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「いつの世でも、人が生きてゆくということは、むずかしいものである」(序より)
正史にもとづいた大作『三国志』全12巻を書き上げた著者が、時代の潮流の外にいながらも忘れがたい12人の生涯をたどった。
『三国志』をあらわした陳寿(ちんじゅ)、輝ける倫理観と志望をもっていた太史慈(たいしじ)、魏の名臣・王粲(おうさん)・・・。
ある者は、権力者や政治の中心に近づきながら、遠ざかることを余儀なくされた。その苦難をどのようにしのいだのか。曹操、孫権、劉備、関羽といった英傑たちとはことなり、歴史の中で一瞬だけ輝いた人生。その輝きが愛惜の念とともに描かれる。
著者による後漢・三国年表つき。
Posted by ブクログ 2021年01月04日
名臣列伝以来の宮城谷さんの三国志であるが、史実の記述と小説風味を織り交ぜた書き方がやはり読みやすくて面白い。
人選の基準が分からないが、太史慈、韓遂という有名どころ(その割にあまりどういった人物か知らない)から、呉祏、趙岐といった初めて名前を聞く人物、さらには陳寿という、名前は当然知ってはいるが由...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月09日
本作は王粲に始まり12名の人物を取りあげた短編集である。中でも『正史』の著者である陳寿にスポットを当てたのは興味深い。
また韓遂の生涯には心打たれるものがあった。
ただ、これらの作品は全て宮城谷昌光自身の手によるものなのかは疑わしい。その理由は宮城谷作品の“肝”の一つといえる漢字の使い方が、作品によ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年10月30日
三国志の脇役というか、ほぼエキストラのような人達を紹介する外伝!
韓遂、太史慈、劉繇はどの様な役割を果たしたか知っています。
許靖、公孫度、楊彪はかろうじて名前だけ知ってます。
蔡邕の娘が蛮族に攫われた話も何かで読んだ気がします。
他の人達はほぼ知りません。
超マイナーな人物達の物...続きを読む
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