養鶏場の殺人/火口箱

養鶏場の殺人/火口箱

作者名 :
通常価格 796円 (724円+税)
紙の本 [参考] 990円 (税込)
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作品内容

1920年冬、エルシーは教会で4歳年下の純朴な青年ノーマンに声をかけた。恋人となったその男性が、4年後に彼女を切り刻むなどと、だれに予想できただろうか──。かのサー・アーサー・コナン・ドイルが判決に異議を表明したという、英国で実際に起きた事件をもとに執筆された「養鶏場の殺人」と、老女二人の強盗殺害事件を通して、小さなコミュニティーにおける偏見がいかにして悲惨な出来事を引き起こしたかを描く「火口箱」を収録。現代英国ミステリの女王が実力を遺憾なく発揮し、犯罪を通して人々の心理を巧みに描き上げた傑作中編集。

養鶏場の殺人/火口箱 のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年01月17日

    「火口箱」は人生ベスト級の中編。素晴らしい!!読みやすさを意識して書かれているので、初心者にもオススメ。オチを知って再読すると、この中編の凄さがよりわかった。

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    Posted by ブクログ 2014年05月25日

    中編二作。どちらも面白いが、「養鶏場の殺人」のほうは、ミステリーの手法としてとても斬新な気がした。dそれほど特異性のある事件ではないにもかかわらず、ホラーのような怖さを感じさせる。ちょっとしたことが様々な連鎖によって恐ろしい事態に発展していくのは、最新作の「遮断地区」とも共通している。

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    Posted by ブクログ 2023年04月03日

    イギリスの作家「ミネット・ウォルターズ」の中篇ミステリ作品集『養鶏場の殺人/火口箱(原題:Innocent Victims: Two Novellas)』を読みました。

    「P・D・ジェイムズ」、「アリ・ランド」、「コリン・ワトスン」に続き、イギリス作家の作品です… 「ミネット・ウォルターズ」作品は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年06月05日

     二つの風変わりな中編作品を収録した新ミステリの女王ミネット・ウォルターズの初の中編集である。序文は作者本人によるもので、そこで証されていることにより、ぼくは「風変わりな」と称したのである。

     『火口箱』は1999年、オランダでのブック・ウィーク期間中、普段ミステリを読まない読書家を誘い込むために...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年03月25日

    中編2作。
    1作目 実話を元に書かれた作品。
    ニールは本当に有罪だったのか、それとも冤罪だったのか。
    加害者だったのか、被害者になるのか。
    本当の事は今となっては分からないだけに、恐ろしいです。
    2作目 集団意識の恐ろしさ。いじめもこれですよね。。。「正義」って何なんでしょう・・・

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    Posted by ブクログ 2014年12月24日

    団体から読書推進のために作家が執筆を依頼されるって、それだけ英国は読書に熱心なのか、それともそうしなければならないほど読書人口が減っているのか。確かにいつものウォルターズより読み易かった。日本でもそんな試みをする団体があるといいですね。英国がウォルターズなら、日本は宮部みゆき、それとも恩田陸?

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    Posted by ブクログ 2014年05月23日

    英国ミステリの女王ミネット・ウォルターズの新刊。
    趣向のある中編2本です。
    面白く読めました。

    「養鶏場の殺人」は実話をもとにした作品。
    クイック・リードという企画で、本をあまり読みつけていない人にも楽しんでもらえるような作品として書かれたもの。
    1924年に実際に起きた殺人事件で、裁判で主張がわ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年07月01日

    彼女の作品としては珍しい中編集。とは言っても読み応えは十分。養鶏場の殺人はワタシ的には今ひとつでしたが、火口箱の方は良かったです。思い込みってだめですね。色々見えなくなってしまう。面白かった。

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    Posted by ブクログ 2016年05月29日

    中編2本。1本目は実際の殺人事件がもとになってるそうだが、一体どちら側が狂気なのか?楽しめた。2本目は登場人物が入り乱れてちょっと混乱。海外小説は名前がすんなり入ってこないと楽しめないこともある。

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    Posted by ブクログ 2014年06月30日

    150ページほどの中編2作。
    やはりこの作者はエピソードを積み重ねつつ、キャラクターの輪郭をガリガリと削り出して行くのがうまい。
    このての結末と言うか真相をはっきり書かない終わり方は読み手に考える余地を与えてくれるので結構好きだったりする。

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