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資産フライト
500万円、1000万円といった大金をこっそり現金で海外に運ぶ人間が増えている。れっきとした医者や弁護士などの専門職、中小企業オーナー、大企業をしかるべきポストで退職したサラリーマンなど、小金を持った層である。違法と知りながら、彼らが日本を見捨てるのはなぜか? 英語ができないOLまでが、虎の子を持って「海外口座開設ツアー」に参加している──「円」の先行きに不安を抱き“資産フライト”する人々の現状を密着レポート! -
人妻裏物語
覗いてみたらスゴかった! 結婚して10年の転勤族主婦・泉慶子が全国で見聞きした、「専業主婦」の“昼間の顔”。その秘密の世界を赤裸々レポート。人妻のいけない恋、ネットゲーマー主婦、白昼宴会、セクハラ舅、サイコホラー主婦友、奴隷契約バイト…「ヒマそう」「楽そう」と言われがちな主婦の日常、実はこんなにドラマチック。「うちの妻に限って…」なんて思ってるダンナさん、あなたの奥さまも登場しているかもしれません! -
F1走る魂
1987年4月10日、“地上最大の自動車レース”F1グランプリ第一戦はブラジルで開催された。中嶋悟はこのレースで日本人初のF1ドライバーとしてデビューした。中嶋悟のレースに賭けた人生を中心に、圧倒的な強さのホンダ・エンジン勢と迎え撃つドライバーたちの熱き“レーシング・スピリット”を生き生きと描いた力作。頂点へと駆け上がっていくセナをはじめ、プロスト、ピケ、マンセルら天才たちを得て、F1が最も耀いていた季節の記憶がよみがえる。 -
平壌ハイ
日本人拉致、核兵器保持、ドラッグ密造、米ドル札偽造……疑惑の飛び交う世界一ミステリアスな国・北朝鮮の5泊6日のパックツアーに、覚醒剤取締法違反で執行猶予中のならず者ライターが紛れ込んだ! 滞在中にドラッグをキメまくり、喜び組予備軍かとおぼしき女性ガイドをナンパし、イヌ汁を食らい、万景台で金日成に思いを馳せる。クレイジーな旅行記の根底に流れる確かな視線で、俗なジャーナリズムをはねのけ、「北」の本質に迫る。 -
2ちゃんねる宣言(増補版)
1999年に始まった一個人のウェブサイト「2ちゃんねる」が、どうして、2001年には一日のアクセス800万件、ユーザー300万人という、世界最大のインターネット掲示板に急成長したのか。主催者「ひろゆき」への8万字ロング・インタビューを通じて、「2ちゃんねる」の歴史、現在の盛況、これからの展望までを徹底解剖する。田原総一朗、糸井重里、山形浩生、宮台真司とひろゆきの対談4本も収録。新たに第10章では、ビジネス化も始まった「2ちゃんねる」の動向を「ひろゆき」に問う。 -
ラブホテル進化論
著者は女子大学院生。ある日、中吊り広告で「ラブホ特集」の文字を見て、ぎょっとする。しかし友人が「デートによく使うよ。Hしないときでも」と語るのに再び驚いて「ラブホテル」を卒論のテーマに選んだのが、はじまり。なぜ外観がド派手? どうしてベッドを回転させた? ラブホテルって儲かる? 最新の人気設備は? 全国300軒以上をめぐり、オーナー・建築家・雑誌編集者・警察など多方面に取材、利用者の意識調査まで敢行した本格研究! 貴重な図版も満載! -
世界性生活大全
性的興奮を高めるために、足裏くすぐり専門の侍女を雇っていたロシアの歴代の女帝たち。領主が嫁入り前の農家の娘の処女を奪う権利があった中世ヨーロッパの「初夜権」。クレオパトラは“大きな口”という意味シンなあだ名をつけられていたが、それはあるとき100人もの護衛を相手に、フェラチオを行ったという逸話があるから! 花嫁オークション、神殿売春、ペニス・コレクション、試験婚……。古代から現代まで、世界中のセックスにまつわる仰天エピソードが満載です! -
