【感想・ネタバレ】ラヴクラフト全集1のレビュー

ユーザーレビュー

ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年02月23日

①インスマスの影
好奇心から怪奇な伝承が伝わる街を訪れてみたわたしは、そこで恐ろしい話を聞かされて――。
終盤で回収される伏線とメリーバッドなエンドに、普通のホラーにはない哀愁を感じた。異形を単なる敵やモンスターとして描写しない点がラヴクラフトらしさ。

②壁の中の鼠
かつて陰惨な事件が起きた館を引...続きを読むき取り改修した、その犯人の子孫に当たるわたし。飼い猫がしきりに壁の奥を気にすることから、息子の友人らと共に探索に出かけると――。
這い寄る混沌の名が出ることから、これも神話の一端になるのか。終盤、流れで一気に読み終えると、その不条理な結末に二度読みしてしまった。

③死体安置所にて
葬儀屋だった男が仕事を畳むことになった、ある災難とは――?
世にも奇妙な物語的というか、典型的な因果応報譚というか、ブラックユーモアな感がある。

④闇に囁くもの
洪水が発生した地で見つかった奇妙な生物の死骸。それについての寄稿文を書いたわたしに手紙が届く。写真やレコードなどの資料と共に手紙をやり取りしていたが、手紙の主はやがて身の危険を訴えるようになり――。
後年の作品なので、名前だけだが神話生物が多数登場する。手紙のやり取りだけで読む者に恐怖をじわじわと感じさせる手法はさすが。
そして最後の一文にはゾクリとさせられた。手紙の主ははたしてどうなったのか。

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Posted by ブクログ 2019年05月11日

クトゥルーつながりで本家に立ち返る。
独特な言葉運びで執拗に描かれる不気味さ。やっぱりラヴクラフトは偏執的で不気味で面白い。「インスマウスの影」が最高です。また、夢にでてきそう。

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Posted by ブクログ 2018年07月05日

元々彼の人のことはTRPGの方で知ったのだが、元を知るとやはり人気になるだけの魅力があるのだと思った。
散々ひどい文章だと本を勧めてくれた知人には言われたものの、余程の悪文なのだろうと開いてみればまったく読みやすいではないか(とはいえ、あくまでも想像よりかなり良かっただけであって、多少引っかかる部分...続きを読むがないわけではなかった)。
罪と罰やレ・ミゼラブルなどのすぐれた小説を初めて読んだ時のように、ひたすらに貪り読んだのを今でも昨日のことのように覚えている。当時のわたしにとって、ラヴクラフトの書く物語はてんで未知の世界だったので余計に。
成長した今改めて読むと、当時ほどの感動はなくなっているもののやはり内容が好ましい。今でもふと、眠れない夜に明かりを灯して読みたくなる。想像力を触発されて余計に眠れなくなる。ラヴクラフトの魔力は本当に恐ろしい。

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Posted by ブクログ 2014年05月08日

一時期、クトゥルフTRPGのリプレイや動画を観るのにハマっていた。それから念願の著作を読む機会を得た。
常々思ってはいたが、宇宙的恐怖はキリスト教文化に効く表現で日本人には理解しづらいのではないかという印象。ただそれでも日本で根強い人気があるのは、狂気が伝わる表現や未知のものへの好奇心なのだろうか。...続きを読む私はその点で薄気味悪い和製ホラーや海外のパニック恐怖よりも引き込まれて好みである。

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Posted by ブクログ 2013年04月29日

ちょっと前にネットで流行ったクトゥルフシリーズのおおもと、原作となる小説の詰まった全集の1巻。これにはクトゥルフシリーズ以外にも、著者の処女作である通常の(?)ホラー小説が1話入っており、私はそれが一番のお気に入り。もっと沢山普通のホラーも書いてくれたら良かったのに。当時は流行らなかったのだろうか。...続きを読むクトゥルフTRPGに親しんだ人なら、面白く読めるはず。

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Posted by ブクログ 2013年04月21日

なんだこれ。超怖かった。
展開としては「インスマウスの影」「壁の中の鼠」「闇に囁くもの」は似ているんだけど、それでもそれぞれの作品から凄味を感じる。予測は立つんだけど読み切った時に「こわっ」って身震いする。クトゥルフ恐るべし。

