作品一覧

  • エンド・ハウス殺人事件

    エンド・ハウス殺人事件

    小説・文芸

    -
    1巻770円 (税込)
    英国南部、海を見下ろす崖の上に建つエンド・ハウス。その家の若く魅力的な女性の持ち主ニックは、続発する奇妙な事故に悩まされていた。重い額縁の突然の落下、ブレーキの故障、落石……。たまたまリゾートにやってきたポワロの目の前で、ニックが狙撃される。彼女の命を守るため、ポワロの灰色の脳細胞が働きはじめた。意想外の展開をみせるクリスティ初期の「ポワロもの」力作。「危機のエンドハウス」の新訳。
  • マダム・ジゼル殺人事件

    マダム・ジゼル殺人事件

    小説・文芸

    1.0
    1巻770円 (税込)
    21人の客をのせ、パリのル・ブールジェ空港を飛び立ちロンドンへと向かっていた旅客機の自分の座席のなかで、マダム・ジゼルは死んでいた。少し前、客室内を飛ぶ一匹の黄蜂が目撃され、父子づれの乗客のそばに飛んでゆき、その息子によって退治されていた。不思議なことに、マダム・ジゼルの首筋には、蜂に刺されたような小さな傷跡があった。機内という密室殺人にいどむポワロ。紀田順一郎が若いときに感銘をうけ、あらためて読んで「やはり面白い」と絶賛したクリスティ作品。「機上の死」の新訳。
  • ブルートレイン殺人事件

    ブルートレイン殺人事件

    小説・文芸

    -
    1巻770円 (税込)
    ロンドンのビクトリア駅発パリ・マルセーユ経由ニース行きの特急「ブルートレイン」。その中で米国の富豪の娘ルスが殺害され、「ハート・オブ・ファイア」と名づけられたルビーの宝石が奪われる。この宝石はもとロシアの女帝の胸をかざり、苦悩、絶望、嫉妬など、その通ってきた道に、悲劇や暴力の数々を残してきたいわくつきの宝石だった。たまたま同じ列車に乗り合わせたポワロは「私は、エルキュル・ポワロでございます」と言いながら取り調べをする警察署長の前に姿をあらわした。「青列車殺人事件」の新訳。
  • 三幕殺人事件

    三幕殺人事件

    小説・文芸

    -
    1巻770円 (税込)
    ダンディな元舞台俳優が海辺の邸宅で催したパーティで、招かれた土地の牧師がカクテルを飲んだとたんに急死した。招待客の一人だったポワロにも「事件」とは思われなかった。だが悲劇には第二幕が。まったく同じような状況での同じような急死が……灰色の脳細胞が活動を開始する。クリスティ中期の代表作。
  • マラカンドラ 別世界物語1

    別世界物語

    小説・文芸

    -
    1~3巻770~990円 (税込)
    『ナルニア国物語』で名高いC・S・ルイスの神学的SF『別世界物語』3部作の第1巻。原題はOut of the Silent Planetで、「沈黙の惑星」とは地球(サルカンドラ)をさす。地球は科学による進歩思想に毒され悪となった沈黙の世界であり、それに対して神によってすべてのものが祝福されて輝いている火星(マラカンドラ)は愛の世界、理想郷だった。言語学者ランサムは、二人の男に拉致されてマラカンドラに連れ去られる。そこは地球よりはるかに古く美しく「垂直」が支配する別世界で、3種の知的生物がオヤルサという光に似た存在によって統治されていた。次々にひき起こされる不思議な出来事のあと、ランサムは地球への帰還を許される。詩人のイマジネーションあふれる異世界物語。
  • ぼく,デイヴィッド

    ぼく,デイヴィッド

    小説・文芸

    4.0
    1巻836円 (税込)
    山の上でともに暮らしていた大切な父親を失い,身元もわからないまま,農家のホリー夫妻のもとに引き取られたデイヴィッド.いつでも,どこでも,あらゆる想いをヴァイオリンで奏でる無邪気な少年が,周囲の人たちにとって,かけがえのない存在となっていくドラマを描く.『少女ポリアンナ』の作者による,もう一つの代表作.

