地上最後の刑事

地上最後の刑事

小説・文芸
968円 (税込)

4pt

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〈アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀ペイパーバック賞受賞〉小惑星衝突が迫り社会が崩壊しつつある世界で、新人刑事は地道な捜査を開始する。近未来ミステリ。 ファストフード店のトイレで死体で発見された男性は、未来を悲観して自殺したのだと思われた。半年後、小惑星が地球に衝突して人類は壊滅すると予測されているのだ。しかし新人刑事パレスは、死者の衣類の中で首を吊ったベルトだけが高級品だと気づき、他殺を疑う。同僚たちに呆れられながらも彼は地道な捜査をはじめる。世界はもうすぐなくなるというのに……なぜ捜査をつづけるのか? そう自らに問いつつも粛々と職務をまっとうしようとする刑事を描くアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀ペイパーバック賞受賞作!

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地上最後の刑事 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『半年後、小惑星と地球が衝突し、世界は終わる。しかし、新人刑事は捜査をやめない。』
    帯のこれだけでガッチリ掴まれた。中身も期待以上のノワール小説感。こんなセンチメンタルな人類滅亡があるのか。

    0
    2015年07月15日

    Posted by ブクログ

    「小惑星不景気」
    なんて素晴らしい造語なんでしょう!

    小惑星「マイア」が10月には地球に衝突するのが確実である事が判明した1月のある日。マクドのトイレで首を吊った男が発見される。
    厭世気分が蔓延する世界で、一見自殺に見える事件を掘り下げていく新米刑事。自殺する人間も多く、誰も事件に真面目に取り合わない中を主人公は地道に一つ一つ証拠を積み上げていく。この辺は全くオーソドックスな推理小説。設定がSFなだけ。
    終末世界には必然的に登場する宗教団体、地球脱出を真剣に考える輩、人類のエリートだけを極秘施設に囲う計画があると信じる人々、「マイア」を核攻撃すると息巻く危ない国。シュールな且つリアリティのある終末景色だ。(妖星ゴラスはやっぱり非現実的なのかしらん)
    登場人物が多く名前を覚えるのに苦労するが人物描写は中々上手い。ナオミは魅力的だしニコとの兄妹愛も面白い。
    しかしながら肝心なミステリ部分がチョット弱い、そこだけ残念。
    設定は凄く面白いし全3部作の第1作だそうだし続編が楽しみ。
    果たして地球は滅亡するのか!?(そういうSFな要素は排除してお話は進むんだろうけど。)

    0
    2015年03月26日

    Posted by ブクログ

    地上最後の刑事。

    まるで人類最後の一人(自分で言うのもなんですが、二重表現的ですね)と言った感じの題名ですが、その想像の通り、本書は6か月後に巨大天体が地球に衝突、人類は死に絶えるとの設定を持つミステリー小説です。

    この絶滅間際の世界において、主人公のアメリカ・ニューハンプシャー州・コンコード市の新米刑事が偽装殺人の真犯人を追うのですが、ここに徐々に進行する社会基盤の崩壊と、残された時間を本当にしたい事の為に使おうとする周囲とのギャップが加わり、ストーリーに深みが出ています。
    特に社会描写や主人公とその妹とのやり取りが印象的でした。

    ちなみに本書は作者のデビュー作にして3部作の1作目との事で、続巻が楽しみですね。

    0
    2015年02月06日

    Posted by ブクログ

    半年後、小惑星が地球を直撃し人類は絶滅に近い打撃を受けると確定したら、自分はいったいどうするだろうか?

    そんな世界で、自分の仕事を全うしようとする新人刑事の物語。映画「アルマゲドン」や「ディープ・インパクト」、クラークの「神の鉄槌」も小惑星衝突の危機を阻止する人々の姿を描いたSFでしたが、この物語はそんな状況下の地上の人々の物語。しかも自殺とも思える死因に疑問を抱いた新米刑事の地道な捜査を描くミステリーなのです。今年はロシアに大きな隕石も落ちて話題になったしもはやSFとはいってられないのですね。

    ほとんどの人は死ぬまでにやってみたい事をやるべく仕事をやめるか、酒か薬で紛らそうとするか自殺してしまい、交通機関は麻痺しネットは通じなくなり電話も・・・じわじわと破滅していく世界がリアルに描かれていきます。すごい設定。

    そんな中でも、職務を通常通り全うしようとする新米刑事は正義感に突き動かされてというのではなく、あくまでアドレナリンに突き動かされていったり、きちんとしていたいという個人的な欲求の結果というところも説得力があります。

    世界の壊滅であれ、健康上の理由であれ、金銭的な理由であれ、もう自由にならなくなる時が確定したとしたら、自分はいったい何をするだろう。ちょうど死ぬまでにやりたい100のリストを作っていたところだったので、あまりのタイミングにびっくりです。

    3部作とのことで、今後も楽しみなシリーズです。

    0
    2013年12月31日

    Posted by ブクログ

    「長期展望という概念が、魔法のように消え去った世界で。」

    惑星が地球に衝突する半年前が舞台となる、海外ミステリ作品
    大々的に創造された極限状態の中で、主人公らの思いが強く伝わってくる
    国内のミステリにも、同じ設定の作品があったと思うが
    満足の行く内容だった

    0
    2026年09月25日

    Posted by ブクログ

    半年後、小惑星が地球に衝突して人類は壊滅すると予測された世界での話。

    主人公は、そんな世界でも職務に忠実に地道に捜査を続けていく中で、そんな世界だから罪を犯してしまう人々と向き合っていく…

    読み終えた後、色々考えてしまいますね。その中でそういう世界を望んでいる自分もいると、改めて気付かされたよ。

    0
    2021年06月14日

    Posted by ブクログ

    小惑星マイアが半年後にぶつかり地球は終わるそんな世界でひとり殺人事件を捜査するヘンリー・パレス刑事。おまえはどうして平気なんだみたいなことを言われたりするけれど、ヘンリー・パレスも本当は平気じゃないし、気にやんで眠ることができなかったりする。そりゃそうだと思う。半年後に世界は滅亡するんだから。殺人事件を追いかけて、くそったれな世の中で精一杯刑事であろうとしているヘンリーに入り込んでしまった。というより、この世界に。半年後にマイアが来るような気がしてしまう。現実に。それくらい力のある作品だと思った。さて、次は『カウントダウン・シティ』読みます。

    0
    2017年02月08日

    Posted by ブクログ

    最初はキャラ設定にちょっと馴染めんかった。
    彗星の衝突のせいで、警察官になって1年とちょっとの主人公が刑事に任命されて、事件を担当するという部分。
    でもページが進むにつれて物語に引き込まれていった。
    まぁまぁおもしろかったかな。久しぶりに小説を読めて楽しめた。

    0
    2017年01月01日

    Posted by ブクログ

    これはきっと映画化されるな。謎解きも面白いけど、世界の終りが近づいて人々がマジメに仕事をしなくなり、世の中が機能しなくなっていく描写がリアルで不気味だった。

    0
    2015年02月17日

    Posted by ブクログ

    読み応えあり。
    未来がなくなった街・世界の、晴れない曇天みたいな雰囲気が良い。淡々とした主人公刑事くんの感情が時折波打つのも心地よかった。意外性は、やや弱いかもですが、それでも、加害者の動機と、「鍵のかかった扉の向こうにあったもの」は響きました。続編も期待。

    0
    2014年09月13日

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