【感想・ネタバレ】忘られぬ死のレビュー

あらすじ

男を虜にせずにはおかない美女ローズマリーが自分の誕生パーティーの席上で突如毒をあおって世を去り、やがて一年――彼女を回想する六人の男女が一年前と同じ日、同じ場所に再び集った時、新たな悲劇の幕が上がった! 複雑な人間関係と巧みなプロット、鮮やかなトリックが冴える中期の秀作。

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A

購入済み

ああ怖い

悪党は飽くまで悪党で
それでいて、普通の人が突如殺人者に変わる。
犯人とその動機が明かされると
まるで実在の事件のような気になってしまう。
やはりクリスティの小説は、
人物描写が素晴らしい。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

第一篇はローズマリーに対する登場人物それぞれの回想、第二篇は第二の事件発生まで、第三篇は事件の解決までという構成で最後まで飽きることなく読めて面白かった。
すでに第一の事件が起きている所から始まるため第一篇から全員が怪しく見えるし緊張感があった。

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2025年04月10日

Posted by ブクログ

【ノンシリーズ】
ポアロが出ない「ノンシリーズ長編」

男を虜にする美女のローズマリー。
姉ほどは容姿に恵まれてない妹のアイリス。
その他の登場人物も全員魅力的なので、物語に入り込んで感情移入してしまう。

登場人物が少ないのもあるけど、登場人物表を見なくても初めて覚えられた。私でも覚えられるくらい人間ドラマが濃い。
ストーリー展開が上手いので続きが気になって朝方まで読んでしまった。次の日キツイのでダメなやつ…(+_+)反省

それぞれの回想パートで心情が語られる。
表面上ではわからなかったけど、回想パートを読むとそれぞれに秘密を抱えていて、全員に動機があることがわかる。
めちゃくちゃ好きなタイプで面白い!

もう何度もやられてるのに今回もまたクリスティーに騙されてしまった。ミスリードが自然で超絶上手いので毎回騙されてしまう。

毎回騙されて馬鹿だなぁと思うでしょうが、クリスティーは毎回パターンを変えてくる!
「あぁ、これは○○の作品みたいにこの人でしょ!」と余裕ぶっていると、解決編でクリスティーに「あなたもまだまだね…」と言われている感じで、また次の作品を読みたくなる。
毎回違う手法のミスリードで騙されるのが、嬉しいし楽しい。

この作品のようにポアロが出てこない「ノンシリーズ長編」は、自分の評価でほぼ★5を付けていることに気が付いた。

今まで読んだノンシリーズ長編と自分の評価
『そして誰もいなくなった』★5
『春にして君を離れ』★5
『終わりなき夜に生まれつく』★5
『ゼロ時間へ』★4.5
『忘れられぬ死』★5

ポアロが1人ずつ尋問する部分が、ノンシリーズでは登場人物の心理描写のページに使われているせいなのか、ポアロより人間ドラマが濃い。

推理ものが好きな人は「ポアロシリーズ」。
人間ドラマが好きな人は「ノンシリーズ」の方が好きなんじゃないかと思う。
でも★10を付けた大好きな作品は全てポアロシリーズなので、どちらも甲乙つけがたい。
(*´∀`*)今日は早く寝よう…。

◆あらすじ
1年前に自殺した美しいローズマリー。
その場にいた6人の男女全員に動機があった…

※解説本にも書いてあるけど、本の裏カバーのあらすじを見ないで読むのがおすすめです。
先に見るとこの本の面白さが半減します。
プロなのにそこ書いちゃうんだ…という感じ。
クリスティーが気の毒。