ドリームタイム
ドリームタイムとは、オーストラリアの先住民族アボリジニの時間概念。スピリチュアルな世界における、時間の感覚みたいなものを指す言葉。ピエロ男、トイレの神様、フリーダ・カーロの女、乳房に紫色の肉の花が咲いているおばあちゃんなどが現われては消え、アイヌのシャーマンと沖縄のヌルが霊能力で対決する……まさに『千夜一夜物語』の趣き。夢ではない。現実でもない。この地球に起こっていながらふっと別の時空に迷い込んでしまうような、世にも奇妙な13の物語。 -
ソリティアおじさんがいた頃
第175回芥川賞候補作 人生を切りひらく決断と成長の一手 京都にある味噌製造会社につとめるわたし。ある冬の寒い朝、出勤すると社内のあちこちでささやかされる噂にになつかしい名前を聞く。 「亡くならはってん、黒野田さん」 かつてわたしが心のなかでこっそり「ソリティアおじさん」呼ばわりしていた人が死んだ。 「火事やってんて」 ひょんなことからソリティアおじさんの通夜に参列したわたしは、ずるずると交際の続く恋人、将来の見通しのたたない仕事、それぞれに踏ん切りをつけるためある決断を下す。 軽妙な京都弁で女性の内面を鮮やかに描き、誰にでもある変わらぬ日常におとずれる些細な変化こそが、人生の行き先を変える様を控えめに、けれど確かに物語る胸に染み入る傑作小説。 ソリティアのように無数の選択肢がある人生で、わたしが選んだ次の一手。クリアとなるか、手詰まりか。 -
最後の外科医
最強のアウトロー医師、誕生! モグリの天才外科医が究極の〈不可能手術〉で命を救う――。 累計70万部突破『泣くな研修医』の著者で現役外科医・中山祐次郎さんが満を持してお届けする新シリーズ! 主人公は29歳の天才外科医カイ。10歳の頃から戦地でメスを握り、命の現場を駆け巡ってきた経験が彼を「不死身の医師」に。 しかし、「ふつうじゃない手術」には相応の覚悟がなければ――。 カイの相棒・交渉人の神園がふっかける法外な報酬金と、ヒリヒリする患者との駆け引き。そして圧巻の手術シーン……まさにブラック・ジャックを思わせる緊迫感がたまりません。 夢にまで見た世界タイトルマッチ目前に癌に冒された21歳ボクサーに、美しすぎる顔を棄て別人になりたい人気女優。失明に怯える米軍スナイパー。 彼らの切なる願いに、カイはどんな「答え」を出すのか? -
陰謀論百物語
「陰謀論」が現実になる世がここに―― 一国の大統領が突然、近隣国によって連れ去られ、裁かれる。 国家間ではミサイルが飛び交い、他国への攻撃を想定した大規模演習が行われる……。 かつてなら、まさかまさか、と笑い飛ばされていたような出来事が次々に現実になる世の中で、もはや陰謀論は「陰謀論」では済まされなくなっているのかもしれません。 何が本当で、何が嘘なのか。 収録作「陰謀論百物語」では、ろうそくを前にずらりと座った高名な”陰謀論者”たちが百物語を繰り広げます。 曰く、ロシアのウクライナ侵攻には、ホワイトハウスの地下に存在すると言われる「ブラックハウス」が関係している。曰く、スマホの自撮りで顔が長く写るのは、女性に美しくあらねばという意識を植え付ける「ルッキズム推進勢力」(通称:ルキ推)の策略によるものだ。曰く、「人類の月面着陸成功は陰謀である」という陰謀論は、陰謀である……。 嘘のような陰謀論はしかし、似非陰謀論を広め、世界を混乱させて支配しようとする影の組織が故意に広めているものらしい。それこそが陰謀なのだ、と主張する男まで現れ―― その他、突如厳しくなったコンプラに戸惑う刑務所帰りのヤクザに、「忖度」を合言葉として村おこしに励む村議会の面々、マスク拒否男改め「ゴネラ」とマスク警察改め「モンクコング」の真剣勝負まで……。 コロナ禍を前後して書き紡がれた粒ぞろいの全7編、とくとお楽しみください。 -
