アン・クリーヴスの作品一覧
「アン・クリーヴス」の「空の幻像」「地の告発」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「アン・クリーヴス」の「空の幻像」「地の告発」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
シェトランド四重奏に続く、The Four Elements Quartetの完結編。
そもそもが『哀惜』を読んでみたくて、それまでの作品を読んでおこうと思って改めて辿り始めたシリーズ物。
なんだかんだで凄く長い時間が掛かってしまったなと思いつつも、その思いを抱いたのが2023年6月かと思い返すと、あちらこちらに手を伸ばしがちな自分的にはそれでも案外短期間に読み進めたなと感慨深し。
とにかくこの著者の描き出す空気感が好き。
正直、ミステリとしての意外性だったり新奇性というのは全くない。
むしろしっとりと淡々と。
犯人は誰!?というリーダビリティもあるようでないようで。
真犯人はいつも思って
Posted by ブクログ
衝撃のシェトランド四重奏終幕を経て、新たなるシーズンの幕開け。
すっかり心ここにあらずのジミー・ペレスは、まぁそうだよねといったところだが、そのエース不在を補おうと奮闘するサンディの頑張りにエールを送りたい。
何かと自信がなかったり、びくびくしてはいるものの何とか一人前になろうともがく姿がいじらしい。
事件は、マリーナに浮遊していた船上の死体と、次いで起こる第二の殺人事件の犯人探し。
ある日の夜、地方検察官の自宅から見えるマリーナに一艘の船が浮かんでいるところが見えた。
検察官はボートチームに所属し、自身のボートもマリーナに係留されており、またボートの腕にも覚えがあったため、自ら操舵し浮遊
Posted by ブクログ
2007年発行の「大鴉の啼く冬」に始まった「シェトランド四重奏(カルテット)」から続いた「ペレス警部シリーズ」、こちらも4作目で完結です。
英国最北端(つまりスコットランド最北端)のシェトランド諸島。
荒涼とした景色が美しいが、冬は厳しく、開発もされているが、新しく住む人はそう多くはない。
イングランドから越してきた一家の納屋で、前の住人が首を吊ってしまった。
それ以来、何者かが敷地に侵入して、謎めいた書きつけを残していく。
さらに、近所のお邸で子守りをしている若い女性エマが遺体で発見された。こちらは自殺とは思い難い‥
子守と言っても子供二人はかなり大きく、エマは色々な役割をしていたらしい。
Posted by ブクログ
シェトランドシリーズ第3巻。
じわじわと、このシリーズの良さ、アン・クリーヴスの良さがわかるようになってきている、気がする。
今回は春。
いつものシェトランド本島ではなく、ペレス刑事の部下のサンディ刑事の故郷、ウォルセイ島が舞台。
シェトランド本島よりさらに閉塞感が強いウォルセイ島でサンディが祖母の死体を発見する。サンディの従兄弟がウサギ狩りをしていて、誤って殺してしまったらしいが。。。
終盤まで、この事件が事故なのか、殺人なのか、そこすらわからないまま進む。はっきり言って、非常に地味な話。ただ、相変わらずのペレス刑事の手堅い捜査が面白い。ゆっくりではあるが一歩ずつ、確実に真相に迫る。この