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新進作家の「私」は、知り合いのストリックランド夫人が催した晩餐会で株式仲買人をしている彼女の夫を紹介される。特別な印象のない人物だったが、ある日突然、女とパリへ出奔したという噂を聞く。夫人の依頼により、海を渡って彼を見つけ出しはしたのだが……。創造の悪魔に憑かれた男ゴーギャンをモデルに、最期まで絵筆を手放さなかった男の執念と情熱を描く、20世紀の大ベストセラー小説を決定訳で。
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Posted by ブクログ
面白かった!途中ストリックランドのヤバさに引いたけど最後はストリックランド、、、お前、、、ってなった。解説もついていて理解が深まった気がする
これまで読んで一番面白かった小説を一つ挙げて、と言われたら、有力候補の一つとしてこの本が挙がってくると思う。それくらい面白い。魅力的な本。 本書のクライマックスは、やはりストリックランドがタヒチに行ったのちに命をかけて最高傑作をかけ上げていくシーンなのかもしれない。ただ個人的には、前半のパリでの出...続きを読む来事や、あのいかれていると思われるほど、お人好しの彼の切ない感じが大好き。 自分にはストリックランドのような圧倒的な才能も、なぜだか女性を惹きつけてしまう野生的、セク書なるな魅力もないと自覚しているので、それに圧倒されつつも惹かれてしまう彼や彼の奥さんの気持ちがなんとなくわかる気がするのだ(もちろん、あそこまで極端にはなりきれないけれど)。
ゴーギャンをモチーフにした小説。相変わらずモームの人間への洞察力はすごい。ストリックランドという人間を通じて、人間とはどうあるべきなのかわからなくなる。 彼は確かに家庭を顧みずに絵画の道を選ぶものの、それが彼にとっての生きがいでもあった。そして多くの人に影響を与えた。何が良いかということは、本人し...続きを読むかわからないし、現世での評価が全てでもないのかもしれないと思う。
40代に入ってからすべてを捨てて絵を書き始め、後に伝説となった画家の生き様を若き作家を語り手として描く。 天才と狂気を感じるストリックランドの絵描きとしての人生、傍若無人な彼が関わる3人の女性との関係、パリとタヒチという文化と自然の対比など、重層的な構造をもつ小説。単純に、若い作家視点で語られるス...続きを読むトリックランドのエピソードは、ミステリアスで引き込まれるし、恋愛小説としても読みごたえがある。しかし人生について、どの世代の人にとっても非常に考えさせられる要素が散りばめられており、何度も読み返す価値のある味わい深い作品でもある。本当に幸せな人生とは……人生に何を見い出すか……。ストリックランドだけでなく、その周辺にいる人々の様々なエピソードからも人生の意味を問いかけてくる。 傲慢で変人にしか見えなかったストリックランドの印象も、終盤では違った見え方もしてくる。そして彼が走り抜けた後半生に思いを馳せつつ、読者は自らの人生について考え込まざるをえなくなるのだ。読後すぐに他訳でも読んでみたいと思わせてくれた傑作。
今まで読んだ中で一番好きな本になった 女性の描き方に時代を感じるが、人間の内面に存在するさまざまな矛盾を綺麗に描き出してたし、自分が最近感じることと同じことがいっぱい出てきて、こういう風に考えるのが自分だけじゃないんだと思えた。すごくよかった。 あと、解説で語り手のストリックランドへの恋愛感情の解釈...続きを読むについて掘り下げてて、読みながら自分もそう感じてた部分があったから綺麗に言語化されてて嬉しかった。 出会えてよかった本。
四十歳にして全てをなげうち、画家になった男の物語。 面白くってあっという間に読んでしまった。 光文社古典新訳文庫は読みやすくていい。
めちゃくちゃ面白い。 これは本当に小説という媒体で表現されるべきもの、という感じがした。 個人的には終盤、ブリュノ船長のエピソードが好き。
自分以外の何かに取り憑かれ、その衝動に従って生きることを余儀なくされる。その様子を目の当たりにするとき、憧れを抱きつつも、それが自身には不可能であることも悟っているからか、衝動は自分にも感じている、しかし、その衝動を乗り越えられるのが人間なのだという、結論ありきの理論を展開して自身を守ろうとしてしま...続きを読むう(まさしくそれが人間であることの証明なのかもしれないが)。
『ブルターニュの光と影』展に行って、ゴーギャンの初期の鉛筆画を見た。 あまりにも落書きで、これがあの有名な!みんなを苦笑させた絵か!と、納得した。
ゴーギャンの生涯をベースにしたフィクション。 普通の人からは理解不能な芸術家の具体的なハチャメチャ具合を生々しく描写しており、人の情とはかけ離れたストリックランドは嫌悪対象を通り越して人外となる。描かねばならんと全てを捨てて突き進めるか?凡人には無理です。 ゴーギャンの絵を観たくなりました。
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