土屋政雄の作品一覧

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作品一覧

2024/01/19更新

ユーザーレビュー

  • 夜想曲集
    副題から分かるように全ての短編に音楽の要素が出てきますが、もうひとつの「夕暮れ」はどういうことだろうと思いながら読んでいました。訳者あとがきにも書かれていましたが、音楽以外にももうひとつ男女関係・夫婦関係の危機というモチーフも全ての短編に共通しています。登場人物皆もう若くなく、ある人は結婚した時の状...続きを読む
  • わたしを離さないで Never Let Me Go
    物語の全容を知らないということがこの作品を楽しむ上でとても重要で、私はできる限り多くの人にこの物語を楽しんで欲しいと思っているので、内容にはなるべく触れずにレビューをする。
    「介護人」キャシーの幼少時代から現在までをカズオ・イシグロお得意の回顧録形式で綴る。

    幼少期にはヘールシャムと呼ばれる学校で...続きを読む
  • 日の名残り

    面白くてすんなり読めました

    サー・カズオイシグロの作品を読むのはこれが初めてでしたが、冒頭からすんなり読めて良かったです。
    大好きなドラマ「ダウントンアビー」の世界を楽しめました。主人公のドライブ中の描写も以前旅行した時のイギリスの田園風景が目に浮かぶようでした。
    どちらかというと主人公より元女中頭のミス・ケントンに感情移入し...続きを読む
  • クララとお日さま
    筆者は作品についてのインタビューで、AIや機械の合理性と人間がもつ感情について、さまざまな視点からコメントを残しています。
    「中庸」
    AI(技術や合理性)が社会にもたらす善悪
    人間(感情や非合理性)が社会にもたらす善悪
    双方の面を咀嚼していかなければと感じました。
  • クララとお日さま
    AIの一人称視点で書かれているので、読み手がAIに同化していく感覚がおもしろい。『侍女の物語』のときも思ったが、情報量が少なくても、書き手が知ったことと読み手がもらえる情報が同量だと、フェアでストレスを感じにくい。
    人を人たらしめるものはなにか。感情を持ったAIは人と同じと言えるか。信仰を持ったAI...続きを読む

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