ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
優しい夫、よき子供に恵まれ、女は理想の家庭を築き上げたことに満ち足りていた。が、娘の病気見舞いを終えてバクダードからイギリスへ帰る途中で出会った友人との会話から、それまでの親子関係、夫婦の愛情に疑問を抱きはじめる……女の愛の迷いを冷たく見すえ、繊細かつ流麗に描いたロマンチック・サスペンス。
ブラウザ試し読み
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
流石のクオリティ 3人称で、1人称ぽく書くのか肝だなと。 女の登場人物の書き分けが良い。 男の作者だとここまでいかない気がする。 栗本薫のあとがきが、また秀逸。 最後の方は主人公がかわいそうになってきて、これだけ一人になって内省できるって、実は繊細なんじゃないのとか、旦那の方もなんだかな とか...続きを読む思ったのも全て作者があえて仕組んでるんだなと思うと、やっぱりアガサクリスティー凄まじき しっかりエンタメで、かつ深い理想的な小説
国も違う、時代も違う今読んでも共感できる。そんな不思議な本です。 結局人間の本質は時代や国をも超えて同じような所に行き着くんだろうなと感じました。
旅行カバンと女性の座っている姿が素敵な表紙です。読んだ後に考えさせられる、素晴らしい内容でした。 春にして君を離れ absent in the spring 英語の題名も、日本語訳の題名も秀逸です。「君」は誰なのか、「absent」の意味も考えさせられます。 「君」はジョーン側から見るとロドニ...続きを読むー、逆から見るとジョーン。物理的に旅行したから「離れた」って意味合いもあるけど、「心が離れている」意味もある。 本の流れとして、ジョーンは自分の意見が間違っていない、周りを良い方向に直してあげていると思っているが、周りからは融通のきかない、わがままなお母さんと捉えられている。しかし、別の面から見たら、この家庭を作り上げたのは、自分の意見を出さない夫のロドニーの不甲斐なさ、中途半端な子供達も一因であることに気づく。事なかれ主義が、無難で平和な家庭を作り上げた。決してしっかりものお母さんのジョーン1人のせいではない。 旅先で一瞬、他者の気持ちを無視してきた自分の身勝手さに気づいたジョーンだが、イギリスに戻ったら元どおりの自分に戻ってしまう!アウェイだからこそ、内面に向かって気づけた気持ちだったが、あまりにも内省の時間が短すぎたのでしょうか。 人が変わるのは、年を取れば取るほど難しいですね…
人間の心理を描いたとてつもない作品。 毒親、ともよべる、自己中心的な母親ジョーン。 家族のことを思っているようで、実は自分の思い通りにすること、それが彼らにとってよいことだという一方的な決めつけを押し付けることしかせず、そのことに自覚もない。 皆にうとましがられていることにも気づかず、自分1人の幻...続きを読む想の中で孤独に生きている。 その真実に、一番気づきなくないのは、本人自身だ。 一人きりで時間がたっぷりあるとき、 ジョーンはようやく、自分自身の真の姿に出会うことになる。 それは、気持ちいいことではない。 不安で、不穏で、懺悔がまちうけているような、天変地異のような。 そのシーンの描写は圧倒的だ。 そして、改心し、 心から罪の赦しをこい、やりなおそうとする、のだが・・・ 私は、やり直したいというのも自己中心的な気持ちなので、ロドニーがようやくしびれをきらして別れになるという結末かと予想していた。 が、見事に、裏切られた。 ジョーンもロドニーも、 自分の本心を自分自身にもひたかくしにしながら 表面上だけの夫婦を続けていくのである。 これには、もう本当に、びっくりした。 そして、このような夫婦を身近に知っているので、リアリティがあり そして後書にもあるように、とてつもなく、恐ろしく、哀しく、感じた。 中年の域に入り、それまでのゆりかごから自ら脱することの難しさ、人間の弱さを見事に描いていた。 現実的でもあり、だからこそ、哀しい。 勇気、というものが 結局は、この2人は、なかった、ということなのだろう。 アガサクリスティの冷徹な、人間の心の深奥をみつめるような眼差しと描写は本当に見事だった。 読後感はよいものではないけれど、 人間の心をこれほどリアルに描いたものもなかなかないと思う。
翻訳文はちょっと読みづらい。。と思ったけど、ぐんぐん引き込まれて、今年いちばん面白かった。。。 自分のことを人がどう思ってるか、見たくないことをわからないふりして生き続けて、自分が見たいようにしか世界を見ず、その型に当てはめるためにまわりが苦しくなって。 面白かったなあ。
最後が恐ろしすぎて鳥肌がたった。 惨たらしいとはこの事。 賛否両論あるけど、このラストの衝撃で怖すぎて星をマイナス一にした。怖すぎる。 でも実はこういうのって日常にたくさん隠れてるよね、の答え合わせをしてくれている優しい結末なのかもしれない。
「ミステリーの女王」であるアガサ・クリスティー氏。平易な文章と特殊な設定で読者をミスリードするエンターテイメント性が特徴だが、こういう作品も書けるんだなあと感心(当たり前か…)。 本作では殺人は起こらない。しかしミステリーとしては最も怖いかもしれない。そしてある意味哀しい物語。 主人公ジョーン・スカ...続きを読むダモアのような承認欲求の塊のような人っているよねと思いながら読んでいた。気付くようで気付かない。気付いたと思ったらまたふたたび日常に戻る。それを支えるのはある種の諦観を伴う周囲の哀しき愛。茫漠とした時に包まれ孤独のなかフラッシュバックのように猜疑心とともに真実に迫っていく過程の心理的機微の描き方が見事。
ミステリーかと思って読み始めたら、誰も死なないし、それどころか状況もほとんど変わらない なのに先が気になって読み進めてしまう面白さでした 立場上旦那さんに感情移入して、自己犠牲を払っている気の毒な人だと思っていたのですが、解説を読んで初めてその身勝手な一面に気づかされました まだまだ人を見る...続きを読む目が足りません 自分の結論を揺さぶられたくないから真実を見ない人、考えたくないことから目を逸らすために忙しくしている人――「あの人も同じだな」と現実の顔が浮かんできて、生き方を考えさせられる一冊でした
結ジョーンも夫のロドリーも、今の生活から結局改革できなかった所は、九州男児の父に従わざるをえない自分の家族を思い出した。 あと、思春期に親の正義を押し付けられて苦しんだことなどを思い出して、自分の子ども時代を思い出して辛くなってしまった。 結局ロドリーとレスリーは一線を越えてしまったのか、、、?...続きを読む 自分も周りの人に、自分の価値観を押し付けてしまってないか? 心の奥底で人を勝手に評価してないか? 嫌なこと目を背けて、不要に時間を埋めようとしてないか?等反省しました。 じわじわ意味がわかってきて、後味悪かったけど面白かった!
2025/08/17 読み終わった な〜〜〜〜んにもわかっていないお母さんの話。こういう人いる!て感じ。 あと、帝国主義時代のイギリスの雰囲気がよく伝わってきたのが面白かった。バグダードもイスタンブールもローデシアも自分のもの!あれ?もしかしてこのお母さん、帝国主義のアナロジーなのかしら…?
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
春にして君を離れ
新刊情報をお知らせします。
アガサ・クリスティー
中村妙子
フォロー機能について
「クリスティー文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
そして誰もいなくなった〔コミック版〕1
アクロイド殺し
試し読み
そして誰もいなくなった
杉の柩
ビッグ4
ねずみとり
愛国殺人
愛の重さ
作者のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲春にして君を離れ ページトップヘ