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Posted by ブクログ 2020年07月04日

個人的に読んでいて眠くなる文体だけど、何故か続きが気になって読んでしまう。
クトゥルフ系は読んでいてワクワクする。

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Posted by ブクログ 2020年03月23日

ラヴクラフトの短編集1。
4話収録されています。
「クトゥルフ神話」に関連する話が2話、「インスマウスの影」「闇に囁くもの」。
特に「闇に囁くもの」は、宇宙規模の壮大なスケールで、精神的にも不気味な物語でした。
雑誌の「ムー」などに載っていそうな、、、。
太陽系外惑星(冥王星を見る目が変わりそう!)...続きを読むなどが出てきてちょっと宗教的な匂いもするし。
謎の囁き声、レコードに録音された話し声、一階から漏れ聞いた複数人の話し声、、、情景がとても不気味に表現されていて、本当に聞こえてきそうな不気味な感覚で怖かったです。
映画の「THE 4TH KIND」や「X-files」を思い出しました。
読む前は、「世にも奇妙な物語」感覚と思っていたのだけど、思ったよりホラーで不気味で、面白かったです。

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Posted by ブクログ 2019年01月11日

言わずと知れたホラーな味付けオカルトファンタジーの古典
マンガでいうと諸星大二郎
想像力がないというよりそれを喚起させる描写に対する好みの問題だが
ホラーは苦手なので
この作品も何が面白いのかさっぱりわからないが
丁度『メガテン』を遊んでいるので
ラブクラフト世界が神話と祭り上げられるのは面白いと思...続きを読む

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年08月26日

クトゥルフ神話の原典。古典ホラーで、典型的だけど印象深い仕組みのものが多かった。現代のスプラッタや人間の醜さ系の惨い強さとは違うので、安心して楽しめるタイプのホラーだと感じた。
 TRPGで有名な、「イア、イア、クトゥルフ、フタグン!」などのクトゥルフへの祈祷文も登場する「インスマウスの影」の最後が...続きを読む好き。

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Posted by ブクログ 2018年02月24日

独特な世界観を持つ怪奇小説家、ラヴクラフト全集の第1巻です。
短編小説集でそれぞれの話の関連性は希薄ですが、旧支配者の存在や伝説は神話として共通しています。
ハラハラする悍ましい描写が多いのですが、訳者が言うように楽しむためには想像力を必要とするのがラヴクラフトであると思いました。
機械にはできない...続きを読む人間の想像・妄想があって、輝く物語です。
4話全て、頭の中で世界が広がりました。
第2巻にも期待します。

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Posted by ブクログ 2017年11月25日

中学生時代からラヴクラフトは愛読書でして、
元となった「ラヴクラフト傑作集1」は
ボロボロになるまで読み込んでいました。
で、念願の全9巻の全集となり、この本も再読の再読。
・インスマウスの影・・・安上がりの旅行のはずが、
ヘンに興味を持っちゃったために、とんでもない事件に
巻き込まれてしまう。名状...続きを読むし難き者から追いかけられる
恐怖。風景の描写が良い分、怖さが増す。
クライマックスの後で、驚愕の事実が!
・壁の中の鼠・・・ご先祖のルーツ建物で起こった事件。
禍々しい先祖の血は現代の人間にも・・・。
地下での状況がめちゃ怖い。
・死体安置所にて・・・そんなことやっちゃあ亡霊に
恨まれるよなぁ~な、怪談。
・闇に囁くもの・・・洪水で起きたある事件をきっかけに、
遣り取りされる手紙の内容の変貌にゾクゾク。
得体の知れないものの正体とは!?最後の3行が驚愕。

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Posted by ブクログ 2017年11月12日

ラブクラフトという名を知ったのはオカルト映画だったか、菊地秀行の小説だったか??高校生ぐらいまで、クトゥルー神話というのもギリシャ神話や古事記と同じ類だと思っていたような気もする…(^^;)
ホームズやブラウン神父といったミステリの王道を再読してたので、ホラーの常識も今一度。

