カズオ・イシグロの作品一覧
「カズオ・イシグロ」の「日の名残り」「わたしを離さないで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「カズオ・イシグロ」の「日の名残り」「わたしを離さないで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
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Posted by ブクログ
「ベイビー、わたしを離さないで」の歌詞を見たときにマダムと同じように号泣してしまった。子供たちだってバカじゃない。何も気づいてないわけない、その事についても繊細に描写するカズオ・イシグロさんは天才だなと感じた。周りの大人たちが自分に対して愛情を持って接していないこと、自分の両親はクズで現実世界で探したって見つけれるわけないのに探してしまう、展覧会には何の意味かあるのか、大人になってもそうは長く生きれないことなど小さい頭で色々な事を変えているし、こころは絶対にそこにある。そうやって色々と考える力がある一方で、自分が置かれてる環境やシステムに対しては反抗心や疑問を持っていないのが彼ららしいと思った。学園の教育は完全に成功している。この点において約束のネバーランドとは完全に分岐することとなっている。もはや約束のネバーランドはわたしを離さないでのifストーリーだと思って見てもいいかもしれない。どちらの作品も好きだし、約束のネバーランドの影響でわたしを離さないでを読むようになったのでパクリかどうかということは闇の中へ…
Posted by ブクログ
自分が大事にしていると"思っている"価値観も、他者との関係性の中で定義されるキャラクターも、確立されているように見えて根底には大きな揺らぎを抱えている。
一度は軽薄とか、奔放とか、協調性に欠ける、なんて他者のことをジャッジしたかと思えば、気づくと自分がそちら側にいたり。そもそもそのジャッジ自体がどうだったのかと自分に問えるようになるのは、自分自身がそのジャッジに散々苦しんだあとだったり。
悦子とさちこの会話がとても印象的で、個人的にさちこのセリフに心がチクリと痛んだ。自分の子育てや選択を誰かに責められないように予防線を張ったり、相手に伝えているようで自分に言い聞かせているかのような内容で、母親として共感もした。