凍結事案捜査班
悲しみが共鳴した時、真実の扉が開く 警察小説界注目の実力派作家・麻見和史氏が文春文庫初登場です! 主人公の藤木は50代の男性刑事。もともとはやり手刑事でしたが、妻をガンで亡くしたことで仕事への意欲を失い。コールドケース(未解決事件)を扱う「警視庁捜査一課 特命捜査対策室支援係」に配属されます。そこに、30年前に立川でおきた小学4年生遺体遺棄事件の再捜査が命じられます。子供を失った父親に話を聞くことで、藤木が失っていた「刑事の矜持」が再び動き出すのか? 「曲者」が揃った「支援係」の面々とたどり着いた事件の真相とは!? -
アウト老のすすめ
アウト老(ロー)とは、はみ出し老人のことなり。 大人げないまま新型高齢者となったみうらじゅんの珍妙な日常や妄想、愛のメモリーがてんこ盛り! 息苦しい社会に風穴を開ける珠玉のエッセイ集。 おさるのジョージがどんな騒動を起こしても怒らない“黄色い帽子のおじさん”を見習おうとする「ありがたき無怒菩薩」、二十歳になったレッサーパンダの風太くんに約20年ぶりに会いにいく「真夏の再訪」、トム・クルーズと彼の母との会話を妄想する「オカンとトムと、時々、バイク」、浪人生だった1978年にボブ・ディランの来日コンサートのチケットをプレゼントしてくれた彼女との思い出「君が僕にくれたもの」、突然届いた”叶美香と申します“というメールにドギマギする「ファビュラスなメール」、毎晩いっしょに寝ている鹿の抱き枕の気持ちになって綴った「夜な夜な抱かれています」ほか、笑えてたまにキュンとくる95本のエッセイを収録。 著者の「アウト老」な生き方や思考を参考にすれば、人生が面白くなること間違いなし! 「週刊文春」人気連載を書籍化。 ※電子書籍版は、写真がカラーで収録されています。 -
マリコにもほどがある!
マリコ、古希になる。まだまだ頑張ります! 勤め人となり2年半。やっぱりマリコは忙しい。三が日は大手町へゆき、沿道から駅伝の応援だ。4年ぶりの出場となった日大へ向け学生たちと校歌を歌ううち、アンカーが目の前に。声を揃えてその名を叫べば、思わず目頭が熱くなる。ああ、若いというのはこういうことなんだ。 かくいうマリコ、今年古希を迎えるのである。還暦の時はよかった。まだイケるじゃん、内心そう思っていた。だが、70なのである。あくせく働くのはやめようか、年金をもらってなんとか暮らしていくか。誕生日を前に、マリコの心は千々に乱れる。 が――。編集者たちとの会で思わぬサプライズが。お手製”マリコ・フラッグ”振り振り、某ミュージシャンの演奏にあわせたバースデーソングの合唱に、マリコ、思わずまたホロリ。勤め人となってから、まったく小説を書けていなかった。それでも期待してくれる人がいる。もうひと頑張り、書かなきゃ。理事長仕事の傍ら、長い休みには原稿用紙に向かう。長年の習性とは不思議なもので、ブランクもなんのその、すらすら書ける! 嬉しかったなあ。 そんなこんなでマリコ、まだまだ頑張ります。「週刊文春」の人気ご長寿連載エッセイ、堂々の36巻! -
イーロン・ショック 元Twitterジャパン社長が見た「破壊と創造」の215日
