作品一覧

  • 東京居酒屋探訪
    3.5
    1巻660円 (税込)
    美酒に酔い、つれづれなるままに書く、心地よい居場所を探す旅――王子の大衆酒場から銀座のそば屋、横浜・狸小路の豚珍味店、白金のビストロまで、楽しい語らいと和・洋・中の美味を肴に、心地よく一献傾けることができるお店こそ、まさに居酒屋。一皿一皿真心込めた料理へのまなざしと、その先に浮かび上がる自らの来し方に、小説家の凛としたたたずまいが伝わる、美味エッセイ。著者自筆挿絵入り!
  • 泥酔懺悔
    3.6
    1巻660円 (税込)
    お酒のせいなんです!! お酒の席は飲める人には楽しく、下戸には不可解……。女性作家によるエッセイ11連作。■無理 朝倉かすみ/下戸の悩み 中島たい子/初めての飲み会 瀧波ユカリ/十八の夜の話 平松洋子/ザル女という噂 室井滋/酒瓶にも警告ラベルを!? 中野翠/ひとりでお酒を飲む理由 山崎ナオコーラ/下戸一族 VS 飲酒派 三浦しをん/白に白に白 大道珠貴/損だけど 角田光代/好きでもきらいでもない 藤野可織
  • 煩悩の子
    3.3
    1巻484円 (税込)
    桐生極、小学五年生。膨らみはじめたココロと身体に翻弄され進むは、大人への階段か? いや、それとも――。世界と向き合いはじめた少女の瑞々しい感性を、シニカルなユーモアで描いた青春小説。
  • 傷口にはウオッカ
    3.6
    1巻550円 (税込)
    40歳の永遠子は、もう晩年期じゃないかと思いつつ、生への執着はなまじっかじゃない。恋人の寿一郎を手放せばあとがないけれど、恋愛が終わるとわかっていればそれでいい。しかし恋愛は思いがけずしてしまうもの――。自らの体で感じる痛みを確かめながら生きる永遠子の愛のかたち。ドゥマゴ文学賞受賞作。(講談社文庫)
  • ひさしぶりにさようなら
    3.0
    1巻550円 (税込)
    世にもだらしない家庭で育った都。そこから脱出しようと結婚するが、夫も彼女同様に怠け者。身に染み付いた怠惰さは直ることなく、なんとなく出産し、子育てするが……。そんな男と女の結婚生活を描いた表題作に加え「いも・たこ・なんきん」の2作品を収録。ちょっと奇妙な日常を淡々と綴る、異色の家族小説。(講談社文庫)
  • 背く子
    4.0
    1巻680円 (税込)
    「3歳の娘に何が分かるか」と言い放ちセックスに励む父母を見て、3歳の春日は思う。大人はあまりに子を見くびっている…自己中心的な父(ダーリン)と母(マーミー)との生活、親戚間の妬みや諍い、子供同士の理不尽な人間関係を、3歳から6歳までの少女の素朴で冷やかな視線から描く、ユーモアと哀感漂う芥川賞作家の傑作長編。(講談社文庫)
  • 素  敵
    -
    1巻440円 (税込)
    定年退職後、家に居る夫と息を詰まらせる妻。妻子ある男性と恋愛関係にある長女。神経症気味の無職の次男と、彼に〃救い〃を見出すその嫁。孫はまだいない。ありふれた家庭の風景の底から、ふと顔をのぞかせる人の怖さ……。それでも現実は、素知らぬふりで続いていく。表題作をはじめ、人と人との不思議な関係を精緻に活写して堪能させる芥川賞作家の傑作短編集。
  • ケセランパサラン
    値引きあり
    -
    1巻469円 (税込)
    大人への脱皮を辿り自分を回復する小説と詩。 「メチャメチャにダメな人間になってみなよ」。高校に行っていない、ちまきが淡い思いを寄せている、ちょっと世間では有名で、でも飄々としているムガさんに言われた。大人の仲間には入りたい。でも、大人は自分のことを大人として見てくれない。高校なんてダメ教師しかいないし、行く必要はない。社会人ともいえないし、社会人じゃないともいえないわたしは、ニコニコ子供らしく笑って、それですませてる。言いたいことも見つからない。寂しい気持ち。そんなわたしを、「好きだよ」ってムガさんが言うなんて、びっくらこいた。 心のなかはいつもそんなこと考えているのに、なかなかその場では言えなくて、あとで後悔する。そんな経験は、誰しも思春期のときにありませんか?その気持ちを思い出させてくれることは、あらためて大人になるってどういうことなのかを考えさせられます。それは、自分の根っこを回復すること。そんなことを感じさせてくれる短篇小説と詩篇です。

