作品一覧

  • 死者との結婚

    死者との結婚

    小説・文芸

    4.0
    1巻770円 (税込)
    一枚の切符、五ドル紙幣、そしてお腹の中にいる赤ん坊――それがヘレンのすべてだった。男に捨てられた傷心を抱き列車に乗った彼女にとって、前の席で楽しそうに語らう若夫婦と寄るべもない現在の自分との落差はあまりにも大きかった……彼らは親切にしてくれ、ヘレンの心も次第になごんでいった。だが、列車転覆という思わぬ事故でヘレンの運命は一変した。不思議な運命の糸に操られた女の辿る物語を流麗な筆致でつづる!
  • ベツレヘムの星

    ベツレヘムの星

    小説・文芸

    4.1
    1巻858円 (税込)
    アガサ・クリスティーが残した一冊の小さな宝石のようなクリスマスブック。聖書に題材をとった物語と示唆に富む詩を集めた本書には、聖母マリアとキリストの絆、聖人たちの降臨、いたずらロバの大冒険、などが描かれています。鋭い観察力で人間の心理を濃やかに描きだした感動作です。

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  • 象は忘れない

    象は忘れない

    小説・文芸

    3.8
    1巻1,056円 (税込)
    推理作家ミセス・オリヴァが押しつけられた奇妙な謎。それは十数年前に起きた心中事件は、男が先に女を撃ったのか、あるいは女が男を先に撃ったのか、というものだった。困り果てたオリヴァから相談を受けたポアロは「象のように」記憶力のよい人々を訪れ、過去の真相を探る。著者晩年の傑作。

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  • ハロウィーン・パーティ

    ハロウィーン・パーティ

    小説・文芸

    3.7
    1巻1,056円 (税込)
    推理作家のオリヴァ夫人を迎えたハロウィーン・パーティで、少女が殺人の現場を目撃したことがあると言いだした。パーティの後、その少女はリンゴ食い競争用のバケツに首を突っこんで死んでいるのが発見された。童話的な世界で起こったおぞましい殺人の謎を追い、ポアロは推理を展開する。

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  • 忘られぬ死

    忘られぬ死

    小説・文芸

    4.2
    1巻1,078円 (税込)
    男を虜にせずにはおかない美女ローズマリーが自分の誕生パーティーの席上で突如毒をあおって世を去り、やがて一年――彼女を回想する六人の男女が一年前と同じ日、同じ場所に再び集った時、新たな悲劇の幕が上がった! 複雑な人間関係と巧みなプロット、鮮やかなトリックが冴える中期の秀作。

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  • ホロー荘の殺人

    ホロー荘の殺人

    小説・文芸

    3.9
    1巻1,100円 (税込)
    アンカテル卿の午餐に招かれたポアロを待っていたのは、血を流している男と、その傍らでピストルを手にしたままうつろな表情をしている女だった。それは風変わりな歓迎の芝居でもゲームでもなく、本物の殺人事件だった! 恋愛心理の奥底に踏み込みながらポアロは創造的な犯人に挑む。

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  • 運命の裏木戸

    運命の裏木戸

    小説・文芸

    3.5
    1巻1,232円 (税込)
    〈メアリの死は自然死ではない〉──タペンスが引越し先で見つけた古本にはそのように記されていた。メアリというのは本の持主だった少年の育児係らしい。当時彼女はスパイ容疑をうけ、まもなく食中毒で死亡した。少年はメアリ殺しの真相を知っていたのか? トミーとタペンス、円熟の活躍。

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ユーザーレビュー

  • ホロー荘の殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【再読】
    ヘンリーとルーシーのアンカテル夫妻のホロー荘に招かれた面々。平凡な妻と平凡な暮らしに倦むジョン、ジョンに従順で生きづらさを抱えたガーダ、芸術家として理想の美を求め続けるヘンリエッタ、ヘンリエッタを想う地味なエドワード、他人を見下すデイヴィッド、掴みどころのない妖精のようなルーシー、遠い昔を懐かしみながら日々の労働に神経を擦り減らせるミッジ。
    ジョンは、この度の訪問を通してヘンリエッタへの抑えていた思いに気がつく。そんな中で、ジョンの昔の恋人ヴェロニカが現れるなど、波乱の予感が。そしてついに事件が起こる。ジョンが何者かにプールで射殺されたのだ。現場にはリボルバーを手にした妻ガーダの姿があった。
    パーティに招待されていたポアロはちょうどその場に居合わせ、捜査を開始する。ガーダはジョンに抑圧されており、さらにジョンはヴェロニカやヘンリエッタらの女性とも関係をもっていた。そのため事件は単純なものと思われたが、ガーダが手にしていたリボルバーはジョンを殺したものではなかったため捜査は混迷をきわめる。
    最終的にポアロは、犯人としてガーダの名を告げる。ガーダは拳銃を二挺用意し、ジョンを殺したのではない方の銃を手に持っていた。最初は疑われても、後に銃を調べれば凶器でないとわかることを知っていたからだ。現場でそのことを即座に見抜いたヘンリエッタはわざとガーダから銃を取り上げてプールに落とし、指紋を消して捜査を撹乱させた。さらに、ガーダが使った本物の凶器の銃を巧妙に隠したのだった。ヘンリエッタの行動は、死に際に告げられたジョンの言葉が、自分にガーダを護るよう頼むものだと考えたからだった。

