春にして君を離れ

春にして君を離れ

小説・文芸
990円 (税込)

4pt

優しい夫、よき子供に恵まれ、女は理想の家庭を築き上げたことに満ち足りていた。が、娘の病気見舞いを終えてバクダードからイギリスへ帰る途中で出会った友人との会話から、それまでの親子関係、夫婦の愛情に疑問を抱きはじめる……女の愛の迷いを冷たく見すえ、繊細かつ流麗に描いたロマンチック・サスペンス。

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春にして君を離れ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    流石過ぎる……。はっきりとした黒と白じゃなくて辛いけれども続いていく感じ、本人もうっすら自覚しているその空気感がリアルで引き込まれた。ミステリーではないけどとんでもない

    0
    2026年06月27日

    Posted by ブクログ

    どこに着地するんだろうと思いながら読み進めました。結末がわからないハラハラドキドキ感を味わわせ、ページを捲る手が止められなくなるよう仕向ける構成は、まさにミステリーの女王の為せる技という感じでした。
    そこに着地するのか...!という結末も含めて満足度が高いです。
    現実と折り合いがつかず、心の持って行

    0
    2026年06月25日

    Posted by ブクログ

    苦しかった。
    私とは違う、とは思いつつ、母親として日々3人の子どもを育てている身としては身につまされる思い。
    子どもを育てていかないと、生活していかないと、将来を考えないと、という思いが痛いほどわかる。
    ジョーンに対して、旦那があまりにも不誠実だ。ジョーンだって独りよがりなところがあるけれど、それに

    0
    2026年06月20日

    Posted by ブクログ

    原題は「absent in the spring」。
    邦訳の「春にして君を離れ」の文字通り、主人公は砂漠の中で一人物思いにふけて過去の自分を見つめ直すわけだが、「一度枯れ落ちて生まれ変わる(季節である春)チャンスを失う」主人公が赤裸々と描かれて残酷に感じる。
    主人公は、単なる幻想に過ぎない幸せ(春)

    0
    2026年06月17日

    Posted by ブクログ

    子育てに行き詰まった時、おすすめの本を探していて見つけた一冊。

    読後の感想……怖い。
    いや、怖すぎる。
    ぎゃーーーっ!でした。

    何が怖いかと言うと、誰の心にもあるかもしれない部分を見せられたことです。

    「自分は正しい」
    「子どものために、夫のために、家族のために最善を尽くしている」

    そう信じ

    0
    2026年07月23日

    Posted by ブクログ

    ヒトコワでおすすめするならこの本かも
    自分が善良だと思っている人間の、悪意がない行動が一番タチが悪い

    0
    2026年07月19日

    Posted by ブクログ

    アガサクリスティはミステリーしか読んだことがなかったため新鮮だった今作。

    前半はジョーンのプライドの高さ、子供達からどう思われているか気がつかない鈍感さにばかり目がいったけれど、後半の、急激に自分の過去の過ちを振り返り始めるのは見ていてもとても心苦しい。

    それとともに後半印象が変わるのは、ロドニ

    0
    2026年07月11日

    Posted by ブクログ

    可哀想というか想像力のない不幸な人だなと思った。夫が度々「プア(かわいそう)」て言ってるのもこわてかんじ。けどこんなに長い間そのことに気付かないならある意味幸せなのかも?
    周りは言っても通じないなて諦めたんだなと思ったら背筋が伸びるというか自分も気をつけないとていう。

    旅の途中で急に回想に入るので

    0
    2026年07月08日

    Posted by ブクログ

    アガサクリスティーのミステリーではない作品。

    平凡なイギリス人主婦がバグダッドに住む娘を見舞った帰りに列車が止まり、数日かかって帰るまでの話。道中で昔の友人に会ったり、昔のあの出来事はどういうことだったのかしら?など思い出したりしながら、途上の宿泊場所で次の列車を待ちます。

    やることがなくて、孤

    0
    2026年07月03日

    Posted by ブクログ

    砂漠を彷徨う傲慢で独善的なジョーン・スカダモア夫人を眺め続ける体験。

    自己正当化が続く。クルクル回る万華鏡……クルクルクルクル…

    これスカダモア夫人が決して無能ではないところが怖い。単純に家族を尊重できない独りよがりな母親というわけでもない。(結果としてそうなのだが)

    正当化を繰り返すが、彼女

    0
    2026年06月30日

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