    試し読み

    フォロー
  • 裸

    3.6
    1巻550円 (税込)
    「こうしてねぇ、あんたんチのおとうさんもねぇ、揉んだことあるとよぉ」と、自分の胸を揉みほぐしつつ語る伯母。その娘で肘の骨が飛び出るほど痩せているビョーキの従姉と同じバーで働く、あたし19歳……。博多の中心地、「ドブ川」こと那珂川ぞいでもたれあうように暮らす3世代の女たちを描いた表題作。お茶の販売店で生計をたてつつ、泰然と暮らす女性を描いた「スッポン」、他「ゆううつな苺」収録。芥川賞作家のデビュー作。
  • しょっぱいドライブ
    3.5
    1巻437円 (税込)
    港町に暮らす34歳のミホが、九十九さん(なで肩で筋肉がなく七面鳥のように皮膚のたるんだ天然パーマのへなちょこ老人)と同棲するに至るまでの奇妙な顛末。就職の保証人を「いいですよう」とふたつ返事でひき受け、町内会長の葬式で見かけた別居中の妻と愛人から逃げ隠れる九十九さん。ゆったりと走る車からオレンジ色の海を見たり、はんぺんのように軟らかく湿った唇と唇を合わせたり…。「人間と人間関係を描ききった」と絶賛された芥川賞受賞の表題作ほか、二編収録。
  • 裸

    Posted by ブクログ



     初恋なんかに煩わされてたあんとき、
     その時のまさにその対象だったりしたあの女の子。
     いつも一人で、
     ふわっと浮かんだり沈んだりしていたあの女の子。

     僕の一生懸命をどう見てたんだろうかってことが、
     だいたいわかってきた。

     わかってきたから、
     いてもたってもいられない。
     女の子の眼差しのホントウを知るには、
     男というものは幼すぎる。



     女の子だけではない。
     二十歳のあの人もそう、
     だろうし三十路のあの人もそう、
     だろうしだろうし。

    0
    2009年10月04日
  • しょっぱいドライブ

    Posted by ブクログ

    2003年の芥川賞受賞作。あたしと同世代の女性ならかなり共感するのではないか。ドラマチックではないんだけど、ひとりひとりにある人生劇場で、読んだあとなんとなくいい気分。

    0
    2009年10月04日
  • 傷口にはウオッカ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     大道珠貴「傷口にはウォッカ」、2008.2発行、文庫。テンポがよく読みやすかったです。彦野永遠子(とわこ)の40歳までの性に関する追憶か。13歳で初めて性交、その後は自慰。14歳で盲腸を切る。21歳の時、痔の手術を。34歳、44歳の童貞男性と1年半付き合い結婚寸前まで。40歳の今、恋人と4回目のティーバッグのような状態。肛門性交希望の彼に、肛門とは一生の付き合いなので大事にしたい。肛門でなければ何でも。すると、ウォッカを性器に。割れてても傷やないから「滲みない」よ。

    0
    2022年08月04日
  • しょっぱいドライブ

    Posted by ブクログ

    読書開始日:2021年11月27日
    読書終了日:2021年11月27日
    所感
    【しょっぱいドライブ】
    面白い作品だった。
    どうしても「わたし」を好きになることはできない。
    それは、自分が男で、さらに九十九さんと似たようなタイプだからだ。
    全ての言動、行動に自信が無いが、自分の中だけで対処する術を身につけている。
    全て背負い込む覚悟は持っている。
    わたしは気の弱さに付け込んだ。
    完全な優良物件のキープだ。
    部屋探しをしているときと似ている。
    表現がかなり上手い。
    既視感がある。
    それは自分の態度だったか、過去の女性の態度だったか。
    目を背けたくなるほど体験したことがある作品だった。
    【富士額】

    0
    2021年11月28日
  • 煩悩の子

    Posted by ブクログ

    なかなか面白かった。感性のままに、感じたことを言葉にすると、こんな感じになるのか。私たちは、ひとこと発するにも いろいろ考えすぎる。

    0
    2021年01月18日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!