最強のCOOが語る激動の日々 その時、Twitterに何が起きたのか? 一言でい言えば、「破壊」だった――。 買収によりTwitter社に走った激震。リストラ、支払い停止、見えない方針。外資系企業を渡り歩いた著者がその時見たものとは? 【「はじめに」より】 この本はTwitter Japanの社長だった私が、イーロン・マスクによる買収完了後から退職するまでの215日のあいだに起きたこと、見たこと、聞いたことをお伝えするものです。 何が起きたのか? ひとことで言えば「破壊」でした。 多くの仲間が突然解雇され、これまで築いてきた信頼、ネットワーク、エコシステムがどんどん崩されていった。起きた感情は、戸惑い、怒りを超えた、なんとも言えないストレスフルなものでした。しかし一方で、長い目で見たときには、これは「創造」に向かっていくことなのかもしれないと思うこともありました。 Twitter社の改革は、ひとつの民間企業レベルの話を超え、いま日本に蔓延っている閉塞感を打破するうえでも、ひとつの参考になるのかもしれない。(中略)イーロンと出会うことで「このままではダメだ」という危機感を強制的に抱かされた。目を開かされたのです。 -
すごい思考ツール 壁を突破するための〈100の方程式〉
国民的広告クリエイターが贈る“考え方の黄金則”とは? 行き詰った時こそアイデアの出番。考えるための最高の道具がここにある。 ――楠木建(経営学者) アイデアを出すための観点が100以上得られた!(本当に) ――けんすう(起業家) 「伊右衛門」「ザ・プレミアム・モルツ」「PlayStation」…… 数々の大ヒットを生んできた国民的広告クリエイターが贈る、最高の「思考ツール」決定版! 「人生思考」メソッド 、ホワイトかけ算メモ、そもそも思考、3秒ハードルメモ……“最弱”広告マンでも急成長できたスゴ技とは? まずゼロ円でできることを考える/ヒットを生む「ブラックわり算メモ」/「離見の見」で、進化せよ/ルールより、ゴールはなにか?/課題の再整理と人生思考が生む「マルチととのい」/セッションは、一番遠いヤツと/煮詰まったら、「嫌われてみる」/正解はない、正問はある/売るのに困ったら、「行動」を売れ/アイデアの究極奥義は「X→Z」/プレゼンの必勝方程式「課題→未来→実現案」/名前づけは魔法の杖/迷ったら、三択/最強メモ術「 セルフ・セレンディピティ」/未来が過去をつくる……etc. 各界の経営者が「これはすごい」と評価し、「もっと早くに知りたかった」と多くの声が寄せられてきた独自の「思考ツール」を100の方程式に凝縮! 仕事の壁を突破する、一生使える“シンキングツール”がここに。 -
中国不動産バブル
中国の不動産バブル崩壊が幕を開けた。 それは貨幣的な現象に留まらず、金融、行政、政治システムへと飛び火し、やがては共産党統治体制をひっくり返す要因にもなり得る――。 バブル形成から崩壊まで、複雑怪奇な構造をどこよりも分かりやすく読み解く。 【不動産から見える中国社会の歪み】 ●主要大都市の不動産価格が大きく下落 ●開発途上の不動産プロジェクトが次々とゴーストタウンに ●中国政府が不動産開発を熱心に進めた理由 ●共産党幹部とデベロッパーが熱中したマネーゲーム ●別荘にプライベートジェット……賄賂を使って贅沢三昧 ●地方政府が財政危機に陥れば、年金難民が発生する ●海外へと脱出する日本人が急増 ●賃貸市場を敬遠し、マイホームを重視 ●「見栄を張る」ことをやめられない ●統制か自由化か、岐路に立つ習近平政権 -
老化は治療できるか
