の階級社会、アッパークラスを風刺した内容になっていて、事件や犯行動機などに関係してきます。

    日本人だとイギリスの階級社会ってのに馴染みがないですよね。なんとなく上級国民やお金持ちとそれ以外みたいな曖昧な感じはあるけどさ。

    イギリスの場合は労働者、中間層、富裕層、上流階級といった明確な区別がある。なんつっても個々アイデンティティを持っていて、そういうもんだって納得してますよね。お国柄って面白い。

    さて本作は、そんな階級社会のあるイギリスが舞台。ふたつの事件を現場ロンドン警視庁の刑事たちが追っていく。

    ひとつは女学園でとある少女が失踪してしまった事件、もうひとつは年金横領事件に関係しそうな殺人事件。どちらも過去に起こった事件で捜査は難航。事故として処理されそうなところ、突然カイウスが権力者に呼び出され、捜査に拍車がかかっていく… という筋立て。

    事件はもちろん、なぜ権力者の下院議員に捜査を依頼(というか命令)させられるのかってのも謎なんよ。権力者の出現あたりから、ミステリーとしての厚みがぐぐっと増してくるんすよね。

    主人公はカイウス刑事ですが、お仲間の刑事マット、エイミーも魅力的。何より彼らの会話が機知に富んでだり、友達みたいなやり取りでほっこりするんすよ。もちろん意識が高いプロの刑事であり、事件解決に向けて大活躍してくれます。

    そして本作、実は2割くらいはラブロマンスなんです。カイウスと帽子屋キャリーとの関係性が鬼アツです。出会いからデートして仲良くなって… みたいな感じで徐々に発展していくんだけど、もう羨ましいくって。私もまぜて欲しい! ただお話が進むと、更なる変化がおこるんですが… それは読んでのお楽しみ。

    もうひとり鍵を握る人物、ルパート・ビーチャムですよね~。彼がいることで人間関係にエグみが爆増。ちなみに本作はシリーズ2作目で、彼は1作目にも出てくるようです。読み終わった後で解説を読んでいただくと、理解度もあがって楽しめますよ。

    さて肝心の事件、謎解きについてですが、これも想像の二倍くらい練り込まれてましたね。事件自体はそうだよねって感じなんですが(とはいえかなりハード)、さらに物語全体とおして様々な人物がいり乱れるんすよ。えええぇっ? となるところも多くて力が入ったなー。終盤の着地なんて、全く想像できませんでした。

    次回作は本国では既に発売されているようでして、もはや前作も次回作も読みたい。というのもやっぱり人が書けていて、彼らを見ていたくなるんですよね。しみじみと読ませてくれる良い作品でした。

    2025年のエドガー賞、最優秀長編賞ってことで期待してましたが、やっぱり迫力ありましたね。パワフルなミステリーを堪能させていただきました。

    ■ぜっさん推しポイント
    貴族、生まれながらのお金持ち、上流階級、ロイヤルファミリー。なーんて聞くと、なんか憧れちゃいますよね。

    しかし生まれた瞬間に運命や、果たさなければならないことが決まっている人生ってのも、なかなかしんどそう。それが世のため人のためと信じられるならいいけど、そうでもなかったら良心と重責に潰されそうでさ。

    自由に気楽に生きれる立場ってのが、やっぱり幸せなのかもしれませんね。

    0
    2026年01月21日

    Posted by ブクログ

    面白かった。けど、なんとなく職場は明るく、まるで警察署が会社のオフィスのようで、残虐な犯人逮捕も仕事と割り切っている様子は、我々が知っている刑事事件とは、かなり違う。プライベートな時間もたっぷりあり、有意義に使っている。まだまだ続編がありそうな余韻が残っている。これはこれでありなのかとも思う。

    0
    2026年09月14日

    Posted by ブクログ

    30年前の年金詐欺事件、15年前の少女失踪事件、一見関係のない2つの事件が途中から絡み合って、、、。若干ストーリーは強引ではあるが、登場人物を含めなかなか面白かった。
    残念なのはシリーズ2作目であり、1作目は未訳。1作目からのつながりの描写もところどころみられただけに1作目から読みたかった。

    0
    2026年08月10日

    Posted by ブクログ

    テムズ川で身元不明の女性の水死体が発見され、不運な事故だと思われたが、ボーシャン警部の捜査により30年前に繊維会社の経営者が巨額の年金基金を持ち逃げしたまま行方不明になった事件と関連していることがわかる。
    同時に15年前の少女失踪事件の捜査もすることに…。

    無関係だと思われた二つの事件だが、次第に接点が見えてくる。
    この事件と並行して、帽子職人との出会い…。

    過去の二つの事件が、どういうかたちで展開をしていくのかが気になり、飛ばし気味になる。
    思いもよらぬ結末にたどり着く。

    0
    2026年04月15日

    Posted by ブクログ

    いきなり2作目、のためか主人公の説明がなく、ミックスって?と思いながら進むので、読み込みにくい。ほかの登場人物も風采等不明で。

    0
    2026年02月12日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ2作目から刊行なのはエドガー賞を取ったからだけど、次は3作目が出るのかな? 1作目の事件が本作に微妙に影響しているけど、そこまで大きな問題はないので、その点は気にしないで読める。重厚な話ではあるが、主人公刑事のラブストーリーや多様性の話が絡んだりするので、あまり重い気分にならずに読める。次作が出たらぜひ読みたいけどハヤカワミステリもほんとお高いので、全体的に先延ばし気味。2つの事件は最後の最後で解明されるのだけど、正攻法で進んでいく構成は見事であり、心に残る良いミステリだった。

    0
    2026年03月11日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    冒頭のパーティの場面で挫折しそうになるものの、エドガー賞を信じて読み続けて正解でした。
    複数の事件と大勢の人物が複雑に入り組んで、最後にはピタリとはまるこの感じは、翻訳ミステリならでは。楽しめました。
    ただシリーズ2作目ということで、解説を読むと1作目と深く関わり合う部分が多々あるようなので、本邦初登場の作家さんにありがちなモヤっとした感じはどうしても残りました。はたして1作目を読めるのがどうか。この作品がたくさん読まれるかにかかっているのですね。悩ましい…。

    0
    2026年01月26日

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