春にして君を離れ

春にして君を離れ

小説・文芸
990円 (税込)

4pt

優しい夫、よき子供に恵まれ、女は理想の家庭を築き上げたことに満ち足りていた。が、娘の病気見舞いを終えてバクダードからイギリスへ帰る途中で出会った友人との会話から、それまでの親子関係、夫婦の愛情に疑問を抱きはじめる……女の愛の迷いを冷たく見すえ、繊細かつ流麗に描いたロマンチック・サスペンス。

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春にして君を離れ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    さすが女王、アガサ・クリスティー!
    誰も死ななくてもこの緊張感

    人間心理の根元をひとつの家庭、一人の心の中の葛藤だけで物語を構成させるとは
    虚栄心を砂漠の蜃気楼へのたとえ
    そしてラストの気持ちの迷い

    さすがに歴史に名を残す作家です。

    0
    2026年09月06日

    Posted by ブクログ

    人間の奥底にあるものを抉り出して曝け出したようなストーリーで、80年以上前出版されたものであっても、現代を生きる人間共通の悩みや広い意味での人間関係に起因する憤りがありありと描かれていて個人的には痛快というか、色々考えさせられます。特に夫婦関係とかですね...

    0
    2026年09月02日

    Posted by ブクログ

    湊かなえさんが「あの本読みました?」でオススメしていて読んだアガサ・クリスティ初作品。新しい扉を開けてもらった気がする。舞台は第二次世界大戦前のイギリスだが、21世紀にも通ずる思想だ。心の葛藤の描写にグイグイ引き込まれた。自分が知る自分と他人が思う自分。誰しも自分の見たいように自分を見る。自己評価と

    0
    2026年08月27日

    Posted by ブクログ

    【ネタバレあり】『春にして君を離れ』レビュー
    読んだきっかけ
    文芸評論家の三宅香帆さんがおすすめの一冊として挙げていたのがきっかけです。「平凡な主婦の話で、誰も死なない」という紹介に興味を惹かれました。アガサ・クリスティー作品は『そして誰もいなくなった』『オリエント急行の殺人』を読んだことがあり、も

    0
    2026年08月20日

    Posted by ブクログ

    読み終わって、恐ってなった!
    アガサ・クリスティー作品ではあるが、
    殺人事件とか何も起きて無いんだけどಠ_ಠ

    家族の歪さをこれでもかと見せつけられた。
    家族を、夫を心から愛していると信じるジョーン・スカダモアの有りようが哀しいし、虚しい。
    本人は良き夫、良き子供たちに恵まれて理想的な家庭を手に入れ

    0
    2026年08月09日

    Posted by ブクログ

    最近人気のとある作家が「これを読まずしてしねない」みたいなことを言ってて手に取った。中々どうして、80年前の小説なのにしっかり心に刺さってくる。ジョーンはせっかく内省のチャンスを得て答えまで辿り着きながら、最後の最後で手放してしまうところが非常に人間味がありめちゃくちゃ共感してしまった。そう、自分の

    0
    2026年09月06日

    Posted by ブクログ

    終盤までは主婦版のスクルージのようだった。ところが、最後のロドニーの言葉でホラーに変わった。

    自分の正しさを疑うことは必要ですね。

    0
    2026年09月05日

    Posted by ブクログ

    なんと言うか…アガサの時代から、男女、夫婦、家族って変わらないんだなぁ、って思った。お偉いスカダモア家の皆様はジョーンが鬱陶しくて仕方ないらしいけど、私はジョーンの気持ちがすごく分かる。

    だって、私、間違ってないじゃない。
    そりゃぁ、全てに大満足ではないけれど、子どもたちは皆、それぞれに独立し人さ

    0
    2026年09月05日

    Posted by ブクログ

    時代背景とか全然違うのに、なんかリアルで生々しく感じて、怖くもあり面白くもあった。
    クリスティ作品のキャラクターは、いつも本当に 生きている人のような感じがする。

    0
    2026年08月19日

    Posted by ブクログ

    読み始めてすぐに「これって完全に義母じゃん!」ってなって、こんな風な考えのもとの言動だったのか、、と再確認した。ロドニーの役割をしていたのが義弟で早逝した。 人との境界線が無くて人をコントロールする事を正しいとする内省しない人間って、近くにいる人が崩れるか離れるかしかなくなる。
    私にとってこの物語は

    0
    2026年08月19日

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