最新科学で「アンチエイジング」の限界に迫る! 今、アンチエイジングの限界に挑むビジネスが世界中で高い注目を集めている。 グーグル共同創業者のラリー・ペイジは15億ドルを投じて不老不死を目指す研究所を立ち上げた。そして、「寿命をあと100年延ばすことはできる」と発言している。 同じくグーグルの投資部門の責任者ビル・マリスもこんな予測を口にする。 「人は500歳まで生きられる」 「私は死ななくてもすむようになるまで長生きしたい」 権力も金もほしいままにした人間が、究極的に求めるもの……秦の始皇帝も、エジプトのファラオも、そして現在の世界の富裕層も躍起になって求めているのは「不老不死」である。ロシアのプーチン大統領も、鹿の血の風呂に入っているとメディアで報じられたことがあった。 金持ちや権力者だけではない。いま日本では一般人にもアンチエイジングが大流行である。老化防止を謳う化粧品や健康食品が市場に溢れ、テレビCMでも頻繁に流れている。 しかし、不老不死が人類の永遠の夢であっても、決定的な妙薬や技術はいまだ発見されてはいない。はたして人は何歳まで生きられるのか? 不老不死は可能なのか?……世界最先端の研究成果を紹介する。 それと同時に、科学者たちがおすすめする「日常の中でできるアンチエイジング」のコツも披露する。 -
お父さん大好き
収録作『手』が映画化。2022年9月16日公開。監督・松居大悟、出演・福永朱梨/金子大地ほか。 『人のセックスを笑うな』『論理と感性は相反しない』など、ビビットな文体とセンスで時代の空気感をすくい取る、山崎ナオコーラの中短編集。 年配の男性の顔や指の写真を集め、ブログに載せることは罪であろうか? おじさんを研究する25歳の女性の視点から、異性を個人ではなく集合体として捉える切なさを描いた「手」。 NHKラジオ文芸館で紹介され異例の話題となった、血のつながらない娘と暮らす44歳のサラリーマンが主人公の、『お父さん大好き』など4作を収録。おじさんたちが可愛く思えてくる、ウィットと切なさに満ちたナオコーラ・ワールドが堪能できます。(※2009年刊の単行本『手』を改題) -
魔術師の匣
スウェーデンで20万部突破! 北欧ミステリーの女王、新シリーズ開幕。 女性刑事と男性メンタリストが忌まわしい過去に端を発する奇術連続殺人に挑む。 女は箱に幽閉され、剣で貫かれて殺されていた。まるで失敗した奇術のように……ストックホルム警察の刑事ミーナは、メンタリストで奇術に造詣の深いヴィンセントに協力を依頼する。奇術に見立てた連続殺人が進行中なのだ……。スウェーデン・ミステリーの女王レックバリが一流メンタリストとコンビを組んで送り出した新シリーズ第1作。 60か国43言語で刊行され、売上は3000万部を突破。スウェーデン・ミステリーの女王カミラ・レックバリが長年の友人でもあったスウェーデン屈指のメンタリスト、ヘンリック・フェキセウスとタッグを組んだ新シリーズ第1作である本書は、人口900万人のスウェーデンで20万部を売り上げ、36か国での翻訳刊行が決定しています。 -
死者にこそふさわしいその場所
怖いものほど見たくなる、駄目なものほど癖になる。 日常の輪郭がゆがんでとろける、奇「快」な物語たち! 折口山町に暮らすのは、どうしようもない人達ばかり。 ・セックスの回数を記録する愛人 ・徘徊癖のある妻を介護する老人 ・アパートのドアが開きっぱなしの裸男 ・朝どうしても起きられなくなってしまった女 ・困った人の面倒を見たがる聖職者 町はずれの植物園に、彼らは、吸い寄せられるようにやってくる。 芥川賞作家が織りなす、平凡なようで非凡な六篇の物語。 ●担当編集者より 住みたいかと聞かれたら答えに窮する、しかし覗き見したいかと言われたら確実に「YES」なのが、折口山町だと思います。 登場人物たちの特徴を挙げてみるだけで、もうこの町の不思議な空気が漂ってきた気がします。 ちなみに、なんとも魅力的なタイトルは、ポール・ヴァレリーの『テスト氏』の一節から。 -
