わたしを離さないで Never Let Me Go

わたしを離さないで Never Let Me Go

1,078円 (税込)

5pt

優秀な介護人キャシー・Hは「提供者」と呼ばれる人々の世話をしている。生まれ育った施設へールシャムの親友トミーやルースも「提供者」だった。キャシーは施設での奇妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に力を入れた授業、毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちのぎこちない態度……。彼女の回想はヘールシャムの残酷な真実を明かしていく。解説:柴田元幸

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わたしを離さないで Never Let Me Go のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月20日

    物語の全容を知らないということがこの作品を楽しむ上でとても重要で、私はできる限り多くの人にこの物語を楽しんで欲しいと思っているので、内容にはなるべく触れずにレビューをする。
    「介護人」キャシーの幼少時代から現在までをカズオ・イシグロお得意の回顧録形式で綴る。

    幼少期にはヘールシャムと呼ばれる学校で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月14日

    徐々に暗い運命を感じさせつつ、ヘールシャムの仲間との友情、愛、それぞれの感情が緻密に描かれている。提供者でない視点から読むと、運命の決まっている子どもたちの、儚い人生の物語のようにも読み取れるが、提供者の視点から読むと、その人生の彩りや生い立ちに意味や幸せはあったようにも思え、その中で運命の謎が明ら...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月11日

    静かで淡々とした語り口。
    ゆっくりと徐々に徐々に明かされていく。
    静かなところで読みたくなる本でした。

    できるだけ何も知らない状態で、この本を読み始めることをおすすめします。
    知っていてもとっても面白かったです。

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    Posted by ブクログ 2023年12月28日

    主役であるキャシーの回想物語を描いている
    ストーリーは全体的に暗く鬱々としていて読んでいると悲しい気持ちなった。
    自分がもしも当事者であったらどう自分と向き合い処理できるだろうか?いやできないであろう
    物語に登場する生徒らは機械的かつ無機質に状況を飲み込んでいる様子にやはり人間とは違う何かを感じてし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月13日

    話の全貌が最後の最後で明らかになる感じ。本の半分くらいを超えても、私にはあまり話の内容が詳しくつかめなかった。けれどそれ故に、登場人物たちがこの先どうなっていくのだろうとか、ヘールシャムは結局なんなのだろうなどあらゆる疑問が湧いてきて、最後まで読みたいと思ってしまうようなお話だった。読んでいるうちは...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月19日

    主人公のキャシー・Hは「提供者」の介護人としてもうすぐ12年になる、という出だし。

    最初に「提供者」って何?となるんだけど、キャシーの幼少期のヘールシャムでの思い出や、その後の友人たちとの回顧録で、段々キャシーたちの謎が明らかになっていくというストーリー。

    この本は、本を読んでスリルを味わいたい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月30日

    「細部まで抑制が効いている」
    このあとがきの言葉が、本書をそのまま表している。
    作者が渾身の力を振り絞った作品というよりは、綿密に考えられ、情報量も抑えられているからこそ、私たちの想像力で読み進める必要があるのに、最後の伏線回収で、圧倒される。
    そして、絶望的なほどに希望はない。極限までいったシステ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月04日

    静かに、じわじわと、衝撃を受けた。
    いろいろと突きつけられる。
    真実を知ることは幸せなのか?伝えることは偽善なのか?こちら側にいる者の傲慢あるいは自己満足なのではないか?
    源泉になりうる物語。

    0
    購入済み

    淡々とした中にあるインパクト

    2022年03月18日

    特殊な暮らしにおける日常の描写、心情が淡々と書かれているものの、ミステリーがちりばめられているよう不思議な小説でした。

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    Posted by ブクログ 2024年04月11日

    文章はシャーロットブロンテのジェーンエアのように
    イギリスの風景を想像できる荒々しく、綺麗だか
    内容はスティーブキングが書いてもいいような
    ホラーテイストの小説
    綺麗な文章だからこそ、後半になるにつれ
    怖さが増してくる
    カズオイシグロの文才に脱帽する

    0

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