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そのふた組の夫婦は、よく晴れた風の強い日に、屋外パーティーで知り合った。――版画家のヘンは、夫のロイドとともにボストン郊外に越してきた。パーティーの翌週、ふたりは隣の夫婦マシューとマイラの家に招待される。だがマシューの書斎に入ったとき、ヘンは二年半前のダスティン・ミラー殺人事件で、犯人が被害者宅から持ち去ったとされる置き物を目にする。マシューは殺人犯だと確信したヘンは彼について調べ、跡をつけるが……。複数視点で語られる物語は読者を鮮やかに幻惑し、衝撃のラストへなだれ込む。息もつかせぬ超絶サスペンス!/解説=村上貴史
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Posted by ブクログ
ピーター・スワンソンのミステリ、4作目。
それぞれ独立した話ですが、作者の切れ味は共通。
この作品が一番、面白かった!
版画家のヘンリエッタ(ヘン)と夫のロイドが引っ越してきたのは、ボストン郊外のテラスハウスが並ぶ優雅な住宅街。
ご近所の顔合わせパーティーで、隣家の夫婦と知り合います。
マシューとマイラは仲がいい夫婦だが、マイラは見るからにあたたかく、マシューはちょっと変わっていた。
ヘンは、たまたま興味を持っていた過去の事件に関連する品を、隣家の書斎で見つけてしまう。
それは、ダスティンという若者が殺された事件で、犯人が持ち去ったとされる証拠品…
本当に、犯人なのか?
マシューの方も探りを入れて、なぜか信頼を寄せるように近づいてくる、予想外の展開に。そして…?
このユニークさ、スリル、迫力、異様さ、人間味。
「このミステリーがすごい!」海外編2位。納得☆
Posted by ブクログ
ボストンの郊外に引っ越してきたばかりの版画家のヘンとその夫のロイド。あるとき、隣に住むマイラとマシュー夫婦の家に招待された。
ヘンはマシューの書斎で、ある高校のフェンシングのトロフィーが飾られているのを見た。そのトロフィーは、2年半前に起きた殺人事件の被害者のもので、現場から犯人が持ち去ったとされていたものによく似ていた。もしそれが本物であるのなら、マシューは間違いなく犯人だ。そう確信したヘンは、マシューの周囲を調べ始める。
複数の人間の視点から語られるこの物語は、同じものを撮影している複数のカメラが次々に切り替わっていくように、ずっと読んでいるとくらくら眩暈を起こしそうになる。
すべてにの登場人物が、過去もしくは現在に何かを抱えて生きているため、どこまで信用していいのか分からない。
人がたくさん死に過ぎる。
マシューのお父さんが酷過ぎる(彼が語ることが真実なら)。
それでも面白かった。
ピーター・スワンソンの作品は、いつも読んだあとに、すっきりしない・・・と思う。それでももっと読みたい。邦題のセンスもいいと思う。
もうクセになっちゃってるのかもしれない。
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