プリンセス刑事
化学ミステリー「化学探偵 Mr.キュリー」シリーズで人気を博す著者が文春文庫に初登場! 美少女プリンセス×刑事ミステリー! 女王が国を統べる日本というパラレルワールドを舞台に、王位継承権を持つお姫様が刑事となって大活躍! 彼女を支える若手刑事とのバディものとしても楽しめる、とびきりキュートなミステリー。 憧れの刑事になった青年・芦原直人。 同じ課に配属された新人刑事は、なんと王女様!? 美しく気高いプリンセス刑事・白桜院日奈子だった。 直人は、あまりにも立場の違う王女とのコンビに戸惑いながらも、共通の話題を見つけ、また彼女の刑事という職業への真摯な思いに触発され、自らも変わっていく。 ふたりが挑むのは、凶悪な連続殺人犯ヴァンパイア。 ふたりは、さまざまな試練を乗り越え、事件を解決することができるのか――!? ふたりの“バディ”をとりまく、個性豊かな身辺警護役の刑事や、妹思いが過ぎる兄王子、などなど濃いキャラクターにも要注目です! -
コロナ後を生きる逆転戦略 縮小ニッポンで勝つための30カ条
少子高齢化による人口減少に加えて、コロナ対策で遅れをとった日本に逆転のシナリオはあるのか? 企業も個人もコロナ禍を生き抜くには、今までの常識を一切捨てて「戦略的に縮む」しかない。 累計88万部『未来の年表』シリーズの著者が、きわめて具体的な方法を提示する。 【目次】 第1章 先進国脱落ニッポンの逆転戦略 第2章 日本企業は「高品質・低価格」を捨てよう 第3章 コロナ後に勝つビジネスパーソンの働き方 第4章 縮小ニッポンの新しい生活様式と街づくり 第5章 「人生の未来年表」で戦略的に生き抜く 巻末データ集「平成の30年間で日本はこう変わった」 -
脳寿命を延ばす 認知症にならない18の方法
脳の健康のために何かやっていますか? 肝臓の数値を気にしたり、血圧を毎日測る人がいても、 脳の健康状態を意識している人は少ないはずです。 脳は身体の中でも最も大切な臓器であるのに。 近年、身体の寿命ははどんどんのびているのに、脳の寿命はのびていません。 このアンバランスをどうにかしたい、ということで本書は書かれました。 著者の新井氏は順天堂大学名誉教授で、同大医学部でアルツハイマーの治療に 専心してきた、脳の専門医です。 脳の働きについてはまだ20%ほどしかわかっていないと言います。 それほど謎の臓器なのです。本書では、まず、その脳の謎から説き起こし、 なぜ、脳が老化するかについて解説します。 その後に、本題である「脳の健康寿命」をいかにしてのばすかを詳述していきます。 そのためにどうすれば良いのかを、「18の心得」としてまとめました。 「お酒はタバコよりも脳に害をなす」とか、「認知症にきく食べ物はない」とか、 けっこうショッキングな項目もありますが、ほとんどは普通の事柄です。 要は、それを実行できるかどうです。 その実践編では、運動はどのようにやれば効果的であったり、 睡眠と脳の関係に関しても触れます。 ゲーム(トランプ、麻雀、将棋、囲碁)なども脳には良いのですが、 「脳トレ」はあまり効果がないそうです。 最後に、「脳に良い食事」、「サプリメントは効くのか?」について話して、終わります。 人生が100年までの射程に入ってきたいま、これは必読の書です。 -
野ばら
