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ヘレナ・フレミングは憂鬱だった。家族で引っ越してきたシェトランド本島の家の納屋で、まえの持ち主が首吊り自殺を遂げて以来、何者かが敷地に侵入し、謎めいた紙片をあちこちに残していくのだ。たまりかねてジミー・ペレス警部を訪れ相談をした翌日、同じ納屋で今度は女性の首吊り死体が発見される。彼女は島の旧家モンクリーフ一家の子守りだった。ふたつの死に関連はあるのか? ペレスは上司のウィローや部下のサンディとともに捜査に当たる……CWA最優秀長編賞受賞作『大鴉の啼く冬』から始まったペレス警部シリーズ、感慨無量の最終巻。/解説=古山祐樹
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年09月07日
2007年発行の「大鴉の啼く冬」に始まった「シェトランド四重奏(カルテット)」から続いた「ペレス警部シリーズ」、こちらも4作目で完結です。
英国最北端(つまりスコットランド最北端)のシェトランド諸島。
荒涼とした景色が美しいが、冬は厳しく、開発もされているが、新しく住む人はそう多くはない。
イング...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月25日
司書さんから個人的にお借りした本ですが、シリーズ最終巻でした。(なぜこの本を?)
シリーズの主人公はシェトランド署の警部で、過去に婚約していた女性の娘と二人暮らし。
婚約していた女性は目の前で刺殺されたらしく、そのトラウマから抜け出せないでいる。
しかし、シェトランドを含む広域を管轄する主任警部と現...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月17日
ペレス警部の自宅を訪れたのは、シェトランド本島に一家で移住してきたヘレナ。彼女はまえの持ち主が納屋で自殺して以降、何者かが家に侵入して謎めいた紙片を残していくことに悩まされていた。その納屋で、今度は近所の家の子守りが死体で見つかり、ペレスが捜査担当者となるのだが──。
第二作を読んで以来、12年ぶ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月19日
ここ数ヶ月かけて読み続けていたシェトランドシリーズがとうとう完結。
最初の頃に抱いていたシェトランドのイメージは
のどかな風景、自然に囲まれた素朴な人々、だったけど、読み終えた今は、
プライバシーゼロ、噂話にあふれた知り合いだらけの場所、というふうに変わった。
シリーズを通して描かれたのはやっぱ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月30日
『シェトランド』シリーズ最終巻。
相変わらずの切れ者警部、ジミー・ペレス。だけど同時にこのオトコ、ダメダメ男。そこが魅力的なんだけれど。
シェトランドである程度裕福なふたつの家族。次々と関係者が殺される。
あんなに美しい諸島なのに人間臭いドロドロとした感情が見え隠れする。
嫉妬、憎悪、それらがつ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月03日
シェトランド島シリーズの八作目。
ウィローが妊娠(!)を告げたのに、
喜びもせず感じの悪いペレス。
たしかに、
刑事の仕事をしながら、
元婚約者の娘キャシーを育てるだけでも大変なのに、
もうひとり子供を持つことの責任の重さに腰が引けてしまうのはわかるが。
前の家の持ち主が納屋で首吊り自殺をしたた...続きを読む
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