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Posted by ブクログ 2017年04月09日

4篇の短編集。著者が生み出した「クトゥルフ神話」とはどんなものかと思い、ホラーは苦手ですが手に取りました。

忌み嫌われた街――“インスマウス”に好奇心で赴いた青年に舞い込んだ底知れぬ恐怖を描いた1作目の短編『インスマウスの影』。
得体のしれない何かから、じわりじわりと追い詰められていく恐怖と不気味...続きを読むさが読み手にも伝わり張り詰めた緊張が続きます。背筋がぞくりとする描写が続くも、先が読めない展開に一気読み。まさかそんな後日談が待ち受けているなんて…!と予想ななめ上のラストにしばらく放心しました。150頁弱の短編に凝縮された、闇を携えた恐怖とわずかに垣間見える長い長い歴史。読み応えは十分です。

この1作目で体力を削られなかなか2作目以降に進めず今に至ります。さらにはこの先に長く深く続くラヴ・クラフト作品群が控えていますが…どこまで手が伸ばせるかは未知数。。

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Posted by ブクログ 2015年08月17日

あら、あれもこれも映画化されてるのね、ってのが彼の作品は結構ありまして、しかもグロ系に多かったりしてね…確かに妙な化けもん登場ってのが多いですから、ホラーのヒントには打ってつけなのかもしれません。とはいえ小説としての彼の作品は、その実体が顕になりそうで、でも主人公が失神したりしてあれからどうなったか...続きを読むは知らん、だったりする、夢現なところが魅力なんじゃないかと思います。著者名をそのまま使ってたアメリカのバンドもありましたね。すげー古いですけど。

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Posted by ブクログ 2014年01月20日

なんとなく怪奇小説といえば真っ黒な表紙のラヴクラフト!程度の知識しかないままに古本屋で見つけて買ってきました。買ってからしばらく放置してたけど、読みだすとなかなかおもしろかったです。
小学生並の感想で申し訳ないが、やはり怪奇小説というだけあって雰囲気がすごかったです。
闇に轟くものは読んでいて不気味...続きを読むな雰囲気がとても伝わってきますね。
エイクリーの正体は一体何なのか、どこまでを信用してよいのか、一体向こうではどんなことが起こっているのか。手紙から伝わってくるだけではあるが、読んでいるこちらまでついつい引き込まれてしまう。
正直、他の作品は闇に轟くものを最後に読んでしまうと霞んでしまいましたw
順番的には最初に闇に轟くものを読むか、闇に轟くものと他作品は時間を空けて読めば良かったかもしれません。個人的にはそれほど闇に轟くものはのめり込みました。

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Posted by ブクログ 2014年01月17日

・・・魔術師アレイスター・クロウリーの説くテーマをエンターテインメントとして生産する諸作品。

 というケネス・グラントはアザトース、ヨグ・ソトース等とクロウリーの書中のタームの「なんとなくそっくり」なものを指摘している。

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Posted by ブクログ 2013年05月27日

クトゥルフ神話創った人の書いた小説
具体的に化け物が出てきて襲ってくる話はないが、何かが潜んでいる不気味さを書いている。肝試しのような怖さ、読んだあとのスッキリとしないモヤモヤ感、良い感じです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年02月09日

TRPGで存在を知って、興味を持ち、読んでみました。
神話の恐怖というのがいまいちどんなものかわからず読み始めたのですが、現実感があるようでなく、ないようである…怖いというより気持ち悪いと思いました。
怖がりなので怪奇ものは今まで読んだことがなかったのですが、想像する類の怖さはなくて、むしろあまりに...続きを読む壮大な恐怖を目の当たりにさせられる登場人物をみていると、ちょっと笑ってしまったり。
対面してないならからなんだろうなー。

インスマウスの影が、一番印象的でした。
お寿司を食べたくなくなりました。。

それにしても、発音できない音というのは、とっても居心地が悪いなあ。

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Posted by ブクログ 2013年02月04日

一度は読みたいラヴクラフト。ってことで手を出したけれど、期待してた通りに面白かった。不気味でじめっとした独特の世界観が好き。

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