宝塚の娘役・千花 名門一族出身のライター・萌 花の盛りのように美しい娘たちに忍び寄る、翳(かげ)りの季節 絢爛と頽廃。林真理子文学の名作! 「私たちって、ずうっと不幸にならないような気がしない?」。 宝塚の娘役・千花は歌舞伎界の御曹子・路之介との恋に浮かれ、 親友でライターの萌は年上の映画評論家・三ツ岡との贅沢な不倫に溺れている。 二人の美しい娘たちの前には、甘やかな未来しか広がっていないかに見えたが…… 上流社会を舞台に、幸福の絶頂とその翳りを描き切った傑作恋愛長編。 解説・酒井順子 ※この電子書籍は2007年1月に刊行された文春文庫の新装版を底本としています。 -
玉三郎 勘三郎 海老蔵 平成歌舞伎三十年史
玉三郎、勘三郎、海老蔵を通して描く歌舞伎現代史。 昭和の名優たちの「神々の黄昏」として始まった平成歌舞伎。歌右衛門が選んだ後継者は玉三郎だった。その玉三郎が、次の阿古屋を発見するまでの物語と並走する、勘三郎の歌舞伎の可能性への奮闘と、その断ち切られた未来。そして、悲劇を乗り越えて團十郎へと向かう海老蔵。 歌舞伎座では舞台に一緒に立つ機会がごくわずかしかなかった三人を、本の上で共演させた、ここにしかない、平成歌舞伎。 【目次】 第一話 神々の黄昏 第二話 二人阿古屋──歌右衛門から玉三郎 第三話 勘九郎の国盗り物語 第四話 若き獅子たち──海老蔵と勘三郎 第五話 歌舞伎座さよなら公演の向こう側 第六話 澤瀉屋の「恩讐の彼方」 第七話 三つの悲劇 -
女子漂流
女の業を体現し続ける作家・中村うさぎと、女戦線からの離脱を切に願う作家・三浦しをんによる、赤裸々すぎる対談集! 人生という大海原に漕ぎ出してみたものの、たどり着くべき岸からは遠ざかるばかり。 いつしか己が漂流していることに気付いた女子二名。女子高、恋愛、エロ、結婚、仕事、買い物依存症、隠遁願望。正反対の漂い方をしてきた二人による、時に笑えて時に赤裸々すぎるトークの行き着く先は!? 自分らしい生き方が見えてくる一冊。 ・誤った選択 ・シダ植物のように ・男は違う生き物 ・エロへの目覚め ・片づけられない女 ・一人は恥ずかしくない ・ブスの壁 ・評論好きな男、創作する女 (目次より) -
三国志外伝
「いつの世でも、人が生きてゆくということは、むずかしいものである」(序より) 正史にもとづいた大作『三国志』全12巻を書き上げた著者が、時代の潮流の外にいながらも忘れがたい12人の生涯をたどった。 『三国志』をあらわした陳寿(ちんじゅ)、輝ける倫理観と志望をもっていた太史慈(たいしじ)、魏の名臣・王粲(おうさん)・・・。 ある者は、権力者や政治の中心に近づきながら、遠ざかることを余儀なくされた。その苦難をどのようにしのいだのか。曹操、孫権、劉備、関羽といった英傑たちとはことなり、歴史の中で一瞬だけ輝いた人生。その輝きが愛惜の念とともに描かれる。 著者による後漢・三国年表つき。 -
鯨の王
圧倒的リアリティで描かれる深海の激闘! メルヴィル『白鯨』へのオマージュ的SF海洋冒険小説 マリアナ諸島海域の深海で米海軍の攻撃型原潜が襲われた。 原潜自体に傷はないのに、中の乗組員が半数以上死亡。 米海軍は海底基地に調査員を派遣する。 日本では、アル中の鯨類学者・須藤は未知の巨大クジラの骨を発見するが、採集した骨は何者かによって盗まれ、採集場所の深海は荒らされてしまう。 失意の須藤に、米バイオ企業からグアムでの研究援助の手が差し伸べられた。 グアムに飛んだ須藤は、深海調査船のパイロット・秋道炎香と性格的に反発しあいながらも力をあわせ、クジラを追う。 米海軍は事件には未知のクジラがかかわっていることを突き止め、そのクジラの能力を研究するために、米兵器メーカーが中心となってヨーロッパ、カナダの石油会社、鉄鋼メーカーなどと組んで建設した西マリアナ海領の海底熱床探査基地で調査を始める。 さらには、クジラから取れる高価な龍涎香を狙う中東のテロ組織が須藤たちに近づく。 欲にまみれ、思惑が入り乱れる人間たちに、クジラの群れが反撃に出た。 深海の巨大生物ダイマッコウ対人間のかつてない死闘が繰り広げられる! 解説・加藤秀弘 -