    ポアロの目の前で起きた、まるで芝居のような殺人。そこに至るまでに綿密に織りなされる人間ドラマ。登場人物の個性と魅力、物語の完成度はシリーズ屈指。
    人から馬鹿にされ、生きづらさをを抱えていたガーダ。しかし彼女は愚か者ではなかった。そこがまた哀しい。そして頭の回転の早いヘンリエッタが捜査を撹乱したことにより、ポアロたちは翻弄されることになったのだった。「演出された殺人」というポアロの直感が最後まで鍵となる。

    ●見どころ
     ・訪問早々の殺人事件を趣味の悪い芝居だと勘違いするポアロ
     ・ミッジの店に潜入し、女性の労働の過酷さを目の当たりにするエドワード。
     ・愛さえあれば、ゴキブリすらも愛おしい
    ●名言
     「あら、エドワード、ごきぶりが出てきて、あたしたちを見ているわ。かわいいごきぶりじゃない? あたし、こんなにごきぶりが好きになれるなんて思ってもみなかったわ!」

    0
    2026年08月07日
  • ホロー荘の殺人

    Posted by ブクログ

    殺害現場は目撃されてて犯人は一目瞭然。

    発達障害気味のホロー壮の主人の妻が好きだった。なんかもうホラー小説にいたらちょっと怖いくらいの意味分からなさを持ってる。

    最後の被害者の言葉の意味が分かった瞬間涙が出た。
    ポアロシリーズランキング上位に入るくらい好きな本になった。

    0
    2026年07月18日
  • ベツレヘムの星

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    クリスマス当日に読みました。なんて素敵な短編集。いつもよりほんの少し慈悲深くなれそうな、かつお説教臭くなく読書の楽しみも与えてくれる、クリスマス期間中に読むのにぴったりの作品でした。クリスティ作品は結構読んだけど、これは恥ずかしながら知らなかった。タイトルを『クリスマスの奇跡』的な感じにして、カバーデザインももっと華やかに、かつハードカバーにしたらクリスマスプレゼントとして随分売れるだろうにと思うんですが、どうでしょうね早川さん?

    そんなそろばん勘定はともかく、構成も素晴らしい本作品。はじまりのお話は、イエス様を出産されたばかりの若き母・マリア様。そしてマリア様の最期を描いたお話で締める。本全体に聖母マリア様の慈愛の心が流れているようです。
    クリスティはマリア様のことをどう捉えていたのだろう。自分も母親として、重ね合わせる部分があっただろうか。

    個人的にいちばん面白く読んだのは「いと高き昇進」。有名な聖人もそうでない聖人も、魅力的に人間臭く描かれていて、もうこの14人は今後忘れないだろうなと思う。「承認といったのか、それとも昇進か?」と念のため確認する疑り深い聖トマスとか。

    0
    2025年12月26日
  • ホロー荘の殺人

    A

    購入済み

    面白かった

    フィクションであり、
    現代日本の価値観とは異なる部分も小さくないが
    それでも、登場人物全員が、
    長所も短所も持ち合わせていて
    こういう人いそうだなと思わせる
    生々しさを感じた。
    真相も、好みに合うかどうかは別として
    たしかにそうだなと、納得の結末です。

    0
    2025年12月21日
  • 忘られぬ死

    A

    購入済み

    ああ怖い

    悪党は飽くまで悪党で
    それでいて、普通の人が突如殺人者に変わる。
    犯人とその動機が明かされると
    まるで実在の事件のような気になってしまう。
    やはりクリスティの小説は、
    人物描写が素晴らしい。

    0
    2025年11月30日

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