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  • 愛の重さ

    愛の重さ

    小説・文芸

    3.9
    1巻990円 (税込)
    幼くして両親をなくしたローラとシャーリーの姉妹。ローラは妹を深く愛し、あらゆる害悪から守ろうとした。しかしかえってそのことが、妹の一生を台無しにしていたことを知り、愕然とする……。人間の与える愛の犯し得る過ちと、その途方もない強さを描きだしたクリスティーの 愛の小説。
  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

    ブラック・コーヒー〔小説版〕

    小説・文芸

    3.7
    1巻1,430円 (税込)
    家の者を全員集め、エイモリー卿は言い放った。この中に書類を盗んだ者がいるはずだ。暗くしておくからその間に返してほしい。やがて明かりがつくと、エイモリー卿は毒殺されていた……名探偵ポアロが導く予想外の真相とは? 全世界で話題となったクリスティー初のオリジナル戯曲の、チャールズ・オズボーンによる小説化版。
  • マン島の黄金

    マン島の黄金

    小説・文芸

    3.4
    1巻1,760円 (税込)
    クリスティーの死後、四半世紀の時を経て、新聞や雑誌に掲載されたきりでファンの間でのみ囁かれ続けてきた幻の作品群を発掘。表題作の宝探し懸賞小説や、謎の失踪の直前に書かれた小説、ポアロやクィンの謎解きミステリ、心理サスペンス、ホラー、ロマンスなどバラエティに富む十篇を収録。
  • アクナーテン

    アクナーテン

    小説・文芸

    4.0
    1巻726円 (税込)
    古代エジプト第十八王朝の王アメンヘテプ四世(アクナーテン)は、勢力を増すアメン神の神官団排除のため、太陽神アテンを唯一神とする宗教改革を断行。その歴史的事件をもとに、若きアクナーテンと美しい妻ネフェルティティの愛、民に自由を与えるはずの彼の計画が崩壊する様を劇的に描く。
  • バグダッドの秘密

    バグダッドの秘密

    小説・文芸

    3.4
    1巻990円 (税込)
    おしゃべり好きが災いし会社を首になったヴィクトリアは、偶然知り合った美青年エドワードを追って一路バグダッドへ。やっとのことで彼の勤め先を探しあてタイピストとして潜り込んだものの、とたんに不可解な殺人事件に巻き込まれてしまった……! 中東を舞台に展開するスパイ・スリラー。
  • 娘は娘

    娘は娘

    小説・文芸

    4.3
    1巻1,056円 (税込)
    若くして夫と死別したアンは愛情を注いで一人娘セアラを育ててきた。だが再婚問題を機に二人の関係に亀裂が。貞淑だった母は享楽的な生活を送るようになり、誤った結婚を選択した娘は麻薬と官能に溺れていく。深い愛情で結ばれていた母娘に何が起きたのか? 微妙な女性心理を繊細に描く。
  • 黄色いアイリス

    黄色いアイリス

    小説・文芸

    3.5
    1巻1,320円 (税込)
    四年前に死んだ妻の追憶のための晩餐会に出席してほしい――ある富豪から依頼されポアロが赴いた場所では、昔と同じ状況が繰り返され、テーブルには依頼人の義妹の死体が……表題作をはじめ、ポアロもの五篇、マープルもの一篇、パーカー・パインもの二篇、幻想小説一篇を収録する珠玉の短篇集。
  • 暗い抱擁

