黒衣の花嫁

黒衣の花嫁

ジュリーと呼ばれた女は、見送りの友人にシカゴへ行くと言いながら、途中で列車をおりてニューヨークへ舞い戻った。そして、ホテルに着くと自分の持ち物からイニシャルをすべて消していった。ジュリーはこの世から姿を消し、新しい女が生まれたのだ……やがて、彼女はつぎつぎと五人の男の花嫁となった――結婚式も挙げぬうちに喪服に身を包む冷酷な殺人鬼、黒衣の花嫁に。巨匠ウールリッチの黒のシリーズ劈頭を飾る名作。

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黒衣の花嫁 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    昭和22年の作品&ドラマにも映画にもなったんですね。そんな感じ。女性の話し方が優雅で素敵。雰囲気も好み。情報がすぐに拡散され、写真も出まくりの今では考えられない展開。古き良き時代のミステリを満喫しました。

    0
    2024年07月22日

    Posted by ブクログ

    女は見送りの幼馴染にシカゴに行くと言い残しNYを旅だった。だがすぐに次の駅で列車を降りてしまう。適当に探した宿に落ち着くと、一枚の写真と名前が書かれた5枚の紙を燃やした。そしてしばらくして…ひとり、またひとりと男が不審な事故死で亡くなる。これらの事故に共通するのは黒い衣服を着た謎の女が絡んでいるらし

    0
    2011年07月22日

    Posted by ブクログ

    ロマンチックな復讐譚。退場の仕方も昔のモノクロ映画のよう。映画版はほとんどホラー状態で終わってしまった。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    〝第二のフィッツジェラルド〟を目指していた文学青年ウールリッチがミステリ作家へと転身したのちの初長編で1940年発表作。全体の印象と物語の構造は、後の「喪服のランデヴー」(1948)と重なる部分が多い。そして、二作品ともウールリッチの代表作である「幻の女」(1942)に次ぐ名作として評価が高い。

    0
    2021年05月19日

    Posted by ブクログ

     さりげなくターゲットに接近しなにごともなかったかのように殺していく幻の女。彼女の名前は誰も知らず、ただ黒いドレスを着ていたことだけが手がかりだった。彼女の目的はいったい・・・。
     コーネル・ウールリッチお得意のサスペンス。彼の作品「黒い天使」でも女の執念やそれにあてられる被害者たちの転がり落ちるよ

    0
    2010年05月14日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一応ミステリーなのかな?
    謎解き要素は一切ないに等しいんだけどね。

    実際にこの女がなぜ殺人を繰り返したかは
    最後の章になるまで明らかとはなりません。

    最後だけ動きがあるので
    ついにやりよると思えるはずですし。
    実に読者にとっては親切です。

    親切すぎますね。

    ただ、真相はあまりにもやるせない

    0
    2023年10月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    さすがアイリッシュ、と稲葉明雄。ムード作りがうまい。筋はまあ普通。ちょっと物足りないところもあるが、それを補ってあまりあるほどムードが良い。

    0
    2011年09月01日

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