晏子(一)

晏子(一)

737円 (税込)

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強国晋を中心に大小いくつもの国が乱立した古代中国春秋期。気儘な君公に奸佞驕慢な高官たちが群れ従う斉の政情下、ただ一人晏弱のみは廟中にあっては毅然として礼を実践し、戦下においては稀代の智謀を揮った。緊迫する国際関係、宿敵晋との激突、血ぬられた政変……。度重なる苦境に晏弱はどう対処するのか。斉の存亡の危機を救った晏子父子の波瀾の生涯を描く歴史巨編。

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  • 晏子(一)
    737円 (税込)
    強国晋を中心に大小いくつもの国が乱立した古代中国春秋期。気儘な君公に奸佞驕慢な高官たちが群れ従う斉の政情下、ただ一人晏弱のみは廟中にあっては毅然として礼を実践し、戦下においては稀代の智謀を揮った。緊迫する国際関係、宿敵晋との激突、血ぬられた政変……。度重なる苦境に晏弱はどう対処するのか。斉の存亡の危機を救った晏子父子の波瀾の生涯を描く歴史巨編。
  • 晏子(二)
    671円 (税込)
    太公望以来の斉の悲願、東方の国、莱の併呑。その重責を一身に負った将軍晏弱は僅か五千の兵でそれを成し遂げると宣言した。迎え撃つ莱の智将王湫は一万の精兵を束ね、虎視眈々と斉軍の到来を待ち受ける。圧政に苦しむ敵国の民。彼らの命を何よりも尊ぶ人倫の人、晏弱のとった戦略は凡百の策士には及びもつかぬ大胆なものだった。策略と計略が水面下で激しく交錯する緊迫の第二巻。
  • 晏子(三)
    693円 (税込)
    晏弱は死んだ。斉は偉大なる英傑を失った。幼少よりその天才を発揮した息子晏嬰は古礼にしたがって三年に及ぶ篤い服喪に入った。斉は周王朝の意志を奉じて魯の攻略を繰り返す。魯は援軍をもとめ、晋傘下の十二か国の大連合軍が魯のために集結した。襲いかかる連合軍の怒濤の駆塵。軍師も軍略もない斉軍は連合軍の猛攻をどう凌ごうというのか……。話題の歴史巨編、絶体絶命の第三巻。
  • 晏子(四)
    693円 (税込)
    崔杼は慶封と手を組み君主を弑した。一旦は崔杼の専制が成ったかにみえたが、崔氏は分裂崩壊し、代わった慶氏も謀せられた。脆弱不安の政情下、晏嬰は天の意志、民の声を全うしうるのか。後代、司馬遷がその御者になりたいとまで敬慕した晏嬰。彼の毅然たる進退の冴えは、様々な組織に生きる我々現代人にも深い感銘を与えるだろう。稀代の聖人の人生の哲理を捉えた巨編、堂々の完結。

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晏子(一) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年01月01日

    晏子の言行録から得られる人となりを、まごころを通じて体現した小説。宋の公子として生まれたために亡命を余儀なくされた晏子。斉では不遇であったが戦略眼で国難に立ち向かう、といったところでしょう。ここでいう晏子は晏弱です。宋は殷の子孫なので子弱、晏に領地をもらったため晏氏となりました。全てを失った男の決死...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月02日

    全体の感想は最終巻に記載したい。

    だが、流れるような言葉と描写は流石と感じた。

    第二巻も期待して読みたい。

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    Posted by ブクログ 2019年03月29日

    <文庫全4巻を通してのレビュー>

    強国晋を中心に大小いくつもの国が乱立した古代中国春秋期。
    気儘な君公に奸佞驕慢な高官たちが群れ従う斉の政情下、ただ一人晏弱のみは廟下にあっては毅然として礼を実践し、戦下においては稀代の智謀を揮った。
    緊迫する国際関係、宿敵晋との激突、血ぬられた政変・・・・・度重な...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年04月26日

    前半は父の晏弱、後半は息子の晏嬰の話し
    話しの流れとしては武人だった晏弱の部分が面白いけど、深いのは晏嬰の部分かなぁ…

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    Posted by ブクログ 2011年11月18日

    一度読んだときに父親に惚れ、三度読み直したときに息子にやられました。ふと、晏子親子に会うために読み替えしたくなる物語です。

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    Posted by ブクログ 2011年10月01日

    個人的に、最初の宮城谷昌光さんの本です。
    この本を読んでから、宮城谷昌光さんの本を総なめしました。
    今でもときどき読み返したくなる本です。
    親子2代にわたる物語で、歴史的に有名なのは子供の方ですが、個人的には親の方の物語に魅力があるように感じました。

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    Posted by ブクログ 2010年12月05日

    宮城谷昌光さんの作品の中でベストと言っていいでしょう。晏子と聞いて、まさか父親の代から物語が始まるとは!しかも、ストーリーとしては、父、晏弱の方が面白いかもしれません。少しづつ頭角を現しながらも、人として男として屹立している姿にしびれます。

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    Posted by ブクログ 2010年06月06日

    人は自分では到底敵わない行ないを為す者に対して尊敬の念を抱くもので、辛い修行を行なった僧に対して敬虔な気持ちを抱くのもそれである。その伝で行くと晏嬰という人物は聖人である。現代日本人は、どうも富貴を善しとし、成功者への志向が強く、自己喧伝に巧みであろうとする。これは先の大戦後にアメリカ的な物の考えが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年05月18日

    社稷を主とす-この時代には新しい思想を実行したことが興味深かった。君主が神ではなくなり、民の新しいよりどころが必要となったのが、晏嬰の生きた時代だったのだろうか。そして最も魅力を感じたのは崔杼。宮城谷氏の作品を読むと、悪人とされている人物でも実は歴史の敗者で、本来は魅力ある人物だったのではないか、と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年03月25日

    何度も読み返してボロボロになり、何度も買いました。それだけ面白く、感動します。

    <2015年3月25日追記>
    何度目かの再読。断道の会に出席するまでのスリリングな展開は、何度読んでも面白くドキドキする。そして結末は判っていても崔杼の魅力的なこと...。
    デジタル文庫に入れたので、いつでも読めるのが...続きを読む

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