    暗い抱擁

    小説・文芸

    3.9
    1巻1,012円 (税込)
    気高い美女イザベラには婚約者がいた。が、冷酷ともいえる野心家ゲイブリエルに荒々しく抱擁されて彼女は悟った。この心の歪んだ男を救わなくては。彼女は婚約者を捨て、ゲイブリエルとの駆け落ちを決心する……新たな道へと歩む女の姿をキリスト教的博愛をテーマに描く、至上の愛の小説。
  • 火曜クラブ

    火曜クラブ

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,078円 (税込)
    甥のレイモンドを筆頭に、前警視総監や画家など様々な職業の人々がミス・マープルの家に集った。一人の提案で各自が真相を知っている昔の事件を語り、その解決を推理しあうという〈火曜クラブ〉ができたが……田舎の老婦人ミス・マープルが、初めて驚異の推理力を披露した短篇13篇を収録。
  • 未完の肖像

    未完の肖像

    小説・文芸

    3.9
    1巻1,144円 (税込)
    愛に破れた女は幸せに背を向けて生きるすべをおぼえるのか??何不自由なく育ったシーリアは、結婚に破れ、絶望の淵に沈み込んだ。幼い娘を抱えて生きなければならなくなった彼女は、なにゆえ愛を避け、ひとりで歩もうとするのか? 女の愛の哀しさを絶妙に描く、クリスティーの「愛の小説」。
  • ビッグ4

    ビッグ4

    小説・文芸

    3.7
    1巻1,320円 (税込)
    ポアロの家に倒れ込んできた男はうわの空で数字の4を書くばかり??国際犯罪組織〈ビッグ4〉と名探偵の対決はこうして幕を開けた。証人を抹殺し決して正体をあらわさない悪事の天才四人を追って、大陸へ渡ったポアロを恐るべき凶手が待ちうけていた。波瀾万丈の冒険と驚愕の結末!
  • 春にして君を離れ

    春にして君を離れ

    小説・文芸

    4.2
    1巻1,320円 (税込)
    優しい夫、よき子供に恵まれ、女は理想の家庭を築き上げたことに満ち足りていた。が、娘の病気見舞いを終えてバクダードからイギリスへ帰る途中で出会った友人との会話から、それまでの親子関係、夫婦の愛情に疑問を抱きはじめる……女の愛の迷いを冷たく見すえ、繊細かつ流麗に描いたロマンチック・サスペンス。
  • 愛の旋律

    愛の旋律

    小説・文芸

    4.2
    1巻1,100円 (税込)
    あるパーティで歌手ジェーンの歌声を聞いたヴァーノンはその素晴らしさに衝撃を受けた。まもなく彼は一度はあきらめた音楽家への道をふたたび歩だそうとする。ジェーンへの愛を胸に秘めながら。若き天才音楽家の苦悩を描く「愛の小説」。
  • 牧師館殺人事件

    牧師館殺人事件

    小説・文芸

    -
    1巻770円 (税込)
    ロンドンからそう遠くない閑静なセント・メアリ・ミード村の牧師館の書斎で、治安判事が射殺されて見つかる。頑固一徹で、人から好かれない人物で、なにかと敵も多かった。一人の若い画家がすぐに自首して出て、事件はそのまま落着かと思われた。だが、新事実が相次いで明らかになって、事件は混迷の度をふかめ、村には噂と疑惑が渦まく……ミス・マープルがおしゃべり好きなおばさんとして初めて登場、同時に鋭い洞察力をみせて真相にせまる記念碑的作品。

ユーザーレビュー

  • 春にして君を離れ

    Posted by ブクログ

    平成世代の自分から見ると昭和夫婦のありふれた形のようにも見える。あくまで小さな自分のものさしで。

    ジョーンは、自分の人生をものすごく都合よく解釈し、現実を直視することを避けて生きていて、弱い女性だと感じた。でも、直視しないことは弱さであると同時に、自分を守るための生存戦略でもあるなぁと思う。事実を知れば必ず成長できる人ばかりじゃないんじゃないかな。直視して壊れてしまう人もいるだろうし。

