作品一覧

  • ラヴクラフト全集1
    3.9
    1~7巻699~880円 (税込)
    20世紀アメリカが生んだ鬼才、幻想と怪奇の作家、ラヴクラフト。彼の想像力の産物であり彼自ら病的なまでに憑かれていたクトゥルフ神話が怪しく息づく代表作「インスマウスの影」と「闇に囁くもの」。デラポーア家の血筋にまつわる恐るべき秘密を描いた「壁のなかの鼠」、彼の知られざる一面を垣間見せる異色作、ブラックユーモアの「死体安置所にて」の全4編を収録。深遠な大宇宙の魔神の呼び声が、読者を太古の昔から永劫の未来につづく暗黒世界のとりこにすることはまちがいない。

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ユーザーレビュー

  • ラヴクラフト全集1

    Posted by ブクログ

    再読。
    インスマスの影に始まり、ラヴクラフトの名作と言わしめたストーリーが詰められています。
    ここら辺の訳者がなかなか癖があり、読む人を選ぶとは思いますが、個人的にはよどみなく読めました。

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    2025年11月25日
  • ラヴクラフト全集1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ①インスマスの影
    好奇心から怪奇な伝承が伝わる街を訪れてみたわたしは、そこで恐ろしい話を聞かされて――。
    終盤で回収される伏線とメリーバッドなエンドに、普通のホラーにはない哀愁を感じた。異形を単なる敵やモンスターとして描写しない点がラヴクラフトらしさ。

    ②壁の中の鼠
    かつて陰惨な事件が起きた館を引き取り改修した、その犯人の子孫に当たるわたし。飼い猫がしきりに壁の奥を気にすることから、息子の友人らと共に探索に出かけると――。
    這い寄る混沌の名が出ることから、これも神話の一端になるのか。終盤、流れで一気に読み終えると、その不条理な結末に二度読みしてしまった。

    ③死体安置所にて
    葬儀屋だった男が

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    2020年02月23日
  • ラヴクラフト全集1

    Posted by ブクログ

    クトゥルーつながりで本家に立ち返る。
    独特な言葉運びで執拗に描かれる不気味さ。やっぱりラヴクラフトは偏執的で不気味で面白い。「インスマウスの影」が最高です。また、夢にでてきそう。

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    2019年05月11日
  • ラヴクラフト全集1

    Posted by ブクログ

    元々彼の人のことはTRPGの方で知ったのだが、元を知るとやはり人気になるだけの魅力があるのだと思った。
    散々ひどい文章だと本を勧めてくれた知人には言われたものの、余程の悪文なのだろうと開いてみればまったく読みやすいではないか(とはいえ、あくまでも想像よりかなり良かっただけであって、多少引っかかる部分がないわけではなかった)。
    罪と罰やレ・ミゼラブルなどのすぐれた小説を初めて読んだ時のように、ひたすらに貪り読んだのを今でも昨日のことのように覚えている。当時のわたしにとって、ラヴクラフトの書く物語はてんで未知の世界だったので余計に。
    成長した今改めて読むと、当時ほどの感動はなくなっているもののやは

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    2018年07月05日
  • ラヴクラフト全集1

    Posted by ブクログ

    一時期、クトゥルフTRPGのリプレイや動画を観るのにハマっていた。それから念願の著作を読む機会を得た。
    常々思ってはいたが、宇宙的恐怖はキリスト教文化に効く表現で日本人には理解しづらいのではないかという印象。ただそれでも日本で根強い人気があるのは、狂気が伝わる表現や未知のものへの好奇心なのだろうか。私はその点で薄気味悪い和製ホラーや海外のパニック恐怖よりも引き込まれて好みである。

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    2014年05月08日

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