ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
5pt
奇妙な霧に覆われた世界を、アクセルとベアトリスの老夫婦は遠い地で暮らす息子との再会を信じてさまよう。旅するふたりを待つものとは……ブッカー賞作家が満を持して放つ、『わたしを離さないで』以来10年ぶりの新作長篇!
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
読んでいくうちにこれは童話ではないか、と思うようになった。守り人と同じようなプロットである。挿絵がないだけで、漢字にルビを振れば子どもが読める本である。竜退治という最終目的とアーサー王の騎士が出てくるのでイギリスであるが、日本の子どもでも読める。
やはりカズオ イシグロの作品はとても面白いですね♪ 記憶が霧に消されている時代の老いた夫婦が息子を訪ねる旅に出るところから始まった物語は不思議な臨場感を伴いながら読者をブリテンの神話世界に誘うけど門外漢の私達にも違和感無くいにしえの世界を旅させて呉れる。「忘れられた巨人」との邦題になっているけ...続きを読むど原題(埋められた とか葬られた)のほうがピッタリな気がする。それにしても面白かった!
忘れられた巨人
ともかく、読んで下さい 全ての描写に感動する筈です
記憶がなくなる、ということは、嬉しいことや悲しいこと、怒り、憎しみなどの全ての感情を忘れていくこなのだ、と感じた。 忘れるということは、ある意味幸せなことなんだろうな。
最初のページから、いきなり6〜7世紀のブリテン島にタイムスリップしたような感覚を覚え、物語の中に知らず知らず惹き込まれていく。カズオ・イシグロが一流のストーリー・テラーであることをあたらめて実感させられた。
作中にでてくる「霧」のように 物語も文も霧に包まれたような 不思議…というかボンヤリと進んでいく感じ. グイグイ読み進めるというよりは ん?? んん??と思いながら毎日少しずつ読み進めました. 読む人によって大分印象が変わるだろうなぁ… 私は面白かったです. 過去の記憶をとりもどしたアクセルは今後...続きを読むどうするんだろう?? 少年と戦士はこの後どうするんだろう?? それは自分で考えてね.って事?? 読んでる途中もだけど 後からジワジワ色々考える内容でした.
母の本棚に残されていた一冊。 「何を忘れ、何を記憶するのか」によって人や共同体の考え方は大きく影響される。読みながら、頭の中をモヤモヤとした霧がかかった中を少しずつ物語が進んでいく。少し読みにくい文章ではあるが、それもまたこの物語の雰囲気にあってたような気がする。 自分の記憶しているものの上で、自分...続きを読むの人生は進んでいく。同じ事実でも記憶により別の人生が生まれる事を認識させてくれた作品。
静か。だ。霧が深いところも。霧が晴れてしまった後も。 忘れるべき記憶とか、思い出さない方が良い過去とか、そういうのがテーマらしい。ある意味政治的ともいえる主題と、それに付随する読者のあーだこーだな五月蠅い解釈を、越え、貫かれる一本のしんとした静謐に、ただただ心を打たれた。
世界観がすごい、というか、とにかく壮大だった。 読んでいて思わず上橋菜穂子作品を読んでいる錯覚に陥りそうになる。壮大なファンタジー作品というべきか。 老夫婦が遠方に住む息子を訪ねて旅に出る。その道程で出会った様々な人々や生き物。様々な風景。様々な出来事。 人物の交わす会話の中に、文章の中に、いろんな...続きを読む意味や暗示が込められている。愛と復讐と裏切りと恨みと。。。それらを逃さず読まなきゃと一語一句必死で読み進めていたらやたらと時間がかかってしまい大変だった(笑) 結末は、何とも言えない複雑な気持ちが残った。
日本語タイトルは「忘れられた巨人」ですが、原語の意味は少し違うようです それは、今の日本そのものなのかもしれません 訳本なので原作はどうか分かりませんが、とても読みやすい物語です 舞台はあの有名ファンタジーを彷彿とさせますが、内容は作者の今までの作品との共通性を感じさせます 物語の結末が明解にされ...続きを読むないところもそうですね 様々な人物が登場し、そちらの方が大きく変化していくのですが、主人公たちはどこか坦々と自分たちの人生を歩んでいきます しかし、その人生にも紆余曲折があったことが明かされていきます 何かを得たようで、何を得たのか分からないそんな話でした
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
新刊情報をお知らせします。
カズオ・イシグロ
土屋政雄
フォロー機能について
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
イギリス人の患者
浮世の画家〔新版〕
クララとお日さま
守備の極意(上)
千の輝く太陽
ダロウェイ夫人
月と六ペンス
遠い山なみの光〔新版〕
作者のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲忘れられた巨人 ページトップヘ