    私から見たら彼女と本気でぶつかってくれる人がいないことが哀しい。それは友人でも子どもたちでもいいが、ロドニーの役割であることが理想的だ。でもロドニーは感情的な争いを避ける模範的な大人な男性だ。彼女を尊重して諦めているのか、彼女にはその方が幸せだと決めつけているのか。
    農場だって本当にやりかたかったのなら、時間をかけて妻にあの手この手でプレゼンテーションすればよかったのだし、面倒な衝突を避け、自分の安定を壊したくないことと天秤にかけて安定をとったのだから妻のせいにしないでほしいところでもある。

    理想的ではないにしても、ロドニーの自己犠牲もジョーンの自己欺瞞も家族という形を守って生きていくには必要だったのかもしれない。

    私自身は真理を覗きにいく勇気と安定のバランスをとって、賢く強かに生きたいものです。

    0
    2026年10月14日
  • 春にして君を離れ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ⭐️5.0

    マープルもポワロも出てこないクリスティー作品。
    殺人も誘拐も事件的なことはなにも起こらない。主人公が自分の人生を振り返ることで紐解かれていく様々な出来事の真実。読み終えると、背筋がぞっとする、そして唸らずにはいられない。
    自己認識と他者からの目線のギャップ、見たくない現実、真実から目を背ける弱さ、そこに幸せはあるのか。読んでて辛くなるくらいに、人間の本性に迫った作品。
    思えば、ミステリーの女王たるクリスティーの作品はトリックや、探偵の傑出したキャラクター性だけでなく、優れた人間観察眼があってこそであると、再認識。

    年齢を重ねるごとに読み方が変わりそうな作品で、また各年代ごとに読み重ねていきたい作品。

    0
    2026年10月12日
  • 春にして君を離れ

    Posted by ブクログ

    いやホラーすぎる。
    こんなにずっと不快な本は初めてかもしれない。

    勘の悪い女...人格も終わってて最悪。
    .....でも果たして自分はそうじゃないと言い切れるだろうか?
    みたいな反省をしてしまうのも含めて、不快な本だった...
    特に最後の展開はショックだったし、深く心に刺さった。
    現実って、ドラマチックではなくて、実際はこんなもんだよなと、がっかりした。
    何かを変えるには勇気が必要で、そんなに簡単ではない。プライドなんかそんなに持ってなかったとしても、なかなか勇気が出ないものだと思う。

    まぁでも、流石にここまでとち狂った女はなかなかいないと思うけど。

    0
    2026年10月12日
  • 春にして君を離れ

    Posted by ブクログ

    これはまさにこのような渦中にいる人には刺さりまくって、幸せで幸せで、、っていう人には一切、刺さらない物語だろうな。そして結婚して子供がいるかどうかでも刺さり具合いが変わるだろうな。
    非常に読みやすい文体、展開で、全く長くはないのにしっかり骨がある。
    いわゆるアガサ・クリスティのミステリーではない。アガサ・クリスティにこんなにも人間の心情に深ぼった作品があるとは知らなかった。もしこのような作品がアガサ・クリスティに多かったとしたら、大変な読み損となる。大変なことだ。

    0
    2026年10月08日
  • 春にして君を離れ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おそらく、私にとって生涯忘れられない一冊になるであろうという予感がします。怖いです!

    何にもとらわれず誰にも干渉されず、自由に自分の意志を貫いて生きてきた人にはまったく刺さらないかも。
    でも世間体とか常識とか、人並みとか…そういった人の評価、他人の目を少なからず意識して生きてきた人、そういう環境で成長してきた人にはきっと刺さりまくる一冊です。
    私は終始、心の奥底をキュッとつねられているような感覚で、ずっと苦しくゾワゾワしながら読んでいました。人生終盤にさしかかり過ちに気づいたとして、さて、どうする?そこから人は変われるのか?ラストも凄い、アガサクリスティーは凄い。

    0
    2026年10月04日

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