MILK
心と身体がざわつく恋愛短篇集 恋をして求め合う。その普遍的な欲求は、時にあたたかく、時にスリリングに日常を照らす。生きることの輝く半分は、ここにある――。 一人息子を妊娠して以来、夫とはセックスレス。このままでは三十代の十年間を一度もセックスしないですごすことになる、と思った皆子は、同じような境遇の男性と関係を持つことを決意する。(「アローン・トゥゲザー」) 結婚して七年になる直哉は、何気なく食事に誘ったアルバイトの女性と帰り道でキスをしてしまう。はじめ驚いていた彼女は、次の瞬間、思いもかけぬ提案をしてきた。(「いれない」) アメリカのブルーフィルムを上映している映画館で、年上の女性と出会った男子高校生の一志。彼女は脚本家で、AVの脚本を書く参考に一志の話を聞きたいという。(「水の香り」) など10篇を収録。 解説・いしいのりえ -
昭和史の10大事件
昭和史研究家・半藤一利氏と、ベストセラー作家の宮部みゆき氏が、「日本を変えた昭和の10大事件」を選ぶ、昭和史回顧本の決定版。 『日本のいちばん長い日』『昭和史』などで知られる半藤一利氏と、二・二六事件に材をとった歴史ミステリー『蒲生邸事件』の著者・宮部みゆき氏とが、「日本を変えた昭和の10大事件」を巡って徹底討論! 異色の顔合わせは、同じ都立隅田川高校(都立七中)の先輩後輩という間柄から 下町育ちのおふたりならではのザックバランな、歴史をネタにしたおしゃべりです。 二・二六事件や新憲法発布から、半藤氏が参加しそびれたヘルシンキオリンピック、ゴジラ出現、はては日本最初のストリップショーなど、議論は白熱、紛糾。 楽しく読むうちに、「私の10大事件はなにか?」と考えさせられます。 【目次】 1 昭和金融恐慌 2 二・二六事件 3 大政翼賛会と三国同盟 4 東京裁判と戦後改革 5 憲法第九条 6 日本初のヌードショー 7 金閣寺消失とヘルシンキ・オリンピック挑戦 8 第五福竜丸事件と『ゴジラ』 9 高度経済成長と事件――公害問題・安保騒動・新幹線開業 10 東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件(宮崎勤事件) -
不安な個人、立ちすくむ国家
経産省若手官僚が問いかける、日本の未来 150万ダウンロードを記録した資料を補足を含め完全版として書籍化。 20~30代の官僚たちが現代日本を分析した未来への提言。 2017年5月に産業構造審議会総会の配布資料として公開されると、 多くのメディアに取り上げられ、瞬く間に150万ダウンロードを記録、 賛否両論を巻き起こした「不安な個人、立ちすくむ国家~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか~」。 これは「経済産業省次官・若手プロジェクト」の一環として作られたもので、 今後日本が立ち向かうべき課題 「富の創造と分配」 「セーフティネット」 「国際秩序・安全保障」 について議論を重ねたもの。 この資料に補足を加え、さらには養老孟司、冨山和彦、東浩紀らとの対談を収録した完全版。
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