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2024年07月08日

Posted by ブクログ

 今作は僕がまだ読んでいなかったクリスティ作品の一つ。改めてクリスティの独創的なアイデアに衝撃を受ける事になった。
 過去作の感想でも述べているが、クリスティ作品の魅力の一つは序盤の構成力であり、その作品から目が離せなくなる様な仕掛けがとにかく秀逸だ。面白い作品の殆どは序盤から面白いし、スタートがつまらなければ最後まで読み終える事はストレスになってしまう。
 今作では、主要な登場人物それぞれが過去に起きた美しいローズマリーの死を回想し、それぞれの目線で彼女との関係ややりとりを明かしていく手法をとる。この時点でローズマリーの自殺とされた「死」が疑惑の残るものだと読者に浸透させ、彼女の夫のジョージや妹のアイリスの回想や焦燥を経て新しい事件への一連へと繋がって行く。
 登場人物それぞれがローズマリーを思い出し回想しながらオムニバスの様に進行して行くストーリーは見事に尽きると思うし、更にはそれぞれの目線から事件ご語られる事により全員に感情移入してしまい、誰が犯人であればこの作品は綺麗に締められるのかと終盤まで気持ちが高揚してしまった(笑)。実は序盤からある程度の予測はしており、クリスティが好む犯人像とエンディングがある為、ある程度犯人の目星をつける事はできる。しかし、当然フーダニットの魅力は損なわれていないし、衝撃感もありながら楽しむ事が出来た。
 トリックについてはある程度納得できるものでありながらも、映像がない中で単純にそうなるかなぁという部分もあるが、駐車場で自車と同じ車を間違えてしまう事がよくある僕にとっては、この様なトリックに騙されるだろうなぁと納得してしまった。
 少し勿体ないのは、探偵役が唐突に現れる部分で、それぞれの登場人物達をもったいぶった挙句、とある人物が探偵としての役割を受け持ち始めた瞬間は流石に笑ってしまった(探偵役はある程度明かしていても良かったと思う)あくまでレイスはレイスであり、彼が探偵役では無い事は彼が登場する他シリーズからも読み取れる。最後、真相が明らかになった後、ハッピーエンドの側面と、バッドエンドの側面が上手に構成されていた為、個人的にとても満足感のある作品だ。
 特にルシーラとルースの役割が見事だと思う。クリスティは年老いた女性、働く有能な女性の描写が上手く、この二人には特別思いやりをもってしまう。その他、政治家のファラデー夫妻、ルシーラの息子であり問題児のヴィクター、バトルを彷彿とさせる主任警部のケンプ、そして登場人物一覧に名前が挙げられない人々もそれぞれ魅力があり、何故存在しているかの役割が見事に果たされている。

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2024年01月17日

Posted by ブクログ

全然犯人わからんかったな…と、読み終わって呆然とするような事件だった。クリスティーは絶妙に嫌味な人物と、こいつが怪しいのかもしれない…という不穏な空気を描くのがめちゃくちゃ上手いので、毎回きっちりと踊らされてしまう。悔しい、けど、その手腕があまりにも見事なので腹も立てられない。今回は特に、殺害方法すらもまったく予想がつかなかったのに、無事に解き明かされ犯人が暴かれた後、判明した動機で更にまた一回驚かされたので、本当に唖然とするしかない一作だった。

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2022年12月05日

Posted by ブクログ

『ささやく真実』を読んだので、美女、パーティーでの毒殺という共通項のあるこちらを再読。5年前に読んだけど見事に忘れていて、誰が犯人だっけとどきどきしながら読んだ(笑)。うん、やっぱりおもしろい。動機から言ったら、途中まではみんな犯人に思えてしまうほどで、ひょっとしてこれそういう話だっけ……なんてw ラストのさわやかさも見事。

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2016年12月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アガサクリスティの小説を80冊くらい読んでくると、
この話、前読んだことがあるような気がしてくる。

登場人物の類似性、
設定の類似性
地方の類似性、
職業の類似性、
時代の類似性
など、シリーズものでないものの方が、強く既見感を感じることがある。

本作品の既見感は、なぜかは、全巻読んだら考えてみたいと思いました。

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2011年08月14日

Posted by ブクログ

クリスティー作品で一番好きなのがコレ!
ロマンティック・ミステリーの最高峰です。私にとって。
名探偵が出てこないので謎解きシーンはありませんが
ヒロインが魅力的。
同じプロットの短編(黄色いアイリス)にはポアロが登場します。

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2010年10月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

強かな者、汝の名は女。

美しい妻ローズマリーが誕生パーティーで毒死した。自殺とされていたが、殺人だったのでは? 関係者たちがローズマリーのことを忘れられぬ中、残された夫ジョージはそのパーティーに招かれていた人を再度集める。再現された現場で亡くなったのはジョージだった。はたして自殺か、殺人か。

足。ローズマリーはなぜ死んだのか、もしくは殺されたのか。殺されたとしたら誰に? そしてジョージはなぜ死んだのか。どうやって毒は入れられたのか。ローズマリーの死が殺人だと告げる手紙は誰が書いたのか。つながる殺人に、絡まる人間関係。愛している、愛していない、失いたくない、の複雑な愛憎を、最初の個々の語りで把握して、万聖節のパーティーで事件が起こる。

