アクナーテン

アクナーテン

古代エジプト第十八王朝の王アメンヘテプ四世(アクナーテン)は、勢力を増すアメン神の神官団排除のため、太陽神アテンを唯一神とする宗教改革を断行。その歴史的事件をもとに、若きアクナーテンと美しい妻ネフェルティティの愛、民に自由を与えるはずの彼の計画が崩壊する様を劇的に描く。

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アクナーテン のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年03月02日

    アクナーテン
     どんな作品でもそうだが取りかかる順番はとても大事で、相乗効果で面白さが増す事がよくある。今作、「アクナーテン」を読む前に「ファラオの密室」(2024年)という作品を読んでいた為、世界観が踏襲され、まるで続編を読んでいるかの様な感覚になった。
     「ファラオの密室」では神官とこの時代に生...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年10月12日

    小説ではなく戯曲です。
    アメンヘテプ三世との共同統治から
    軍人ホルエムヘブとの出会い、ネフェルティティとの愛、
    新しい都の建築、宗教改革、国の衰退、
    神官たちの悪巧みと画策と王の死、そして
    ツタンカーメンが王位につくだろうというところまでを
    ドラマチックに描いている。
    アクエンアテンの死については諸...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年07月03日

    古代エジプトを舞台にした戯曲。
    ミステリではなく、有名な王アクナーテンの生涯のポイントを描いたもの。

    多神教が信じられていた古代エジプト。
    中でもアメン神殿が王をしのぎかねないほどの大きな勢力を持っていた。
    アクナーテンの母である王妃ティイは、神官の横暴に不信を抱きつつも権力を守るために神殿と結び...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月05日

    ミステリの女王クリスティには考古学好き、西アジア好きという一面がある。

    舞台はエジプト、後にアマルナ時代と言われるアクナーテン王の治世。強大なアメン神官の力を削ぐために、アクナーテンはテーベからアマルナへ遷都し、太陽の神アテンを唯一の神として祀り始める。長い古代エジプト史の中でも謎とロマンに満ちた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月28日

    アクナーテン(イクナートン)は一神教の始祖として語られることもある
    多神教世界のなかで他の神々の崇拝を禁じ、太陽神アテンのみを神としたという意味では、一神教というよりは、多神教の多数の神々のなかから一柱の神を選び出して優位においたというべきかもしれない
    しかしヨセフやモーセが古代エジプトで重要な人物...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年08月14日

    解説にもあるが、アガサクリスティのエジプト好きの成果だと思う。
    他の作品ほど、人の間の心理の妙については、表現されていないようだが、
    アガサクリスティの人間に対する考え方は表現しているだろう。

    エジプト史は詳しくないので、どこまでが史実で、どこからが創作かは分からない。
    王政、宗教、戦争な...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年08月10日

    父王の死に伴いエジプトのファラオとして即位したアクナーテン。神官たちの専横、生活に苦しむ民を救い理想の国家、世界をつくるために新たな都を作り新たな神を信仰する。神官たちとの対立。すべての戦争を否定するアクナーテン。離れていく民の心。自らの親友と考えていた軍人であるホルエムヘブとの決別。理想を追い求め...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2013年01月22日

    アメン神を中心とした多神教の古代エジプトを、アテンを唯一神とする一神教世界に変えようとしたアクナーテン。
    彼の思想はあまりに先進的過ぎ誰にも理解されない。
    誰にも理解されない理想を追い進む姿と、一国の王としての理想の姿とは一致しない。
    お互いを強く思いながらも、現実を祖国を憂うホムエルヘブと、理想を...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年02月17日

    クリスティーの話は必ずといっていいほど最初は面白くない。なぜならば言い回しがとてもまどろっこしかったりするし。でもストーリーが進むにつれて、次の展開がすごく気になってしまい知らず知らずのうちにそのストーリーにのめりこんでしまう。
    そんなミステリー作家だと私は思っている。
    しかしこの「アクナーテン」に...続きを読む

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