愛おしい骨

愛おしい骨

小説・文芸
1,222円 (税込)

6pt

【第1位『このミステリーがすごい!2011年版』海外編】十七歳の兄と十五歳の弟。ふたりは森へ行き、戻ってきたのは兄ひとりだった。家政婦ハンナに乞われ二十年ぶりに帰郷したオーレンを迎えたのは、過去を再現するかのように、偏執的に保たれた家だった。夜明けに何者かが玄関先に、死んだ弟の骨をひとつひとつ置いてゆく。一見変わりなく元気そうな父は、眠りのなかで歩き、死んだ母と会話している。これだけの年月を経て、いったい何が起きているのか? 半ば強制的に保安官の捜査に協力させられたオーレンの前に、町の人々の秘められた顔が、次第に明らかになってゆく。迫力のストーリーテリングと卓越した人物造形。著者渾身の大作。/解説=川出正樹

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愛おしい骨 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    デイビッド・リンチのツインピークスに影響された作品はずいぶんあったが、これはその中で、もしかしたらツインピークスそれ自体すら抜いて最良の作品なのではと思う。ある村の人たちの秘密と愛の話

    0
    2025年09月03日

    Posted by ブクログ

    独特な世界観。
    折り重なるプロット。
    よく練られたミステリー。そして、人間の心のひだをよく描いていると思う。

    0
    2020年12月15日

    Posted by ブクログ

    ミステリ(推理もの)における犯人かもしれないくらい特徴的なキャラクタを描く方に
    ミステリ(謎解き)より力を入れてすりるでさすぺんす風味な小説
    事件全体は込み入ったものでなく
    多数の登場人物がしっかり根拠をもって奇怪な行動を繰り返すさまが延々綴られるので
    振り返って改めて構成に唸らせられる
    個人的な好みとしてはイギリス田舎でなくアメリカ田舎風味の違いなのか
    かなりくどい
    もうひとつ現代劇であることもあってか
    喜劇というか笑いの「ノリ」がもうひとつよくわからない感じであり
    Oヘンリー短編集あたりと同じく文化の違いを感じる

    0
    2018年12月08日

    Posted by ブクログ

    『クリ還』のような「わ~!」がなかった代わりに登場人物どの人をどう動かすのか?という楽しみもあり、むしろ「わ~」があちらこちらにちりばめられている。一字一句読みのがしのないようにじっくりと楽しめた。ミステリーというより人間ドラマの味わいが深くなんども反芻しながらの読書時間。時間がかかってしまったけれど損はしていない感。

    0
    2018年09月15日

    Posted by ブクログ

    この作品は壊れた人たちの壊れてしまった愛の物語なんだろう。現代を舞台にしながら全編静かにそしてセピア色に綴られていく物語がかなりの量がありながらもだれることなく一気に読めてしまうのは多彩な登場人物、特にハンナをはじめとする魅力的すぎる女性陣たちのお陰だと思う。どこか雨が降ったあとの青空を思わせるような爽やかさを持つラストシーンが印象的だった。

    0
    2013年09月18日

    Posted by ブクログ

    2011年版このミス第一位(海外編)。
    緩やかに時が進む小さなまちで、引退した判事の下に、
    彼の失踪した息子の骨が、欠片になって帰ってくる・・・。
    いったい誰が、何の目的でいまさら骨を送るのか。
    そして、彼の失踪した原因は?兄(主人公)は真相解明に乗り出す。

    幻想的な森を印象深くストーリーに組み込ませ、
    小人のような家政婦ハンナが絶妙に物語の引き出し手となっています。
    技巧に走るミステリとは一線を画し、ストーリーそのものに引き込まれます。
    敢えて赤裸々に書くのではなく、曖昧さを効果的に使い、
    上質の物語へ引き上げていく書き方がすばらしい。
    自然ともう一度読み返したくなります。

    0
    2011年09月03日

    Posted by ブクログ

    キャロル・オコンネルの最初に読んだ本『クリスマスに…』では魔手に襲われた姉妹の15年後、そしてこれは兄弟の20年後か。。。
    少年期からおば様方から秋波を送られていたお兄ちゃん、そして20年ぶりの帰還にも(。・ω・。)ノ♡。そんな役にピッタリな俳優は誰だろうな???とか考えてたら楽しかった

    0
    2018年06月05日

    Posted by ブクログ

    ミステリーなんだけど愛の話だった
    かと言ってミステリー要素がおざなりになっているわけでもないのでそこも良かったです。
    町の情景、そこに住む人たちの様々な人生やその真実の描写もどこか幻想的?というか情緒があって素敵でした。
    あと町の人が割と独創的な人達ばかりでちょっと笑いました。

    0
    2016年07月31日

    Posted by ブクログ

    カルフォルニア州北西部にある広大な森に隣接した小さな町『コヴェントリー』。当時一七歳の『オーレン』は二つ下の弟『ジョシュア』と共に森へ行き、戻ってきたのは兄一人だった。
    二十年ぶりに呼びもどされたオーレンは、誰かが玄関先に死んだ弟の骨を一つづつ置いていくことを知る。彼を疑う保安官に協力を強要され調べ始めたオーレンと、次第に明かされる町の人々の秘密。
    二十年の時を超えて、止まっていた時間が再び動き出す。



    海外物はどうしても人物名が頭に入ってこない。しかも場面によって役職で書かれていたり、一つの省の中で視点が次々に入れ替わるので、何度人物紹介を見返したことか・・・。しかも事件との関連が見えてこないことの描写が多く、正直前半は中々読み進めるのに苦労しました。
    ですが、物語が進むにつれ、引き込まれ最後は一気に。
    ミステリー要素としてだけではなく、親子・友人・男女など色々な愛情がテーマであり、中でも不思議な家政婦の『ハンナ』は魅力的に書かれています。血のつながりがないどころか身元さえ不確かな彼女を受け入れた家族との間に築かれた深い心の繋がり。
    「家族の死には罪悪感がつきもの」というかに序の言葉は深く残りました。

    0
    2012年05月21日

    Posted by ブクログ

    タイトルに惹かれて。
    ミステリーというより、家族(地域?)ドラマのミステリー仕立てという感じでした。
    あまりその辺にこだわりがないので、人物関係が絡み合って二転三転するのが面白かったです。
    脇役なんだけど、何を考えてるかわかるにつれ、父親に愛情が湧いてくる。
    あとハンナはほんといいキャラクターですね。

    0
    2011年09月29日

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