出世のためにサンドラと結婚したけど、ローズマリーと不倫し、でも自分かわいさでローズマリーと別れたくなり、鬱陶しく思っていたスティーヴン。夫が自分を愛していなくても、ローズマリーと恋に落ちても、愛のためにスティーヴンを離さないと思い詰めていたサンドラ。この2人の危うい感じの描写がとてもよい。愛のためには覚悟を決めるサンドラのインパクト。そしてまさかのときにはサンドラを庇うように夫に詰め寄るサンドラの母も一瞬の登場なのに印象的。

愛ゆえにアイリスを疑わず、謎の人物だけどその正体は国際的諜報員のアンソニーがずるい。こんなの絶対ヒーローじゃないか。アイリスのピンチに駆けつけて間に合うし。最後の解決パートの甘ったるさも愛憎劇ミステリのオチとして満足度が高い。映像化しても面白そう。席を離れたからズレるというトリックも映像向きと思う。見返したときの驚きにも繋がるし、気付く人には気持ちいいし。

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2025年11月22日

Posted by ブクログ

ノンシリーズ。

男性を虜にしてしまう美貌の持ち主・ローズマリーが、自身の誕生日パーティーの最中、毒を飲んで亡くなってしまいます。
それから一年後、件のパーティーを催した同じ店に、(ローズマリー以外の)同じメンバーが集まった時、再び悲劇が起こってしまい・・・。

"過去の事件と全く同じ状況下で第二の事件が起きる"という設定・・ん?これって、ポアロもの短編『黄色いアイリス 』と似てるんでねーの?と思ったら、やはり『黄色・・』の方が元ネタだったようですね~。

ま、それはいいとして・・いやぁこれは面白かった!
私の中では『杉の柩』と同様、"タイトル地味だけど、すこぶる秀作"な作品と言いたいです。

まずはローズマリーが亡くなった時に居合わせた男女六人が、彼女についてそれぞれ回想していく構成なのですが、各自の思惑が交差していく中、ローズマリーの夫・ジョージがなんかやらかすのでは・・?という、不穏な雰囲気がMAXになったところでの第二の悲劇が!・・という、持って行き方がもう上手すぎて、クリスティー天才すぎるでしょ!と唸らされましたね~。

因みに、今回は、クリスティー作品にちょこちょこ登場しているレイス大佐が真相解明にあたっていきます。
で、彼と協力して捜査するケンプ主任警部が、あのバトル警視の後輩という設定もニヤリとしちゃいますね。
ただ、レイス大佐が探偵役と思いきや、終盤で"あの彼"に、美味しいところを持っていかれてしまうってところも、何だかキャラが薄いレイス大佐たる所以なのかなと笑
(いや、私は大佐を応援しておりますよ( ̄▽ ̄))

真相については、"第二”の方は"そうだったのか!"という感じでしたが、ローズマリーの毒死の件はイマイチぼんやりしてしまったかな・・という印象で、その辺が若干残念な点でございます(もしかして、私の読みが浅いだけかもしれないですが・・汗)。
とはいえ、クリスティーの人物&心情描写の巧さを存分に楽しみつつ、ミステリも堪能できるという、個人的に満足度の高い一冊でございました~。

(※どうでもいい余談です・・・それにしてもヴィクターのだめんずっぷりは、【クリスティーだめんずランキング】の上位に食い込むこと間違いなしってくらい酷かったですね~・・多くを語れないのがアレですが、これは言及しておきたかったということで、失礼しました~(;´∀`))

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2024年09月15日

Posted by ブクログ

ミステリーを久しぶりに読みました。アガサ・クリスティの作品は初めて読んだのですが、とても面白くびっくりしました。最後まで犯人は誰か分かりませんでした。巧妙なトリックと伏線回収が素晴らしかったです。これを機に他の作品も読みたいです。

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2022年12月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

クリスティーの中期ノンシリーズ。
ミステリというより、どちらかというとロマンスメイン。

最後が少し駆け足気味で、途中、散々含みを持たせたセリフとかは放置。もうちょっと解決編が長くても良かったのかなと。
意外な犯人ではあったけど。。。
うーん、読者が置いていかれる意外性というか、騙された!とはならない。

