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シェトランド諸島の地方検察官ローナは、鎧張りの船にのせられ外海へ出ようとしていた他殺死体の第一発見者となる。被害者は地元出身の若い新聞記者で、島にある石油ターミナルがらみの取材を兼ねて帰省したらしい。新任の女性警部リーヴズがサンディ刑事たちとはじめた捜査に、病気休暇中のペレス警部もくわわるものの、本調子にはほど遠い。複雑な人間関係とエネルギー産業問題がかかわる難事件の解決には、ペレスの観察眼と推理力が不可欠なのだが――。〈シェトランド四重奏〉を経て、クリーヴスが到達した現代英国本格ミステリの新たな高み。CWA最優秀長篇賞受賞シリーズ。
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年03月14日
イギリスの作家「アン・クリーヴス」の長篇ミステリ作品『水の葬送(原題:Dead Water )』を読みました。
『大鴉の啼く冬』に続き、「アン・クリーヴス」作品です。
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シェトランド島の地方検察官「ローナ」は、小船にのせられ外海へ出ようとしていた死体...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年06月10日
4部作で終わった「シェトランド四重奏(カルテット)」に続く新シリーズ。
ジミー・ペレス警部シリーズということのようです。
スコットランド最北端のシェトランド諸島。
地方検察官のローナは、家の近くで不審な小船を発見します。
被害者は地元出身の若い新聞記者で、何かの取材に戻っていたらしい。
ジミー・ペ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年12月27日
「シェトランド四重奏」の四作でシリーズが完結したものだと思っていたので、続編が出たのは嬉しい。ただ主人公の境遇が境遇なので、どのように話を進めるのか気になっていたが、そこは新たな人物が登場することでカバーされた。
この新たな登場人物の造形はまだしっかり定まっていない気がするけれど、今後もシリーズに絡...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月15日
ペレス警部物は5作めだが、最初に読んでしまった。事情は説明されており、物語には、十分入り込める。スコットランド北部の島、シェトランド諸島での複雑な殺人事件。北欧ミステリーを彷彿とさせる落ち着きと、濃密な人間関係、そして自然の厳しさと美しさが描かれ、静かな展開ではあるが飽きさせない。じっくりと楽しみた...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月19日
衝撃のシェトランド四重奏終幕を経て、新たなるシーズンの幕開け。
すっかり心ここにあらずのジミー・ペレスは、まぁそうだよねといったところだが、そのエース不在を補おうと奮闘するサンディの頑張りにエールを送りたい。
何かと自信がなかったり、びくびくしてはいるものの何とか一人前になろうともがく姿がいじらし...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月19日
シェトランド四重奏の最後、あの終わり方がどうにも腑に落ちなかったのでその続編!
ペレス警部が帰ってきたという嬉しさと共に、まだまだ知らなかったシェトランド諸島の別な魅力や問題にもふれることが出来て大満足。
新しい登場人物もあり、これまでのあの人のあんな横顔や過去も…
サンディ、大人になって見直してし...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月26日
シェトランド島シリーズの五作目。
その後のお話。
忘れ形見のキャシーの世話をしながら、
病気休暇中のぺレス警部は、
ゆるやかに事件捜査に巻き込まれていく。
誰もがファーストネームで呼び合うシェトランド島で、
孤高を保っている地方検察官が殺害された死体を発見する。
被害者は地元出身の新聞記者で、む...続きを読む
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