作品一覧

  • 死者との結婚
    4.0
    1巻770円 (税込)
    一枚の切符、五ドル紙幣、そしてお腹の中にいる赤ん坊――それがヘレンのすべてだった。男に捨てられた傷心を抱き列車に乗った彼女にとって、前の席で楽しそうに語らう若夫婦と寄るべもない現在の自分との落差はあまりにも大きかった……彼らは親切にしてくれ、ヘレンの心も次第になごんでいった。だが、列車転覆という思わぬ事故でヘレンの運命は一変した。不思議な運命の糸に操られた女の辿る物語を流麗な筆致でつづる!
  • 象は忘れない
    3.9
    1巻1,056円 (税込)
    推理作家ミセス・オリヴァが押しつけられた奇妙な謎。それは十数年前に起きた心中事件は、男が先に女を撃ったのか、あるいは女が男を先に撃ったのか、というものだった。困り果てたオリヴァから相談を受けたポアロは「象のように」記憶力のよい人々を訪れ、過去の真相を探る。著者晩年の傑作。

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  • 運命の裏木戸
    3.5
    1巻1,232円 (税込)
    〈メアリの死は自然死ではない〉──タペンスが引越し先で見つけた古本にはそのように記されていた。メアリというのは本の持主だった少年の育児係らしい。当時彼女はスパイ容疑をうけ、まもなく食中毒で死亡した。少年はメアリ殺しの真相を知っていたのか? トミーとタペンス、円熟の活躍。

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  • ホロー荘の殺人
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    アンカテル卿の午餐に招かれたポアロを待っていたのは、血を流している男と、その傍らでピストルを手にしたままうつろな表情をしている女だった。それは風変わりな歓迎の芝居でもゲームでもなく、本物の殺人事件だった! 恋愛心理の奥底に踏み込みながらポアロは創造的な犯人に挑む。

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  • 忘られぬ死
    4.2
    1巻1,078円 (税込)
    男を虜にせずにはおかない美女ローズマリーが自分の誕生パーティーの席上で突如毒をあおって世を去り、やがて一年――彼女を回想する六人の男女が一年前と同じ日、同じ場所に再び集った時、新たな悲劇の幕が上がった! 複雑な人間関係と巧みなプロット、鮮やかなトリックが冴える中期の秀作。

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  • ベツレヘムの星
    4.1
    1巻858円 (税込)
    アガサ・クリスティーが残した一冊の小さな宝石のようなクリスマスブック。聖書に題材をとった物語と示唆に富む詩を集めた本書には、聖母マリアとキリストの絆、聖人たちの降臨、いたずらロバの大冒険、などが描かれています。鋭い観察力で人間の心理を濃やかに描きだした感動作です。

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  • ハロウィーン・パーティ
    3.6
    1巻1,056円 (税込)
    推理作家のオリヴァ夫人を迎えたハロウィーン・パーティで、少女が殺人の現場を目撃したことがあると言いだした。パーティの後、その少女はリンゴ食い競争用のバケツに首を突っこんで死んでいるのが発見された。童話的な世界で起こったおぞましい殺人の謎を追い、ポアロは推理を展開する。

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ユーザーレビュー

  • 忘られぬ死

    A

    購入済み

    ああ怖い

    悪党は飽くまで悪党で
    それでいて、普通の人が突如殺人者に変わる。
    犯人とその動機が明かされると
    まるで実在の事件のような気になってしまう。
    やはりクリスティの小説は、
    人物描写が素晴らしい。

    0
    2025年11月30日
  • 象は忘れない

    Posted by ブクログ

    - 諦めるのが非常に賢明だろうとは思いますな。しかし、人にはこれ以上賢明にならなくてもいいと思うときがあるものです。
    - 問題なのは今であり、現在なのです。

    0
    2025年08月24日
  • 忘られぬ死

    Posted by ブクログ

    第一篇はローズマリーに対する登場人物それぞれの回想、第二篇は第二の事件発生まで、第三篇は事件の解決までという構成で最後まで飽きることなく読めて面白かった。
    すでに第一の事件が起きている所から始まるため第一篇から全員が怪しく見えるし緊張感があった。

    0
    2025年04月10日
  • ホロー荘の殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    こ、これはまたすごいものを読んでしまった……!クリスティーの引き出し、どこまであるんだ。。

    ポワロシリーズも残り10冊ちょっととなり、何を読もうかと迷って手に取った本書。なんと解説があのはやみねかおる先生!すっかり懐かしくなって、「夢水清志郎シリーズ」ぽちってしまいました〜(⁠^⁠^⁠♪

    さて。
    いつもレビューを読んでくださる皆様はおわかりの通り、私は普段ミステリーしか読みません。ヒューマンストーリーや恋愛ものは、なんだか冷めてしまって飽きてしまうのです。
    そんな私ですが、500ページ近くを費やして描かれる濃密な人間関係に、すっかり引き込まれてしまいました……!
    被害者であるジョンはモラハ

    0
    2025年03月16日
  • ホロー荘の殺人

    Posted by ブクログ

    【ポアロ】
    好きなクリスティー作品No.1が『ホロー荘の殺人』に入れ替わった。
    やっぱりクリスティーの描く人間ドラマが面白くて好きだ〜。

    ポアロが入る隙がないほど、登場人物だけで十分まわせちゃうくらいキャラが濃い人達。

    脇役でも他の作品に出たら主役になれるんじゃない?と思うくらい、主役級のぶっ飛んだ人達が勢揃いしている。

    あのポアロでさえ、この作品では霞んでしまうほどで出番も少ない。
    攻略本によると、クリスティーは「この作品にポアロを登場させたのは失敗だった」と述べていたと書いてあった。
    確かにこれはポアロシリーズじゃなくて、ノンシリーズ作品の方が合う。

    『ナイル』『杉の柩』よりもっと

    0
    2024年07月14日

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