作品一覧 2023/02/10更新 宇宙魂に目覚め、自分の魂の星(ふるさと)を旅する 試し読み フォロー エーテル体に目覚める本 : スピリチュアル・パワーを呼び込む 試し読み フォロー 改訂版しあわせ占星術 試し読み フォロー サンドリーヌ裁判 試し読み フォロー 死後を生きる 試し読み フォロー 新版 しあわせ占星術 自分でホロスコープが読める本 試し読み フォロー 精神世界の教科書 試し読み フォロー 月星座占星術講座 ―月で知るあなたの心と体の未来と夢の成就法― 試し読み フォロー 日本占星天文暦 1900-2050 試し読み フォロー 人間は宇宙船だ 試し読み フォロー 1~10件目 / 10件<<<1・・・・・・・・・>>> 松村潔の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 精神世界の教科書 松村潔 精神世界というとうさん臭さを感じる向きもあると思うが、セックスやアルコールやドラッグも本質的には同じ。肉体という感覚に閉じ込められた小さな自分に無限を感じる解放感を与えてリフレッシュするため、精神世界に変わるものを誰でも一つは持っている。納得。 Posted by ブクログ 月星座占星術講座 ―月で知るあなたの心と体の未来と夢の成就法― 松村潔 占星術というよりは、月のリズムを利用したまじない本。占星術とグルジェフの理論をウィッチクラフトの魔術に応用したいと思い購入。 29.5日の朔望月を通していかに願望が浸透していくか、詳細に過程を提示。 自分のホロスコープの月のハウスごとに、どういう場面で意識が眠りやすいか、また「月に食われ」ないため...続きを読むの方法も。 何度も読み返すための本。 Posted by ブクログ 改訂版しあわせ占星術 自分でホロスコープが読める本 まついなつき / 原宿占星術虎の穴 / 松村潔 占星術を自分でもやりたい人のための入門書。 数日前に鑑定をお願いした占い師さんが、手相とホロスコープを用いられていたのがきっかけで購入しました(ちなみに、その占い結果自体はあまりピンと来なかった^^;だから自分でやってみようとなったんだけれど)。 占星術の大まかな法則と、読み解く方向性が載っているの...続きを読むで、非常に分かりやすいです。星の持つ抽象的な意味を、どう解釈していくかが勉強の肝なのかなあ。 初心者にも飲み込みやすく、「もっともっと!」って興味をかき立てられる本でした。午前中にこの本買って、1冊ざっと読み終わった夕方には「専門書買うか」とまた本屋寄ったからね。笑 Posted by ブクログ サンドリーヌ裁判 トマス H クック / 松村潔 これは、ものすごく身につまされた。 周囲を見下し、孤高を保つ夫・サミュエル。 過剰な自意識。自分はこんなところにいるはずではない。 頑なに自分を守り、他人を排除する。 内心は不平・不満・怒りに満ちている。 これは学生時代の私か? しかも私は、そのプライドの高さから、そんな自分すらも他人から隠して...続きを読むいた。 自分の不平・不満・怒りは日記の中にだけ。 いや、年齢と共に頑なに自分の中に閉じこもっていく姿は、私の母のようにも思える。 感情が表面にあらわれることはなく、他者への興味・共感を失い、家族の心配に心を向けることはない。 いや、いや。やっぱりこれは夫婦の問題。 知らず知らずに変わっていくのは人間として当たり前。 しかし、人として大事なものを失っても気づかず、相手の些細な変質を騒ぎ立てる。 自分を棚に上げて、相手への不満ばかりがたまっていく。 そんな夫婦にならない自信、ある? 読みながら、思考は過去へ未来へと揺れ動く。 サンドリーヌもサミュエルも、どちらも相手を愛していた。 愛していたから期待もした。 期待に応えてもらえないからサミュエルは孤高の存在を演じた。 そしてサンドリーヌは。 サミュエルは、自分ができる人間だから周りを見下していたのではない。 ゆきすぎたコンプレックスが、彼を鼻持ちならないインテリへと押しやった。 なんて深くて繊細な人の心と、その闇。 なんて深くて広い愛情。哀切。 読んでよかった。 Posted by ブクログ サンドリーヌ裁判 トマス H クック / 松村潔 泣かされる本には本当に困る。ガツンと音が出そうなくらいの痛みが、読後の充実感に変わって心の中に広がるとき、人間としての弱さを突かれたような驚きによって感動が一気に沸騰してくるようなケースだ。 時にそれは最後の一行であったり、最後の一シーンであったりする。この本に関して言えば最後の一ページだ。こ...続きを読むのページが心を銃撃する火薬量は生半可なものではなかった。 いつもながらの回想シーンの叙述と現在の状況とを交互に繰り出して、事件の全体像を抉り出す、丹念に仕上げられた木工細工のような誠実な仕事ぶりはクックそのものである。しかしこれまでと違うのは、現在の状況が裁判の初日の冒頭陳述に始まり、十日後の結審に終わるという流れは、この作家の新機軸である。リーガルサスペンスに挑んだのも初めての試みであろう。 裁判で数多くの証人が陳述する流れの中でこの物語の語り手でもある被告人は、まるで他人事のように裁判の流れを遠くから見やり、その心の中は常にこの事件の被害者と目される亡き妻への心情でいっぱいである。 一人称文体で、妻の死の真実を語らせずに裁判の流れと回想で長いページを繰らせるという語り口は、実に苛立たしく不思議な感覚であるのだが、実は作者は被告人の心の内部の声を読者に伝えてゆくことによって、この悲劇の渦中にある夫婦の人生を実に誠実に丹念に描写し、考えさせてゆくのである。 読めばすぐ答えの出るシーンばかりではなく、むしろではあの時代あの出来事は夫婦にとって何だったのだろうかと改めて一緒に考えさせられることの方が多い。主人公の心に入り込んで、過ぎてきた結婚生活や娘のこと、隣人や友人のこと、仕事、人生のことをともに考えさせられざるを得ないのが本書の仕組みなのである。 これはミステリーなのだろうか、といい加減疑問に感じてきたとき、ああ、この仕組みはともすれば、一昨年にミステリ界を賑わせたとある海外小説にとても似た仕掛けであるということに気づく。しかし、行方も作品の目指す方向性も異なってゆく。 しかしながら実に強く印象深いヒロインの存在は二作に共通したものである。そして亡き妻をともに見送る娘の存在に対し、父親としてまた夫としてどう対処すべきかという解決しそうにない昏い問題に対し、作品は最後の回答を用意する。そこが本書の味噌なのである。派手でもなんでもない事件。 さほどトリッキーではない裁判のなかを通り過ぎてゆく比較的地味な証言者たちと、傷つく心の数々。本書は失敗作なのではないかとの懐疑がよぎる終盤、これほどの感動のフィナーレが待ち受けていようとは。久々に、やられた! と感じさせる凄まじい仕掛けを、巨匠トマス・H・クックは手練の業でやってのけてくれたのである。 Posted by ブクログ 松村潔のレビューをもっと見る