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Posted by ブクログ
z2が出た頃cb750に乗る主人公はそのバイクに出会い、公道でレースをする。
主人公は勝負に負け、自分が率いていたバイクチームもバラバラになっていく。そこで主人公はまたz2に勝負を仕掛ける。
z2とcb750のみの観客のいないレースは主人公の勝利で幕を閉じる。
以前に負けたときにいた仲間はどうしたと問われた主人公は、あいつは死んでしまったよ。警察の取り締まりから逃れようとしてと答える。
もうチームは解散していた。
勝利ではあったが自分は何の為に戦ったのだろうと自問する主人公のみが残る。
というように全編レースを主題にした作品。
佐々木譲の処女作。
レーサー特有の焦燥感が非常に繊細に描写された作品。
一気に読める
Posted by ブクログ
長らく絶版となっていた佐々木譲のデビュー作が復刊とな。読み終えて30年前の作品と知るが、そんな古めかしさを感じさせないのが流石。
短編5編の中にバイクを主題にして3編。
凝縮したレースの描写がゴールに近づくに従ってどんどん加速する標題作。カワサキの男のニヒルさが渋い「246グランプリ」。ここいらは今に続く佐々木譲の文章や読者に結論を委ねる短編の締め方にもそのまま続いているような。
3つ目の「パッシング・ポイント」は主人公のぼくの甘さが残念。次にある大学のボート競技を題材にしてストレートな青春を切り取った「ロウアウト」の慎一の潔さと比べると差が歴然(余談ながら、この前、朝日レガッタ見たけど、ボート競技って確かに見ててもちっとも面白くないんだな、これが)。
最後に置かれた「雪辱戦」だけは少し毛色が変わって二組の夫婦の物語。幾分時代を感じさせる山中湖畔のテニスコートでの賭けの結末は思わぬ形で戦慄を呼ぶ。ここもまたミステリー作家としての面目躍如といったところ。
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