あと、題名が間違いやすい笑
「わすれられぬし」じゃなくて「わすられぬし」なのね。

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2022年01月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ちょい役が黒幕(この悲劇は誰の責任かと言うとこの黒幕の母親=愚鈍なのに割とちゃっかりしていて息子を甘やかし放題で極悪人にした被害者の伯母に負う所大だと思う)で、従犯者の叙述はアクロイド殺しと違ってアンフェアでは…また如才なく世の中をよく知っている女性が、いくら魅力を感じたにしても初めて会った悪人の話にころっと乗るのは現実味がない気がする。
ただし一人ひとりの登場人物の書き込みが丁寧にされていて読み応えがあり面白かった。ファラデー夫妻の顛末は結局筋と関係なかったけれど結構感動した。でも途中でアレクサンドラが「あの時それを知っていれば、今はもう手遅れ」と言っていたのは、小説の半ばごろでいきなり犯行の告白のようにも取れるけれどそれにしては露骨すぎるし何なのか頭をひねった。結局何のことだったのか回収がなかった。彼女の印象についてケンプ警部が昔のキリスト教の聖者についての独白が斬新でアガサって意外とこういう人だったんだと思った。女優にキャンセルを伝えたのも結局ルースだったのか、どういう目的があったのかよくわからない。アンソニーの設定はひねりすぎ、レイス大佐は映画「ナイル殺人事件」の軽妙洒脱な陽性キャラクターがちらついてちょっと違和感。
夫を除くほとんどの語り手からディスられていたようなローズマリー(キャラクターとしては白昼の悪魔の被害者に近い)だったが、落ちたバッグ の偶然は、万霊節の夜に彼女の意思が働いたような、人生これからの妹を守り、代わりに自分を愛してくれた夫を呼び寄せたとも取れ、残された妹が姉の想いに応える結びがほんのりじんとくる。

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2021年11月27日

Posted by ブクログ

無駄があるわけじゃないけど長かったなぁ。
もう少しコンパクトに出来るはず。

でも、ストーリーはなかなかでした。
ただの怪しい男が実はスパイだとは、すでにスパイを仕事としている人が出ているだけに、気がつかなかったなぁ。

物話語りはスパイが活躍するのではなく、美しい姉妹を取り巻く殺人事件で恋やら金やらそんな物が背景にあるだけだけどね。

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2015年08月04日

Posted by ブクログ

これも、榛野なな恵さんによってマンガ化されたのを読んだので原作も。マンガも読んでいたのに、謎解きが頭に入っていなかった。謎解きよりも、登場人物たちのロマンスとか人間関係を興味深く読んだような。んー、やっぱりわたしは謎解きには興味ないのかもしれない。あと、あくまでもわたしの場合だけど、どうしてもクリスティって薄味(失礼)というかなんというか、あんまりのめりこんで読む、引き込まれて読む、っていう感じではないみたい。けっして嫌いではないんだけど。あと、マンガと比べて、とか、最近のミステリと比べて、かもしれないけど、なんか結末がブツッと終わっちゃう気がして。もうちょっと説明とか後日譚とか余韻とかあってもいいような気が。犯人がわかったらハイ終わりー、みたいなのがもの足りないというか。それが本当の本格ミステリというものか。

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2011年09月18日

Posted by ブクログ

忘られぬ死読んだ。「すばらしいショーだったよ」。いやー殺人が起きるまでが長すぎて、ミステリ読んでるよりは単なる愛憎小説読んでる気分でしたが、それでもおもしろかった。マール姉妹の関係をうがってみるだけでご飯三杯はいける。美しいことはいいことです

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

アガサ・クリスティのミステリーは大胆なトリックではなく、微細な人間関係の描き様にこそ最大限の魅力である。本書忘られぬ死も登場する女性やロマンス模様に面白さがある。もちろんトリックも秀逸である。ポアロやミス・マープルのような探偵がいなくてもクリスティの作品は面白い。

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2024年08月28日

Posted by ブクログ

1945年発表。明確なシリーズものではないが、準レギュラーキャラクターが登場する。冗長気味のメロドラマから始まるので、いささか退屈か?と思ったが、中盤に入るとサスペンス色が増して一気に物語に引き込まれる。細やかな人間描写と、意図的に描かれていない部分の曖昧さが抜群にうまく、ミスディレクションも完璧。クリスティベスト常連も納得の傑作。

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2024年07月08日

Posted by ブクログ

何故姉は死んだのか、から始まるお話。
読んでいて、なーんとなく違和感のあるお話だったのだが、最後まで読んで全て納得。犯人もトリックもここまで全く想像に及ばなかった作品は正直久しぶりであった。

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2022年08月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ポワロもマープルも出てこない作品です。
登場人物が意外と少なくて、登場人物の心理描写が丁寧に描かれています。ただ、犯人については意外性がなかったように思います。あまり登場してきませんし。。
主人公の恋愛描写を入れて映像化されたら見てみたいとは思います。

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2020年08月09日

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