終着点

終着点

1,500円 (税込)

7pt

4.0

ロンドンの集合住宅に住む女性モリーのもとへ、娘のように親しくするエラから電話がかかってくる。駆けつけると、エラのそばには死体が転がっていた。見知らぬ男に襲われ、身を守るために殺してしまったのだという。警察の介入を望まず、死体を隠すふたり。しかしその後、モリーは複数の矛盾点からエラの「正当防衛」に疑問を抱く……冒頭で事件が描かれたのち、過去へ遡る章と未来へ進む章が交互に置かれ、物語はたくらみに満ちた「始まり」と、すべてが暴かれる「終わり」に向けて疾走する。英国ミステリ界の俊英が放つ、衝撃と慟哭の傑作。/解説=三橋曉

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終着点 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最初から死体があるタイプのミステリー。主人公とおぼしき女性(エラ)が正当防衛で人を殺し、その親しい友だち(モリー)が呼び出され、死体隠匿を手伝うことになる(ここまで作品紹介にある内容)…そして、モリーには死体について、エラと死体について疑問が残る。
    なので、何も悪くないのに死体隠匿を手伝ったことで共

    0
    2024年11月17日

    Posted by ブクログ

    創元社様先読みキャンペーンにて読ませていただきました。社会運動に取り組む2人の女性の前に死体が。過去と現在が交錯しつつ、徐々に2人の姿があぶり出されていきます。ラストの展開に驚かされたあと、更に登場するスリリングな場面にのめり込めました。新たに注目する作家さんの登場に喜ばずにいられません。イギリスで

    0
    2024年07月17日

    Posted by ブクログ

    二人の視点で過去と未来を交互にえがく、死体を隠した二人の女性はどんな終わりを迎えるのか… #終着点

    ■あらすじ
    エラは取り壊し予定が近づくマンションの一室で男の死体を発見した。友人のモリーがその部屋を訪れると、相談して死体をマンションのエレベーターシャフトに隠すことにした。死体はじきに見つかってし

    0
    2024年09月05日

    Posted by ブクログ

    「見知らぬ男性から襲われたので正当防衛で殺してしまった」と主張する女性が、仲間の女性と結託して死体を隠匿し、そこから現在進行の章と過去に遡る章とが交互に語られ、後味の悪い結末に辿り着く。
    話が過去に遡っていくという構成なのは面白いし、そうでないと「被害者の男性は誰なのか」という謎について早々に見当が

    0
    2024年11月17日

    Posted by ブクログ

    1人の男性の死体を前にして、2人の女性が対峙する。そこから片方は未来へと、片方は過去に遡って語られる。男性は一体誰なのか。次々と出てくる人物たちにも詳しい説明はされず、2人の女性は常に不安定で猜疑心の塊。特にエラは言っていることが出まかせで危なかっしく信用できない。2人を全く好きになれず、一体何が言

    0
    2024年10月31日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ロンドンの社会問題を背景に、社会運動家のモリーとエラが抱え込む殺人トラブル。
    モリーの視点で進むストーリーに対して、エラの視点のストーリーはそもそもの「発端」に向けて過去へと遡る。
    話が進む(遡る)につれて若き活動家と思われていたエラの謎めいた生活が徐々に明らかに…という異色の構造をもつ作品。
    人間

    0
    2024年10月14日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    同月に出た『極夜の灰』なんかより楽しめました。出だしから嫌な女達(活動家ね)が出てきて、憂鬱になったが辛抱強く読んでいると最後に衝撃が・・・。これがなければ無星でしたよ。左翼や弱者のためにと信じて活動しているような人間が苦手な人には勧めません。

    0
    2024年09月23日

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